絶対に行きたくない
質問に答えます。
子供のお友達のお家でバーベキュー、人生においてやりたくないことランキングの中でもだいぶ上位に入ると思う。めちゃくちゃ嫌だ。
”他人のお家でバーベキュー???親子間での親睦会???自宅で冷え切ったペヤングでも食ってたほうがなんぼかマシです”という気持ち、理解出来ない人には理解出来ないんだと思う。しかも、大人と大人のお誘いなら適当な理由をつけて断れても、子どもが絡むとそうもいかない場合もありますよね。
私も幼少期、友達の誕生会に度々誘われました。毎回母に”行きたい!”と言っては”ダメ”と断られ、”この人はなんてケチなんだろう”と憤慨したものですが、親になった今、母の気持ちが痛いほどわかります。よその子どもの誕生会になんて、付き添いたいわけがない。
バーベキューには酒も出るとのことで、他人の醜態を見たくないというあなたの気持ちもごもっともですが、完全なシラフで参加するほうがキツくないですか?まあ、これは大酒飲みの意見なのであまり信用しないほうが良いかもしれません。
幼少期のことを思い出すと、子ども同士って案外クールで、そういう会に参加したかどうかを気にせず仲良くしていた気がします。私は友達の誕生日会に行かせてもらえなかったけれど、それでハブられることはなかったです。
学校生活って様々なパラメーターがありますよね。勉強ができるとか運動が得意とか話が面白いとか、長い時間を一緒に学校で過ごすことで、子どもは子どもなりにいろいろな評価軸があるわけです。だから、親が気を揉んで”バーベキューに参加しないと子どもが可哀想かも…”とか思う必要はないんじゃないかな。
今回は参加されるとのことで、あなたはめちゃくちゃ偉い!!!行くだけで満点ですよ、そんなの。もう後は野となれ山となれ、です。別に愛想良くしなくてもいいし、楽しめなくてもいい。参加しただけで偉人。私なら行かない。あなたは私より偉い。自信を持ってください。
子どもの頃って、25歳過ぎたらおばさんだと思ってませんでした?私だけかな。
私は現在36歳ですが、35歳になった時”私は、もう若くない!!”と思ったものです。だから、35歳の誕生日は結構気が重かったね。でも、そこから先はどんどん気が楽になりました。35というラインを超えてしまったら、若さにこだわる必要がなくなったのかな。諦めがついたと言えるかもしれません。
”おばさん”の定義についてはかなり解釈が難しくて、蔑称としての”おばさん”は何歳になっても拒絶していきたいですが、まあそれなりの年齢になってきたので、”私も、おばさんかなあ…”と密かに思うことはあります。油物が苦手になってきた時とかは特にね。若い時にもっとたくさんポテチとか食べとけば良かったよ。ちょっと食べただけで胃もたれがすごいんだから…。
私は職業柄、人生の先輩と接することが多いです。過疎地で働いていた時は、外来に60代の患者さんが来ると”若いなあ!”と思ったものです。心の中で”素敵だな”と思った患者さんの年齢は、カルテでつい確認してしまいます。素敵な人は何歳でも素敵です。私の外来に通っている89歳のおばあちゃんは、いつも必ず指にでっかい石のついた指輪をつけて、最近食べた美味しいものの話をしてくれます。自分なりの人生の楽しみ方を見つけた人を見ると、こんなふうに歳をとれたらいいなと思います。年齢という抗えないものに身を任せつつ、自分なりにベストな年の重ね方をしていきたいなと思っています。
Big Love…