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自己開示のさせ方が下手…!

こんばんは。日曜日のnote更新の時間だよ。

4歳児が冬休みに入ってしまったので、今まで以上に更新が行き当たりばったりになっている。
普段のnote更新は大抵、仕事帰りの適当な喫茶店か通勤電車の中、もしくは夕飯を作った後幼稚園に迎えに行くまでの時間を使って書いている。1時間くらい集中して書いて、4歳児が眠ってからなんとなく全体を見直して少しだけ修正を加えてからアップすることが多い。

修正は必要な時とそうでない時がある。自分の中の澱みたいな感情を書いた時はかなり注意が必要で、書く必要のない露悪的な言葉が並んでいるので段落ごと消すこともしばしばある。一度書いたことで”これ書く必要ないな”と冷静になる過程があり、それを自分自身が必要としているのかも、と思う。セラピーとしての筆記…。

私がフォローしている中に毎日日記を書いている人が何人かいて、自分自身が更新を始める前は”よくそんなに書くことがあるな…”と感心していたのだが、これは多分違う。書くのが先で、書くべきことは後から湧いてくるのだ。

定期的な更新を始めた頃はなんとか書くべきことを探そうとして、色々な場所に行った。思い出深いのは友人Aと行った横浜中華街の占い店である。行った時のことは多分以前もnoteに書いたのだけれど、これが生まれて初めての占い体験だった。

Aは毎年横浜中華街の占い店に必ず行くことにしていて、その頃私がちょうど占いに興味を持っていたので一緒に連れて行ってもらった。都内から電車を乗り継いで揺られること1時間以上、占い店がどんな雰囲気なのかすら知らずに入店したのだが、かなりフランクな感じの店だった。ホームページを事前に確認した時点では怪しい壺を売りつけられかねない印象があった(偏見)ので不安だったのだが、全くそんなことはなかった。

占いをされて1番衝撃的だったのが、自分の自己開示の下手くそさだった。占いに対する勝手なイメージとして、占われる側はぼんやり座ってさえいれば未来をズバリ当ててくれる託宣が降りてくるようなイメージを抱いていたのだが、それは全くの誤りだった。

占い店は、例えば進路で悩んでいるとか、近いうちに結婚したいけどどうすればいいですかとか、明確に占われたいことがある人間が行く場所である(当たり前)。私は占いがどんなものか知りたい以外の感情がなく、自分の悩みをうまく話せなかったので占い師をかなり困惑させてしまった。そりゃそうだ…具合が悪いところもないのに、病院の雰囲気を知りたいからという理由で内科を受診するバカはいない。あの時の占い師さんには悪いことをしてしまった。

あの占いから1年か…。今年がどんな年になるか占ってもらった気がするけど何も覚えていない。占い甲斐のない人間である。

今年1番しんどかったのは一緒に暮らしている子どもがCOVID-19陽性になってしまい、10日間本当に家から一歩も出ずに過ごしたことだった。3歳児と過ごす自宅から出ない10日間、かなり壮絶だった。
Amazonでありとあらゆる玩具を頼みまくり、それでも遊びのネタ切れを起こして結局は全てを諦めてYoutubeでダンスや体操の動画を見せていた気がする。下の階に音が響くことを恐れてでかい防音マットまで買った。ダンスブームが去った現在、そのマットは折り畳まれてクローゼットにしまわれている。そのうち前転の練習とかをするときに使えるかな…。

以前メンバーシップ向けの記事にも書いたけれど、おそらくいまだに後遺症を引きずっている。記憶力が著明に低下したせいで、9月にあった総合内科専門医試験の勉強でめちゃくちゃ苦戦する羽目になった。覚えても覚えても、記憶が粗雑な網目からすり抜けていく。元々記憶力がそう良くない方なのに、出産育児と加齢、それにCOVID-19感染を経てもう完全にあかん域まで記憶力が落ち込んでしまった。

試験前日は強いプレッシャーを感じてあまり眠れず、強い嘔気を自覚しながら起床した。生まれてこのかた色々な試験を受けてきたが、こんなに最悪なコンディションで試験を受けるのは初めてだった。試験の手応え自体も振るわなかったが、混雑に巻き込まれながら会場を出るのが絶対に嫌だったので最終ブロックを30分くらい早めに切り上げて外に出た。

手応えもなかったくせに、重圧から解放されてアドレナリンが出まくり、試験会場のあった五反田の街が輝いて見えた。試験が終わった!というアドレナリンの赴くままに試験会場の近くをなんの目的もなくぐるぐる歩き回り、近所の公園のベンチに座ってそこで遊ぶ人たちを眺めていた。
試験会場にいたのは試験官以外全員内科医だった。内科医以外の人間を見たいと思って公園に行ったことを覚えている。上半身裸で自転車を乗り回して奇声をあげる小学生男子を眺めていたら気が済んだので帰宅した。試験は結局ギリギリの点数で合格していた。ろくでもない成績だったが受かればこっちのもんである。

今年はどんな1年でしたか、という質問が来ていたので2022年を思い返しながら書いた。書いたは良いんだが、今日1日4歳児の相手をしていたからへろへろなんだよな…。なんか2022年の総括でも書いて良い感じに文章を締めたかったけれど何も思い浮かばん。ここから1週間は仕事もしつつ元気いっぱいの4歳児の相手もし、散らかった家の大掃除もして…と想像しているだけで失神しそう。無事に2023年の仕事初めが迎えられるよう、紺を応援してください。

Big Love…