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【運用指図について検討】確定拠出年金(企業型)もう一度ポートフォリオを考えて見た!

確定拠出年金の運用額全体の半分は元本確保型商品である事をご紹介しました。

そこで運用した方が良いと言うのは簡単ですが、実際どうやれば良いか分からないのが本音ではないでしょうか?

企業型確定拠出とは?

日本生命が提供している企業型確定拠出の説明から

確定拠出日生

日生

制度はこのようなものです。

運用商品の種類はざっと以下の種類があります。

1)預金(元本確保型)
2)保険(元本確保型)
3)国内債券型(リスク小)
4)外国債券型(リスク小)
5)国内株式型(リスク大)
6)外国株式型(リスク大)
7)バランス型(リスク中)

実際の商品の種類は企業が運用管理会社と制度設計して選定していますが、運用商品の種類は以上のような分類です。

前プラン全企業での運用利回り実績値が以下のような数値です。

平均利回り

※ここ1年の利回りが良いようです。

某企業で提供されている確定拠出商品の利回り実績を見てみる

1)、2)の元本確保型は利回りはほぼ0なので、3)~7)の商品について、直近3年と10年間の利回り実績を分析してみました。


3)国内債券型(3年と10年の運用実績)
・3年間を見ただけでも100%よりは良い実績ですし、10年間を見た場合はさらに良い実績(110%以上)となっています。

・3年間

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・10年間

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4)外国債券型(3年と10年の運用実績)
・3年間をみると一部の新興国債券は少し、運用実績は良くありませんが、外国債インデックスファンドでは100%以上の利回りです。
・10年間でみると新興国も含めて国内債券同等かそれ以上(120%~150%)の利回りです。

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5)国内株式型(3年と10年の運用実績)
・3年間でみると変動が激しいのが分かり、選ぶ商品によってはマイナス運用となりますが、債券よりも良い商品もあります。
・10年間でみると明らかに債券よりもパフォーマンス
(200%~250%)が高いことが見て取れます。

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6)外国株式型(3年と10年の運用実績)
・3年間でみると商品ごとのバラツキと実績の差がありますが、ほぼプラス利回り(90%~160%)です。
・10年間でみると新興国を除くとかなりのパフォーマンス(200%~300%)であることが見て取れます。

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7)バランス型
・3年間ではXXショックなどの影響は受けますが、ほぼプラス(100%~15%)で運用
・10年間では株式程ではありませんが、良いパフォーマンス(140%~160%)が出ています。

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まとめ

1)10年間以上運用期間があるならば、株式運用が高いパフォーマンを期待できる。
2)株式運用において海外株式が国内株式よりもパフォーマンスがより高い。
3)アクティブファンドはパフォーマンスが高いが、信託手数料が高い。
4)リスクを取りたくない場合は、債券やバランス型の比率を高めにする。

運用検討事

自分で長期間の運用を想定した場合のポートフォリを考えると

1)元本確保型(20%)
2)債券型(20%)
3)株式型(40%)
4)バランス型(20%)

運用期間が長いほど、株式型とバランス型の比率を高めにすると思います。

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