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【浦島太郎②】亀は外務大臣?恐ろしき竜宮城の国家戦略!!

前回の続きです。

③そもそもなぜ亀はいじめられていたのか?

竜宮城での亀の役職は?

竜宮城での亀のポジションを考えましょう。亀は地上と竜宮城を行き来しています。また、浦島を来賓として竜宮城へ迎え入れています。
亀は「異国同士をつなぐ重要なポジション」であると言えるでしょう。多分G7とか出席してます。

亀は竜宮城の外務大臣として活躍したのです。ポンペオ国務長官みたいなものです。
そんな重役を担っているはずの亀がなぜ子供にいじめられていのか。
 
劇中の子供がおそらく下賤です。そんな子供になぜアメリカ国務長官がいじめられるのか。不思議です。

前回の記事で「乙姫が浦島と関係を持ってしまった」と論じました。

関係を持つまでが早くないでしょうか?
3回ぐらいデートしてからではないか?
乙姫は軽い女すぎないか?

様々な意見があるかと思います。

でも、これはすべて、竜宮城の国家戦略だった――と考えられないでしょうか??

乙姫の婚活パーティー開催?

おそらく竜宮城には乙姫の旦那を募集していた。しかし、いい男がいなかった。
いたとしても日光に当たらないので色白でしょうし、水中の負荷に耐える生活ですから、カロリーは減る一方で、ガリガリしかない。魚か海藻ぐらいしか食べてないから、肉も食わない男子ばかり。
そもそも人間が海の底にいたのか。いないでしょう。
現に「竜宮城に浦島以外の人間の男がいた」という描写はありませんよね。

乙姫も妙齢でしょう。もたもたしてれば婚期を逃してしまいます。
10代、20代の頃は「変な虫がつかないように」と親御さんから、厳しく男女交際を制限されていたのに、30代にもなれば「早くいい人見つけて結婚しなさい」と真逆のことを言われる日々…。

親の身勝手さに、竜宮城に帰るもの毎日イヤだったに違いありません。
そこで竜宮城をあげて、乙姫の婚活を支援していたと考えたらどうしょう。

海の底に結婚相手がいないなら、異国からを拉致するしかありません。その重責を亀が担ったのです。

つまり、亀はわざと地上でいじめられて、正義感に溢れた若い男が助けにくるのを待っていたのです。

大いなる計画に飲み込まれた哀れな男の末路

それが浦島太郎だった。もうあとは簡単ですね。
亀は助けてもらった御礼がしたいとか、都合のいい事をいって浦島太郎を竜宮城へ連れて行きます。お酒を飲ませて、乙姫に接待させて、チョメチョメさせて、結婚させようと目論んでいたのです。

作戦はうまく行きました。でも、ここで計算外のことが起きます。浦島はやるだけやって、

「あ、そろそろ帰るね」と言うのです。

竜宮城は大慌て!
乙姫に種付けさせて、帰る地上の男。
乙姫のプライドもズタズタ。フライデーからは淫売扱いもされるでしょう。
こうなったら、もうやることは一つ。
国家として、全力で浦島太郎を消すしかありません。。

そう玉手箱の出番です。

話の結末は言わずもがな。
玉手箱によって、浦島太郎をほぼ社会的に抹殺されました。
ちょっとした正義感が命取り。

浦島太郎は「大いなる計画に飲み込まれた哀れな男の末路」という見方もできます。というわけで浦島太郎の考察は終わりです!


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