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【使ってみた】確定申告(e-TAX)利用(注意点や苦労したこと等)

毎年恒例確定申告の時期となりました。
2月、3月は忙しいためなるべく早目に申告し還付・納税しています。
これまではe-TAX方式はICカードリーダー+PC設定+事前申請等ハードルが高いため、自分では国税庁の作成コーナーを利用して入力、印刷、郵送していました。
しかし、今年はデジ庁が頑張っており、PC+スマフォによるマイナンバー読み取りにより簡単にできるとニュースになっていたのでやってみることにしました。

スマフォ利用による認証は「2次元バーコード認証」です。
詳しくは以下を参照ください。

【e-TAXコーナーを使ってみての感想と結果】

昨年まで利用していたWeb作成コーナーで入力、印刷、郵送と比べて利用のハードルは上がっていると思います。(個人的な印象)

1)e-TAX利用に事前申請が必要
 これはe-TAX利用する場合に必要もので納税者確認番号取得とパスワードの登録が必要です。
 これはオンラインにより数分で取得可能でしたが、取得する行動に移るまでのハードルが高い(その気にならない)

2)2次元バーコード認証
 マイナポータルを利用している方にはいつも通りの手順です。
 特に難しいことはありませんでした。

3)e-TAX用作成コーナー
 昨年までの入力画面と異なっており、戸惑いましたが基本的に納税帳票をイメージできていれば戸惑うことはありませんでした。

①給与所得
源泉徴収をもとに給与等控除項目や扶養控除に関する項目の入力

②雑所得
・個人年金等の支払証明を元に入力
・暗号通貨の取引内容入力はかなりハードルが高い
 人にもよるとおもうのですが複数の取引所、複数の暗号通貨を取引しているととんでもなく面倒です。
➡自分で暗号通貨の損益フォームに入力するために3日間四苦八苦しながらできました。
(後に税務署に別件で問い合わせた時に難しかった部分について質問すると簡易的な方法を教えてくれたので、次回からはその方式で行うつもりです。※諸所の事情もあるので詳しくは書けませんのでご容赦ください)

③株式等譲渡益課税関係(分離課税)
株式の譲渡益と配当金の入力を特定口座取引報告書をもとに行います。
また、昨年度からの繰越損失額の入力を行いました。
ここでは最近xmlフォーマットで取引報告書で発行してくれる証券会社が多く大変便利です。
➡海外所得税の扱いが難しかったです。

④退職所得
通常の退職金の入力であれば退職所得源泉徴収票の通り入力すると問題ないのです。
➡自分の場合定年退職した時に確定給付分を一時金で受け取り、その翌年に確定拠出分を一時金で受けとり、その後者を入力時作成コーナーの入力フォーマットが確定拠出を次年度以降に受取るケースに対応しておらず、税務署に問い合わせ相談し法律の解釈範囲で作成コーナーでエラーとならない入力をすることで回避しました。
※これはe-TAXで申告しない方はとても面倒になるような予感がしますが、これは税務署+デジ庁の問題ですので早めの改善を要望しておきました。

⑤寄付金
ふるさと納税や他のNPO等への寄付金入力をしました。

⑥医療費控除
作成コーナーに準備されているエクセルフォームに事前入力しておけば、それを読み込むことで終了します。

【感想】
・事前準備は心理的なハードルは高いが、やる気になればそれほど難しくない。
・暗号通貨は同じ取引所で同じ暗号通貨をを取引すると簡単ですが、そう単純ではありません。
・株式等譲渡益に関してはなるだけxmlフォーマットに対応している証券会社を使うと簡単です。(野村証券、SBI証券、SBIネオモバイル証券は対応確認済)
・作成コーナーのわからないところは問い合わせると税務署の方が親切に相談対応してくれます。
具体的になんらかの対応案(法律の解釈とシステムの運用等)を提示してくれます。



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