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粋雅幟

多忙で気を失っていたら日曜日が終わりかけていた。

どうもこんばんは、日曜日のnote更新です。

今日は4歳児と本屋に行って、童話の本を何冊か買った。

子どもの頃に好きだった本を見つけたのでついでに買った。あらゆる童話の中で私はこれが一番好きだったのだが、今読み返すとかなり悲しい話だ。救いがない。

もう少し成長してからは宮沢賢治の『よだかの星』、三浦綾子の『塩狩峠』なんかが好きだったのだが、あまりに”癖(ヘキ)”が幼い頃から変わっていなくてちょっとウケてしまった。私は破滅に至る犠牲の話が好きすぎる。

そういえば、今朝は9時からYoutubeで他人が勉強している動画を流して、その横で自分も本を読んだり4歳児に勉強を教えたりしていた。

読んでいたのはこの本。鎌倉、室町時代のあたりの把握がかなりあやふやなので、大きな流れを把握しておきたいなと思って購入した。

普段一人で勉強している時は他人が勉強している動画を25分流しては5分休憩する30分のセットを最低2回は繰り返すようにしているのだが、今朝は4歳児に勉強を教えつつ洗濯機などを回し、その上時間指定しておいた荷物が届いて対応に追われたりしたので全く集中できなかった。1時間は動画を流していたのだけれど、旧石器時代から読み始めて、古墳時代くらいまでしか行けなかった。

子どもの相手をしつつ濡れた洗濯物を干したり、届いた段ボールを解体してぺったんこにしたりしながら、”おお、生活とはなんと些事の多いことよ”と思うなどした。こういう細かいことの繰り返しなんだよな、生活って…。何をしているわけでもないのに、名もなき些事に時間を取られているうちに人生が勝手に終わりに近づいていく。何かを成し遂げなければという焦りが、生活の重みで押し流されていくのだった。

週末、スカイツリーの展望台に初めて登った。スカイツリーは11周年を迎えたらしい。なんとなく機会を逃し続けていたので、晴れの日を選んでえいやっと登ってしまった。

600m/分まで加速するエレベータに乗って、地上350mまで登っていく。帰りのエレベーターでは絶叫マシンに乗った時のような内臓が浮く感じがあった。世界で一番速いエレベーターなのでは?と思って調べたが、一番速いのは中国にあるエレベーターで、1260m/分まで加速するらしい。時速に換算すると約75km/時だ。ほぼ車じゃん。

エレベーターの中は江戸切子っぽくて綺麗だった。これのおかげで加速の恐怖がだいぶ軽減されていた。

地上400m近い場所で何をしたかというと、酒を飲みました。

"東京スカイツリーのライティングデザインは3種類あり…"から始まるクイズを出されると大抵答えは"幟"なんだけれど、これは"粋“のカラーのカクテル。高い場所で飲む酒もまた美味い。

Big Love…