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【遊戯王OCG】リンク活用6&10リチュア ―新規がない中どう戦うべきか

DAWN OF MAJESTYにてガスタに新規カードが来ましたね。ガスタとリチュアは同期であり、霊使いに似た容姿の少女が居たりと対のような扱いのテーマです。
一方でリチュアは2012年1月24日稼働のデュエルターミナル最終弾「破滅の邪龍ウロボロス」が最後の収録と9年半以上新規がもらえていません、悔しいですねえ!
SELECTION10も時期の近いラヴァルの収録でこれはワンチャンあるか!?と思ったら、まさかの後継テーマの影霊衣の強化、悔しいですねえ!まぁ影霊衣も今となってはパッとしないのは言うまでもありませんが…。
あと氷結界はストラクチャーデッキが出ましたし。世界一かわいいエミリアちゃんの新規ください、時代的にロリなのは言うまでもないしもちろんツインテは崩さずにお願いしたいですね。

そんなリチュアが現代遊戯王で戦うにはどうすべきかを考えてきました。
ただやはりイマイチ納得のいく仕上がりにはならなかったので、「これを入れた方がいいんじゃないか」みたいな意見は大歓迎です。
俺の方がリチュアを使いこなせている!って思う方は、何かしらの媒体で発表してそれを是非教えてください。

デッキレシピ

リチュア3

データベースのレシピはこちら。
まずは実際に使用しているデッキレシピとなります、ガエルやシーネットルを用いてリンク召喚を行い儀式召喚に繋げる構築です。見ての通り採用している儀式モンスターはガストクラーケとジールギガスになります。
手札誘発やその対策となるカードは入ってませんが、単純なデッキスロット不足と基本的にケアできないなと判断し割り切った構築にした結果となります。

回し方 基礎系

古いカテゴリーな上に儀式召喚の都合、1枚初動はおろか2枚初動は存在しません。その上で汎用的な妨害に弱いので、それらをケアするムーブはよほど手札が良くないと出来ないので今回は記述しません。

リチュアの儀水鏡と儀式モンスター
儀式魔法であるリチュアの儀水鏡、このカードは儀式効果自体は普通の儀式召喚であるが、墓地効果として自身をデッキに戻すことで墓地の儀式モンスターを手札に戻すことができる。
儀式召喚のリリースとして儀式モンスターを用いることで、儀式召喚によるアド損を回復できるデザインとなっている。またデッキに戻ることでシャドウ・リチュアのサーチ先が無くなる事態を避けることが出来るデザインでもある。

シャドウ・リチュアとヴィジョン・リチュア
手札から自身を墓地に捨てることでシャドウ・リチュアは儀式魔法、ヴィジョン・リチュアは儀式モンスターをデッキから手札に加える効果を持っている。儀式召喚のパーツの多さを
また即座に墓地へ捨てることが出来る上にターン1もないことからサルベージとの相性が非常にいい。

リチュア・アビスと海晶乙女コーラルアネモネ
リチュア・アビス
サイレンス・シーネットル又は鬼ガエルが手札ある場合の動き。
アビスを召喚時の効果発動。シーネットル又は鬼ガエルを特殊召喚。2体の水属性で海晶乙女コーラルアネモネをリンク召喚、アネモネの①効果でリンク先にアビスを墓地から特殊召喚。特殊召喚したアビスの効果発動。
こうすることで2枚のリチュアをサーチすることができる、そしてアビスはシャドウ・リチュアとヴィジョン・リチュアをサーチ可能なので後1枚で儀式召喚に繋がる。

回し方 実用編

基本の3枚初動とその拡大
まずアビスとアネモネを用いた、上記の動きで2枚のリチュアをサーチ。それに加えて手札にあるカードを用いてイビリチュア・ガストクラーケ2枚とリチュアの儀水鏡を手札に揃えます。この時必ず墓地に1枚はヴィジョン・リチュアを墓地に置きましょう。
儀水鏡を発動しガストクラーケをリリースしガストクラーケを儀式召喚、そしてガストクラーケの儀式召喚時効果で相手の手札をデッキに戻す。
墓地の儀水鏡の効果で墓地のガストクラーケを手札に戻す。
場のアネモネとアビスとガストクラーケでリンク4海晶乙女グレート・バブル・リーフをリンク召喚。
次のターンでバブルリーフの効果で1枚ドロー出来るので1枚の消費でハンデスと大型が着地する形となります。

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展開

展開2

展開3

正直しょぼいと言われても反論は出来ませんが、この展開のミソは儀水鏡又はシャドウ・リチュアが別途にあればその枚数だけハンデスを追加出来るという点にあります。
やりことは非常にシンプルで手札に戻ったガストクラーケを場のガストクラーケをリリースして儀式召喚、それを繰り返すだけです。

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展開4

後攻や2ターン目以降は同様の方法で、イビリチュア・ジールギガスを用いてのビートダウンを狙っていきます。
ただしジールギガスの効果が不確定な要素を含むものなため、解説出来る展開パターンというものはありません。ちょっと酷かもですが慣れて覚えろというしかありません。
強いて言うならアネモネやシーネットルを用いなくても儀式召喚が可能なら、先にジールギガスから動くことをお勧めします。何故ならその場合ジールギガス2体と超弩級砲塔列車グスタフ・マックスのワンターンキルが成立する可能性があるためです。先ドロー的観点も勿論あります。

シャドウ・リチュア+リチュア・ビースト
シャドウは自身の効果で墓地に送ることが可能なレベル4モンスターであり、リチュア・ビーストは墓地のリチュアを特殊召喚出来るレベル4モンスターです。この2体が揃っていれば即座にランク4に繋ぐことができます。
そしてこの2体は共に水属性なのでバハムート・シャークNo.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲンのエクシーズ召喚に繋げることも可能です。
…まぁ正直なところデッキが回らない時の保険的なムーブ感は否めませんが。

鬼ガエル+水属性モンスター
鬼ガエル
①で手札を切って自身特殊召喚、鬼ガエル②でデッキから粋カエルを墓地へ。
鬼ガエル③で自身を手札に戻す。
鬼ガエル通常召喚、②の効果でデッキから鬼ガエルを墓地へ。
粋カエル②で墓地の鬼ガエルと除外し自己蘇生。
鬼ガエルと粋カエルで餅カエル。相手のスタンバイに餅カエルの効果でデッキから魔知ガエル特殊召喚。
リチュアじゃない?知らん俺の管轄外だ。アビス引けない時は大体これでお茶を濁すことに…。

このデッキの難点

言うまでもなくカードパワー不足はあるのと、致命的なぐらいに墓穴の指名者に弱いのですが、何よりもリチュア自体が同じレベルの儀式モンスターをリリースしてなんぼのデザインでありながら儀式モンスターの層が薄いことが9年前から尾を引き続けるテーマの問題性だなと思います。先攻で強いレベル10か後攻でも強いレベル6が欲しい…正直なところどちらかに寄せたい。
逆に足元であるアビスとシャドウとヴィジョンの3枚は文句なしに強いので、この点をしっかり活かしてこのテーマについて考えていきたいなと思います。
いいから新規よこせ!!!

おまけ 採用カード個別解説

全部のカードについて一言書いてますので長いです、お暇な人やリチュアや採用カードが全然わからんという人だけ読んでいってください。

《イビリチュア・ジールギガス》
豪快に見えて堅実なレベル10儀式モンスター。なんだかんだ高打点とドロー効果は非常に使いやすい。
デッキバウンスは決まって欲しくない時に決まり、決まって欲しい時には決まらないのはご愛嬌。
先攻1ターン目以外はこのカードによるビートダウンを狙っていくことになります。3体並べてゴリ押したいので3積み。

《イビリチュア・ガストクラーケ》+
かわいいエミリア。
かつては聖刻リチュアで活躍し、制限カードにまで至ったパワーカード。
ハンデスの質としては非常に高い一方で、ハンデスコンボの成功率は同世代の【ゼンマイハンデス】に水をあけられていたからか、現在は他のパーツ共々ほぼ無制限となってる。(他でもやらかしたレダメは除く)
2枚あれば場に出たガストクラーケをリリースし、繰り返しの儀式召喚が可能なので2枚の採用。
エミリアかわいい。

《リチュア・アビス》
ありがちなジェネリックエアーマン。
守備力を参照する都合、ビースト(守備力1300)をサーチできない点には注意。
純構築なら3枚安定。

《シャドウ・リチュア》
手札から捨てて儀式魔法をサーチする方。
アビスが居るけど特に儀式召喚に繋がらない手札の時は、大体こいつを手札に抱えておけばいい。
レベル4なのでビーストで釣り上げてのランク4に成れる点もミソ。
3積み以外ありえない。

《ヴィジョン・リチュア》
手札から捨てて儀式モンスターをサーチする方。
守備力の高い儀式モンスターをアビスで間接的にサーチしたり、ディーヴァでリクルートしたり出来るが今回の構築では関係ない。
儀式モンスター2種採用なので3枚採用。

《リチュア・ビースト》
出た当時はアビス釣り上げ機、エクシーズが出てからはランク4製造機。
現在はアネモネの強力さ故にアビスを釣り上げがちではあるが、バハシャやクラーゲンを始めとしたエクシーズも強力なので状況判断で使い分けよう。
枠と召喚権と初動に使いづらい都合2積み、増やしてもいいよ。

《鬼ガエル》&《魔知ガエル》&《粋カエル》
鬼ガエルを中心とした、水属性定番の出張セット。
アビスを引けない時にとりあえず鬼ガエルと水属性1枚で餅カエルを立ててお茶を濁したり、逆にアビスと一緒にアネモネになって回転に貢献したりと器用に立ち回れる。

《サイレンス・シーネットル》
とても緩い条件で特殊召喚出来る水属性。
アネモネは勿論、レベル4なのでバハシャやクラーゲンに成れる。
水属性しか特殊召喚出来なくなるので、グスタフやアーゼウスに頼れない点には注意。

《鰤っ子姫》&《ワン・フォー・ワン》
実質アビス、つまり7積みってわけ。
ワン・フォー・ワン使用時は鰤っ子姫の名称ターン1に注意。

《リチュアの儀水鏡》
リチュアを象徴する儀式魔法。儀式魔法のアド損を回収を出来る画期的なカードだが、これしかないのがリチュアというテーマの悩みのタネである。
シャドウの存在ゆえにサーチが効くのと儀水鏡素引きはシャドウ経由よりも応用が効かないので2積み。

《サルベージ》
大宇宙、ある意味リチュアを使い意味と言える1枚。
リチュア下級と鰤っ子姫、蛙3種、シーネットルが対応。
特にシャドウとヴィジョンは手札で即座に効果を使えるためとても嚙み合わせがよい。
超強いしシャドウとヴィジョンのおかげで他のデッキよりも腐りにくいため3積み。

《浮上》
アビスとヴィジョン、鰤っ子姫、そして蛙3種が対応。
基本的にはアビスを使いまわすためのカード。

《深海のアリア》
墓地から水属性を除外し、デッキから海竜族を手札に加えるカード。
シャドウとヴィジョンを手札に加えるカードだが、墓地回収を繰り返すデッキなのでよく考えて使おう。

《死者蘇生》&《ハーピィの羽根帚》&《成金ゴブリン》
定番のカード。
特筆すべきポイントとしては、死者蘇生はジールギガスをリリースしてジールギガスを儀式召喚→リリースされた方を蘇生で合計3回効果発動といった動きができる。
成金は単に他のドローソースがあまり嚙み合わないため。

《餅カエル》
このデッキではバハシャからも鬼ガエルからも出る。
自身をリリースし自身を回収するのが定番の動きだが、②は水族なのでガエルや儀式モンスターをリリースでき、③は水属性なので様々なカードを回収出来るので柔軟に立ち回ろう。

《アーマー・カッパー》
バハシャから出したりアネモネのリンク先に残ったアビスを処理したりできる、あまり使わない。

《バハムート・シャーク》&《No.4 猛毒刺胞ステルス・クラーゲン》&《ステルス・クラーゲン・エフィラ》
水属性縛りランク4の定番。

《No.101 S・H・Ark Knight》
ランク4の除去カード。鳥銃士カステルと比較されがちな1枚だが、水属性であることとアーゼウスと相性がいいことからこのデッキではこちらを採用。

《超弩級砲塔列車グスタフ・マックス》
ギガスギガスグスタフ(3200+3200+2000)のワンキル呪文で名をはせた1枚。
勿論その運用は変わらないが、アネモネやシーネットルの効果の使用後は地属性であるこのカードは出せないので注意。

《天霆號アーゼウス》
もはや定番のエクシーズの切り札。
光属性なので、グスタフ同様水縛りに注意。

《転生炎獣アルミラージ》
通常召喚したアビスを墓地に送るためのカード。
そこから浮上やアリアの発動に繋げることができる。

《マスター・ボーイ》&《清冽の水霊使いエリア》
水属性指定リンク2。
エリアの方は「水属性モンスターを含む」なのでアルミラージ+浮上でもリンク召喚できる。
マスター・ボーイはパンプでごり押せる。
受動的ではあるが手札を稼げるのでアビスが余った時に出そう。

《海晶乙女コーラルアネモネ》
水属性指定リンク2、メインの下級モンスターやマスターボーイを特殊召喚可能。
基本的にはアビスを特殊召喚し、サーチ回数を稼ぐためのカード。
リチュアと相性のいい水属性リンク3が居れば完璧なんだけどな…。

《海晶乙女グレート・バブル・リーフ》
水属性リンク4、バブリーではない。
先攻展開パターンで使用、基本的にアネモネを除外しドロー、もし生き残ったらアネモネを帰還させよう。帰ってくるわけがないが。



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