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花がひらいた、ただそれだけで

・火曜日だ!note更新だ!

・近況を書いていくぞ。箇条書き回です。ここ1ヶ月くらい忙しすぎたので今日は短めだぞ。

・最近子どもが、”●●ちゃんのこと好き?”ときいてくるようになったので、”●●ちゃんが一番好きだよ”と答えるようにしている。

・ありのままの真実を答えるのであれば、私は夫が一番好きである。しかし、真実など幼い子どもの質問の前ではどうでもいい。”あなたが一番だよ”と答えるのは、私がそう答えるべきだと思っているからだ。親の愛情なんていつかは絶対に拒絶されるものなのだから、その日まで私は絶対に”●●ちゃんが一番大好き”と返答し続けるつもりでいる。

・で、そう答え続けていたら、”●●ちゃんが怒られてても好き?”という質問が追加されるようになった。悪いことや間違ったことをした時、当然怒られるわけだが、それでも私のことが好きかときいているわけだ。

・”例え叱られても、私は徹底的に否定されることはないに違いない”という、子どもなりの勝算があるらしいのだった。いい感じに自己肯定感が育っているようで何よりだ。この質問についても、”叱られても怒られてもいつも一番好きだよ”と答えている。

・この一連の質問は、”どうしてママは●●ちゃんが好きなの?”という質問で締め括られる。この質問に対しては、初めは”●●ちゃんが可愛くていい子だから”などと適当に回答していたが、これは不適切な回答だった。

・私の子どもが他人に育てられている全く知らない子だったら、同じように可愛いとかいい子だと思うことはなかっただろう。4年と短いながらも子どもと私の間には歴史があり、構築された関係性や感情の応酬がある。

・なので、最近はこの最後の質問に対して”●●ちゃんが●●ちゃんだから好き”と答えているが、決まって4歳児は”どういうこと〜?”とゲラゲラ笑って質問は終了する。ただ、”可愛くていい子だから”と答えていた時よりはずっと嬉しそうなのだった。


・今日は午前中WBCを観て、仕事を済ませてから千鳥ケ淵のあたりまで足をのばして咲きかけの桜を眺めてきた。

・桜の咲き方は5割以下だったのに、沿道の混雑具合は10割程度で、ぎゅうぎゅうになりながら咲きかけの桜を眺めた。地面にはすでに桜の花びらが落ちて、アスファルトが白いまだら模様になっていた。

・今日は祝日だったが、仕事に追われて祝日らしいイベントは千鳥ケ淵での数分の花見だけだった。昔は”花見なんて何が面白いんだ”と思っていたが、大人数が集まる場所で桜を眺めるのは、例え酒抜きでも面白い。

・今日立ち寄った靖国神社では宴会自体が禁止されていた。標本木もある靖国神社は桜の名所である。桜を見るだけなら構わないが、酒を飲んで盛り上がるのは禁止されているわけだ。

・千鳥ケ淵にも酒を飲んでいる人はいなかったが、この場にいる全員が花の開花に惹き寄せられてふらふらと九段下の街を彷徨っていると思うと愉快だった。あなたも私も、ただ花の蕾が綻んでいるというその事実だけを頼りにこの場所を訪れた。エンタメが充実しまくり、自宅にこもっていても面白いものが見放題のこの時代に、いまだに桜の開花はこの国の一大イベントなのだった。

Big Love…