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まっすぐ まっすぐ しなやかに

子どもたちには、まっすぐしなやかに大きくなって欲しいと願っています。

竹のようなイメージ。
まっすぐだけど、ポキッと折れない。
圧力がかかったときは、柔軟に曲がるけどはねのけてまたまっすぐに伸びていく。

まっすぐに、しなやかに、高く高く☺️

まっすぐに伸びて欲しいからこそ、まっすぐに表現する力を蓄えたいものです。


まっすぐに、甘える


まっすぐな表現力を引き出すためには、まっすぐに甘える関係性が大事です。

例えば洋服を自分で着られるようになっても、甘えたい時がある。
そんなときに、
んーんーんー(>_<)
泣いたり、ぐずったりする。察してあげることはできますが、それはまっすぐではありません。
「手伝って」「やって」と自分の気持ちを言葉で表現することです。

反対に、「手伝って」「やって」と言っているのに、「自分でできるでしょ」と返してしまうと、まっすぐ表現しても無駄なんだ…と心は曲がって言ってしまいます。

泣いたりぐずったりしたときは、「ん?なあに?」とのーんびりわからないふり。
それでも、言葉が出てこないようなら
「お手伝いが必要だったら、やってっていってね☺️」と助け船。

「やって」と言ったときには、「泣かないで言ってくれると、気持ちがよくわかるよ」
言葉で表現したことを受け止めていく。

まっすぐ甘え、受け止められる体験は、安定感・安心感につながり、しなやかさのもととなります。


相互の関係


関係性は、『相互関係』“相互”です。
親から子への方向性もあります。

例えば、自分は怒りっぽい性格だとする。
子どもが生まれたって、すぐに性格を変えられるわけではない。
ついつい怒ってしまう…。

電車で、我が子と同じような年齢のみ知らぬ子が、だだをこねていたとします。
大変だな~と思っても、我が子に対するほどの怒りは出てこないと思うのです。

我が子にはついつい怒りがわく。それは実は家族への「甘え」でもあるのです。
子どもが自分の顔色をみるようになる…
自責の念に悩む方も少なくありません。

そんな場合は、その気持ちをまっすぐ伝えてみましょう。
「おかあさん、おこりんぼなの…」

もちろん、お子さんにとって、顔色を見るような事は、少ない方がいいのですが、すぐには変えられない。我が子と一緒に成長していくのです。
「おこりんぼのお母さんに優しくしてくれてありがとう!」

自分を責めるよりも、まっすぐ甘えてしまう。それも一つの方法です。


ちょっぴりのユーモアとまっすぐな言葉を


私も何でもない機嫌のいいときに、よく言っておきました。
「おかあさんは、怒りん坊で、忘れん坊で、食いしん坊です☺️」と。

3つくらいならべると、なんとなく面白おかしく、自分のウィークポイントも子どもに伝えやすくなります。

子どもが癇癪起こしているときにも、
「もしもーし、聞こえますか?
アー今、怒りん坊中ですか?
はいはーい!わかりました。しばらくお待ちいたしまーす。」

自分がイライラしそうなときは、
「もうすぐ怒りん坊になりそうだけど大丈夫?」

人間には、怒るという感情があることをまっすぐ共有しておきます。

そんなときもあっていい。
だからこそ
「大好き」「かわいい」「幸せ~」「ありがとう」
これらの子どもを思う気持ちも、まっすぐ沢山伝えましょう。

「えらいね」「すごいね」「いいこね」
この評価とは違い、フラットな関係性の言葉なので沢山使っても大丈夫。

「えらいね」「すごいね」「いいこね」
これは褒める側が優位な関係性の言葉なので、使いすぎると評価を気にする感覚を強めてしまいます。
心から思わず言ってしまうこともありますから、使ってはダメと言うことではなく、子どもを動かすことを目的に使わない方がいいという意味です。

「大好き」「かわいい」「幸せ~」「ありがとう」
「うれしい」
これらの言葉は、子どもから言われても嬉しいものです。
フラットな関係性の言葉だからです。


まっすぐ まっすぐ しなやかに

「おねがい」「助けて」「ありがとう」
「たのしい」「だいすき」「うれしい」
「いいよ」「どうぞ」

子どもに対して、これらの言葉を沢山使っているうちに、悩み事は小さくなっていくかもしれません。

子どもに言わせるよりも、親が沢山使う事が大事です。

まっすぐ まっすぐ しなやかに
自分の気持ちを表現する力を蓄えたら、
きっと豊かな人生を歩んでくれる事でしょう。

私たちはいつでもここで待っています。 何かあったらぜひ頼ってください。 この「しあわせお母さんプロジェクト」の活動を継続するために、 皆さんのご支援をお願いします。