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そんな言葉じゃ慰めにもならない

答えるのか…?質問に…。

質問に答えます。

もうかなりいい年にもかかわらず、今でも両親に抑圧的にされたこと、母親が教職だったため自分の運動会や参観日は全滅だったことなどを恨みがましく思ってしまいます。 抑圧的支配的な親が嫌いなのに気がつくと親の言動を考えの規範にしてしまい実質親離れが完全にできていない自分が嫌になります。子離れできていない親も苦手です。ほっといてほしいです。親の押しつけがましい愛情と自分がほしかった愛情のミスマッチが元凶だと思っていますが、そう思っても親に恨みを抱いていて、自分でも自分がおかしいと思っています。こうしてほしかったとかぶちまけて親と直接対決でもしないと治らないものでしょうか。

私ではない他人の言葉ですが、親が歳を取って弱ってしまうと直接対決は難しいそうです。弱々しくなった人間に強い言葉をぶつけるのはハードルが高いみたいですね。

それはそれとして、直接対決はあまりあなたの気持ちの整理に役立たないのではないかと思います。今更何を言っても、運動会や参観日が全滅だった事実は変わりません。今謝るくらいなら、あの時して欲しかったことがいっぱいあるよ!もう遅いんだよ!!って、そう言いたくなりませんか?

親と和解するには親の謝罪は原則不要で、親とは違う考え方を身につけたり、親以外の評価を受けることのほうが重要なのではないかと思います。対決して仮に謝ってもらったとしても、親から貰った謝罪の言葉について色々と考えてしまったりして、結局親御さんの支配から逃れられなくなってしまう気がします。物理的、精神的に距離は取れそうですか?気持ちがしんどければ、医療の力を借りることも検討してみてくださいね。

もしタカラジェンヌになるならどんな芸名にしますか?

身も心もタカラジェンヌじゃなさすぎるから、一度も考えたことがないよ!!!それはそれとして宝塚、観劇してみたいです。

もうすぐ妊活を予定している29歳の女です。 仕事はフリーランスの専門職で、楽しく働いています。数ヶ月~半年単位でかかる仕事が多く、来年の仕事もぼちぼちと入ってきたこの頃ですが、その頃はお腹が大きくて動けないかも…悪阻で迷惑をかけるかも…などと思うと妊娠前とは言え自身に降りかかるリスクを把握しながら受注することに大きなストレスを感じています。 もちろん計画妊娠とはいえ、すぐに授かるとも限りませんので妊娠してから考えろという話ではあるのですが、フリーランスという立場上、信用がなくなるのではないか・穴を埋める代打が無いといった不安もあり、妊活意欲が削がれていく現状です。しかし、妊活時期を後ろ倒しにしてもついてまわる問題だと感じ、向き合い方について悩んでいます。
紺さんがどのように向き合われたか、どのように向き合うと良いかアドバイスをいただけましたら幸いです。

わかる、わかるぞ…。私も同じように悩んだ時期がありました。

私は”周囲にかける迷惑の度合い、これくらいなら私だったら耐えられるな”というラインを決めて働いていました。実際私が”かけられて許せる”迷惑の度合いではなく、”かけても耐えられる”迷惑の度合いです。

妊娠出産育児は、どうしたって職場にとっては迷惑です。建前上みんな祝福してくれるけれど、職場にとっては不確定要素が増えるだけであって、本当は休まずに出勤してくれる可能性が高い人間が多い方が良いに決まっています。

でも、病気だったり家族の介護だったり、妊娠出産育児に限らず、大半の人間にはなんらかの不確定要素があります。24時間365日働ける人間ってそう多くはありません。仕方がない、なんとかみんなで力を合わせてやっていこうよと、そういう方針にこの世の中はなっているわけですね。

常に期待に応えられる万全の人間ではなくなるのは怖いけれど、それでも子どもと暮らしてみたいなら、腹を括るしかありません。子どもと暮らすために、どれくらいだったら他人に迷惑をかけても平気でいられるか考えてみてください。私は一人目を産むまでは、ある程度は他人に迷惑をかけてでも、子どもと暮らせる可能性を追求したいと思っていたし、実際そうしました。一緒に暮らしてみると、子どもは一人で十分だなと思ったので今はそこそこ働いている感じです。

私は迷惑をかけられる側としては、大抵のことは許せるタイプです。突然限界を迎えて失踪した同僚の代打を任せるぞと、カンファレンス(患者さんの治療方針についてプレゼンする病棟の一大イベント)の前日の夜に資料作りを上司から丸投げされた時も、まあムカつきはしましたけど、文句も言わず黙々と作りました。しょうがない、私は精神的にも肉体的にもそれなりに強く生まれてきてしまったから、やれることはやろうじゃないかと、そう思っていました。

でも、いざ迷惑をかけるとなると色々考えましたし悩みました。自分がかけられて許せるレベルと、かけて耐えられるレベルって全然違うんですよね。細かいことについては伏せますが、私はこの時期に仕事の内容を大きく変えています。

結局、24時間365日働ける人間を求める職場にとどまって早退や欠勤を繰り返すことも、無理だと観念してそこから去ることも、どちらを選んでも後ろ指を指されるような選択だったと思います。でも、子どもと暮らす可能性を諦めきれず、私は仕事の内容を大きく変えることにしました。

私には複数の婦人科疾患があり、妊娠出産育児にまで至れるかどうかは賭けでした。ありもしない可能性に賭けて私は仕事の内容を変えたのかもしれないと、子どもと暮らせるようになるまでの間、何度も考えました。でも、賭けないという選択肢はなかったから、結局夫と二人で暮らしていくことになっても後悔はしないことにしようと、期限付きの賭けでした。

”妊娠出産育児は素晴らしいことなんだから、全然迷惑なんかじゃないよ♩”とか、”子どもと暮らせるのってとってもハッピー♩育児も仕事も両立できるようなママになろっ♩”とか、そういう言葉ってマジで無意味です。一番大事なのは、あなたがどうしたいかをよ〜く考えること。仕事や育児、全てを天秤にかけて、あなたにとって一番良い形を選び取れるよう、インターネットの彼方から応援しています。

今日の回答は以上!!!

皆さんの質問をお待ちしています。答えられないと思った質問には答えないので、つまり、”こんなこと、質問箱に送っていいのかな…?”などと遠慮せずどんどん送ってきてください。すべての質問、相談、駄洒落に必ず目を通しています。引き続きよろしくお願いします。

Big Love…