楽園追放
こんばんは〜。木曜日のnote更新だよ。
最近4歳児が悪いことをするようになった。悪いこと、って言っても家庭内の決まり事を破る程度のことで実際は大したことじゃない。本人の名誉もあるので詳しくは書かないが…。
子どもが悪いことをしている時、見て見ぬふりをしてしまうのではないか?という不安が育児前には漠然とあったのだけれど、まあその不安は完全に杞憂で、ごく普通に叱れますね…。芯から怒っているわけではないから、子どもが叱られて泣いたりすると”おお、かわいそうに…”と思ったりする。でも今の時代、親が怒らないと誰が子どもを叱ってくれるんだって思うから、泣いても普通に叱る。
4歳児を叱っていて思うのが、子どもが悪いことをするとき、あんまり深い理由はないのかなということです。何度も繰り返し悪いことをされると、叱ってる側としては”なんでそんなことするの!”と思いがちだけど、子どもって後先考える能力がまだなくて衝動的だから、その時やりたいことをやってしまっているだけのような気がする。だから、”なんで”という問いにはあんまり意味がないんだろうな。何度も繰り返し叱っているとこっちはげんなりしてくるが、毎回新鮮に叱り続けるしかないんだろうと思う。叱るのは親の仕事だから。
私としては自分の意思で克己して、悪事をやめてほしいと願ってしまうが、まあ4歳児にとっては無理な話だな…と最近思う。叱ったり、いつもは与えているご褒美を没収したりして”悪事は損をする”と繰り返し教える他ない。子どもに克己は無理、実際自分もそうだったし…。バレなきゃいいだろの精神はおそらくどの子どもにもある。
赤ちゃんの時からずっと欲望のままに生きてきて、赤ちゃんは純粋無垢だから欲望のままが許されていたけれど、だんだん成長して知恵がついたせいで欲望にブレーキをかける必要が出てくる。今がちょうどそういう時期なんだろうと思う。
叱るつながりで質問に答えるぞ。
多分これ全親の悩みじゃないですか?質問をくださった方は、”わたしをジャッジするような人間がいないからどんな叱り方をしてもいいだろう”と冷静に分析されているけれど、言語化できずに悩んでいる人も多いと思う。
実際おっしゃる通りで、これは大人がたったひとりで自宅という密室にいるから起こることです。世間の目とか配偶者の目とかがあればそうはならないはず。だから、叱るときは他の大人がいる状況でやりましょうね♩今日の回答は以上♩って言えればいいんですけど、子どもの悪事ってマジで突然やってきますからね。自宅という密室で瞬間的に怒りのボルテージが上がってしまうことはあると思う。
そういう時は、できるだけこちらは言葉を節約し最低限の叱り方で済ませるようにしています。私も上に書いた通り最近しばしば子どもを叱る羽目になるんですが、叱る側であるこちらがあれこれ捲し立てず、子ども本人に自分が何をしてしまったのか、どうして叱られているのか言葉にしてもらうようにしています。
育児本とかを読んだことがないのでこれが最良の方法なのかは分からない。でも、冷静になってから叱らないと、質問をくださった方が悩んでいらっしゃる通り、親側の感情をぶつけるだけになってしまいますよね。実際は、子どもが最後まで自分の口から話してくれないこともしばしばあります。それはそれで仕方がない。悪事を自ら説明しなければならないというプレッシャーで、子どもはしばらく黙ります。その間に親が冷静になれればOKです。
親が叱っている自分を客観的に見たり、しょげている子どもを見て可哀想だなと思いながら叱れるようになれればだいぶ冷静だと思います。そうなってから、どうしてダメだったのか、もう2度としないようにするためにはどうするか、みたいな話をすることが多いかな。まあ普通に数日もすれば忘れられて同じように悪いことをされたりするのが親の常なんですが…。
子どもを叱る時ってどうしたって親の方が悪役だよなと思います。子どもは基本的に罪のない可愛い生き物だし、こっちは35年の人生で悪事まみれです。他人の人生に責任なんてとても持てない半端者なのに、なぜか偉そうに子どもを叱る羽目になっている。私は一体何をやっているんだろう…と思い悩みつつ叱り、そして数日後には同じ悪事を目の前に肩を落としています。
やってられねえ!と正直思います。最近決意したのは、その場その場で叱ったり褒めたりして親としての責任は果たすが、その帰結についてはあまり考えないようにするということです。自分の子どもといえど所詮は他人、一時的に親として責任を肩代わりしてはいるが、本来誰の人生の帰結も他人が責任を取ることはできません。子どもに関する悩みって考え始めると無限に悩みの種が出てきますね。正直、キリがない。その場限りの責任をその都度果たし、あとは自分自身の人生に集中していくつもりです。
今日の回答は以上!毎晩数件の相談や語りが質問箱に寄せられるようになり、迫力が出てきた。全て読ませてもらっています。あなたの人生、私に見せてみませんか?
Big Love…