見出し画像

やりたいけどうまくできない! でもやりたい!!!

3歳前後は色々なことを自分でやりたがります。着替えも、靴を履くのも、すごーく時間がかかる。

待ちたいけど、時間がない。
でも、自分でやってほしい。
ついつい“早く”と言いたくなる。

親心も葛藤の時期ですね。

そんな時期の見守り方をまとめてみます。

タイプをよく見てみましょう。

途中でボーっとしてしまう?
気が散ってしまう?

時間のある時に、じっくりお子さんの様子を観察します。気が散るタイミングはいつですか?

◆タイプ1
ズボンや袖、靴などを初めは引っ張るけど、うまく指先に力が入らなくて、諦めモード…
手指の器用性が充実してくるまでの期間によく見られる姿です。

ボーっとしているのではなく、諦めモードなのです。
そこに「早くして!」のことばが降り注ぐと、自信を無くしてしまいます。

「どうする?手伝う?」と助け船を出します。でもきっと自分でやりたいはず…
全部を手伝ってしまうのではなく、最後の一引っ張りを残して、途中までお手伝い。
最後のキメは“自分でできた!”となるようにサポートします。

半分以上手伝ったとしても、“やったね!できたね!”と自信の種まきをします。

指先の力は、ハイハイ遊びや鉄棒にぶら下がる遊びなど、全身運動の中で強くなっていきます。
段ボールをトンネルにしてくぐったり、お風呂に行くときに、“お馬さん(ハイハイ)でヨーイどん!”などと遊んだり☺

ハイハイ運動を生活の中に入れていくと力がついてきます。

◆タイプ2
他の物音などが聞こえたら、意識がそれてしまう。

3歳くらいだと、
○○しながら、○○する。

この同時進行は難しいのです。
テレビを消したり、周りの遊具は片づけてしまったりして、他に気が散らないような環境を整えます。

小さなラグマットなどを用意して、“着替えはここね”と空間を決めてみるのも一つの方法です。
集中しやすい環境を整えます。

このタイプの場合、過剰に声をかけるとかえって気が散ってしまいます。

横並びになるように座り、
「これ👉、どうする?」とゆっくり聞きます。
いま、注目してほしいものを“これ👉”
と指さして注目を目標に戻します。

おっと!そうだった!と思い出したかのように動き出します。

◆タイプ3
かまってほしくて、わざとやらない

この場合は、自分を見ていてほしいのです。

“自分でやる!”と気持ちが向かっているときに、
「みてるよ~☺」と“見ている”事実を伝えます。

「足通ったね!」など実況中継のように、事実だけを言葉にして伝えます。

すごいね!偉いね!とほめてほしいわけではないのです。

どのタイプも共通して、
途中で手が止まっていようが、気が散っていようが、本人の意識は「やってる」のです。
ですから「なんで履いていないの?」「ちゃんとやって!」というよりも、

「お!ズボンはいているんだね」と
“やっている子”扱いをするほうが
「うんうん!そうなの」みたいな顔をして続きを始めます。

電車で乗り換えの時間待ち。待っている相手から電話がかかってきたら、
「今、向かっているよ」と答えますよね☺?

周りからは止まっているように見えても、気持ちは、“向かっている”のです。

「見てるよ!」「おっ!やってるね!」
「手伝いが必要だったら言ってね!」

みてるよ。
助けるよ。
やっているの知っているよ。

そういう関係でサポートするとうまくいきやすいです。

手をかけることは減りましたが、
目をかけることは必要な時期なのです。

そんな時期も、あと半年すれば乗り越えていきます。

子育てはインスタントにいきません。
子育てが、インスタントに安易になったら、随分うすっぺらい人間性になってしまうでしょう。
手塩にかけて、じっくり熟成して…
うまみ(個性)が増していく時代です。

文明の力を使うのも、一つの方法です。
「自分でやる!」と張りきったときに、
ビデオに撮ってじいじとばあばにも見せてあげよう!

などと携帯で動画を撮るのもいいかもしれません。そういう時は、集中しますから☺

うまくとれたら、その動画を見たがります。
うまくできている姿を、自分で見つめて、
さらにできるイメージを固めていく。

スマホも使い方次第かもしれませんね☺

モー!と思っても、泣き顔も怒った顔も写真に撮っておく。後で見返したら、そんな顔も思い出です。

そうやって、自分の行動を他のことに向けることで、イライラのコントロールもしやすくなります。

いつか、彼氏や彼女を連れてきたときに、見せてあげよう(笑)
と心の中で悪だくみ(笑)

親だからこそ、少し遠い未来を楽しみに☺
目の前のことから気をそらすのも、一つの方法です。

やってみようかな?と思えたことが一つでもありましたら、嬉しいです。

引用元:

https://twitter.com/happymamapj/status/1333736412093448194?s=21

いいなと思ったら応援しよう!

しあわせお母さんプロジェクト
私たちはいつでもここで待っています。 何かあったらぜひ頼ってください。 この「しあわせお母さんプロジェクト」の活動を継続するために、 皆さんのご支援をお願いします。