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当たり障りなく話す

昨日と打って変わってすっごいいい天気だったな。どうもこんばんは、木曜日のnote更新です。

いつも思うんだけど、1日おきにそんなに書くことがあるわけなくない?

箇条書きで行きます。

・コロナによる行動制限がかなり解除されて、幼稚園の送り迎えや各種イベントで他の親と顔を合わせることが増えた。顔は合わせるんだが、私は他人と触れ合う能力に欠けているので、相変わらず上手くコミュニケーションを取ることができずまごまごしている。

・各種イベントの際に幼稚園の門の前に親たちがたむろしているような状況に度々遭遇する。おそらく他の親に声をかけるべきなんだろうなと頭では理解していても、いざその場に行くと、誰とも目を合わせないよう頑張ってしまう。

・なるべく他の親と話したくないので門が開くぎりぎりの時刻に幼稚園に出向く。和やかに話をしていた親たちがこちらを向く。私は小さな声で”こんにちは…”と挨拶だけして、あとはぼんやりしているのだった。

・あまりに”そっとしておいてくれえ!”という悲痛なオーラが出ているのか、たむろしているような状況ではまず声をかけられることはなくてありがたい。ただ単にヤバいやつだと思われている可能性も高いが…自分のことを客観視できないくらい緊張しているので何も分からない。

・帰りの道で他の親に会ったりすると、向こうが挨拶をしてくれることがある。1:1だと比較的話しやすいので、一緒に帰ったりすることもある。わざわざこんな陰気そうな女に声をかけてくれるなんて、優しいなあ!といつも思っている。私だったら私には絶対声をかけない。

・園の前とか帰り道とかでわざわざ他の親に声をかけるのって、別に友達になりたいからではないんだろう。あれは多分、”私は無害ですよ〜”ということを示すためのコミュニケーションだ。だから、話の内容なんて基本的にどうでも良いはずで、自分が無害な親であることを伝えるべく、習い事のこととか子育てのちょっとした困りごととかを適当に話すようにしている。

・たむろしている時もこれが同じようにできればいいんだけど、なかなか難しい。自分が無害であることをアピールするよりも、集団の圧に負けて守りの姿勢に入ってしまう。この臆病さ、なんとか克服できないものか。


・昨晩は珍しく酒をあまり飲まなかった(当社比)。なんとワインを2杯しか飲まなかった!!しかも午後10時前にはきちんと飲酒をやめていた。なんと3時間かけて2杯のワインを…。こんなのほぼシラフじゃん!と思いながら昨夜はベッドに入った。

・私の飲酒スタイルとして、午後7時くらいから飲み始めて11時過ぎまでだらだらと飲み、調子が良ければワインの瓶を1本あけてしまう。脳の芯がぼんやりと緩んだ状態で夜を過ごしていることが多い。

・こうなったきっかけは明らかだ。子どもと暮らし始めてから夕飯がリラックスできる場ではなくなってしまい、それに伴って飲酒量が増えた。

・子どもと食事をするということは、食事の楽しさを演出しつつ、食事のマナーに関する躾をするということだ。やれこぼすなだの、やれしっかり噛めだの、やれ野菜を残すなだの、そういうことに常に気を配りつつ、かつ食事の雰囲気を大きく損なわないようにしなければならないのだった。これが毎晩、年単位で続く。

・私の本来の夕食は、①ニュースでも眺めながら②適当なつまみをちびちびやり③酒を飲むというスタイルなのだが、①と②は子どもと食卓を共にするなら実践は難しい。食事中はテレビは消すし、つまみだらけの味が濃く栄養バランスの偏った夕飯を子どもに出すわけにもいかない。

・つまり、食事の楽しみとして最後に残されたのが酒だけだったのだ。月の残業時間が100時間を優に超えていた頃ですら、酒に頼ろうという気には全くならなかったのだが、子どもと暮らし始めてから飲酒量がみるみる増えていった。そうでもしないと食事の楽しみを感じられなくなってしまったのだ。

・でも最近やっと、夕食のストレスが減ってきた。成長に伴って食事以外の躾の場が増えて、食事くらいはそこそこ気楽に楽しく、と思えるようになったことが大きいのかもしれない。酒で脳の芯を緩めてまで”きちんとしなければ”という厳しい規範意識からの逃避を図らずとも、楽しい夕食の一時を共にできるのならそれに越したことはない。

ここでおしまいにしても良いんだが、質問を溜めまくっているので質問に答えます。

育児や家事など参考になる情報が多くて良いなとTwitterを利用しているのですが、スープストックの件をはじめ、子育て世帯を毛嫌いするツイートを目にすることもあり悲しくなります。 一部の人の意見だとは思いますし、人は皆赤ちゃん、子供だったのにそこまで嫌うのかすごいなともはや何とも思わない時もありますが、子供と出かける際に周りに迷惑になっていないか、なるべく泣かないようにこうしようとかいつも以上に気が張ります。
もちろん、そういうツイートや子供の有無に関わらず、人としてマナーやルールを守るように行動するよう心がけていますし、実際出かけると優しい方が多いので、こちらの気にしすぎなのかもしれませんが、、 同じくお子さんがいらっしゃる紺さんは、昨今の子育て世帯に対する悲しい意見や行動についてどう感じていらっしゃいますか?

もともと子どもが苦手であることも手伝って、”せっかくのんびりご飯を食べようと思って行った店で赤ちゃんが泣いていたら、そりゃあゲンナリするよなあ”と思っています。

矛盾するようだけど、子育てをしている側の心構えとして、嫌な思いをした時に”自分や子どもがマナーやルールを守らなかったせいだ”と思わない方がいいと思う。
この世は理不尽さに満ちているので、母親が楽しそうにしているだけで気に入らんやつもいるし、子どもが飲食店に入店してきただけで舌打ちが止まらんやつもいる。

どんなに気をつけていても、うるせえとか子連れは迷惑なんだよとか、言われる時は言われると私は思っています。
子どもという一見躾でコントロールできそうな生き物を抱えた女がヘラヘラしていたら、”これは何か言ってやらねば”と正義感を発揮したくなる人間がいるのは理解できます(男親がヘラヘラしていることもあるだろうけれど、こういう時に何か言われるのは圧倒的に女親が多い)。
臨床の場にいると、子どもをコントロールするのが難しいケースも多いんだなと身にしみて分かるんですけどね。子どもが大人の言うことを理解した上で実行するのは、実はとても難しいことです。

でも、その上で、私は一度も他の親子に苦言を呈したことはないし、幸いにして一度も苦言を呈されたこともありません。大半の人間はそんなことはしないんです。だから、あなたの言うとおり、あまり怖がらなくて良いと思いますよ。あたたかくなってきましたし、子どもを連れてのお出かけが楽しめるといいですね。


Big Love…