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めぐるめぐる、めぐる子育て

子育ては、この数十年でどのように変わってきたのだろう。
高齢出産で授かった息子。私たち夫婦の友人の多くは、すでに大きなお子さんがいたり、はたまた小学生前後くらいだったりと、ともかく子育ての先輩は数知れない。そういうわけで、多くのおさがりをいただく機会に恵まれる。高齢出産と言えば、デメリットばかりが思いつくが、こうしたメリットだってあるのだ!

今日も、そんなメリットを享受した。新婚生活を過ごした団地で、仲良くなったご家族が我が家まで訪ねて来てくれた。寒くなる冬を前に、お布団を運んで来てくれたのだ。なんともありがたい話だ。夏生まれの息子は、夏の間はタオルなんかでも余裕で事足りていた。が、さすがに冬場はそうもいかないと思っていたところだった。
この団地からは、実はすでにベットもいただいている。ベットには、団地住民からのメッセージ付き!捨てられないね。笑
買えばなかなか大変。経済的なことだけではなく、選んだり買いに行ったりと、その手間もだ。いただくと、そういうことからも解放されるというメリットがある。
そして、おさがりは、私を勇気付けもしてくれる。彼女彼ら(友人たち)も、これを使って子育てを頑張っていたんだなぁ、と思うと、なんだか一人じゃない、という気がするのだ。そして、あのこたち(友達の子どもたち)も、これで育ったのか、と。それは、なんとなく先が見えなくなりやすい子育てに、一点の光が射すようだ。
だから、私は、おさがり大歓迎。きっと、これで大きくなれますな。安心。

ちなみに、昔のおさがり文化は、どのようなものだっただろう。兄弟からのおさがりはよく聞くが、かつて(親の時代?)は、とくに長男誕生の際には、すべて新調されたものが贈られていたと思う。それ以前、祖母くらいの時代は、どうだろう。おさがりするほど、子ども用品自体がそんなになかったのでは、、、?子ども用品をめぐっても、時代はめくるめく変わっている。親から子へ引き継がれていく子育ては、今や、友人あるいは子育てママ同士で引き継がれているのが昨今だ。めぐるめぐる、子育ての変化は、子ども用品のおさがりにもよく表れている。

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