idecoを20年以上運用するとどうなるか?時系列でパフォーマンスを紹介。
証券会社出身者がidecoを20年以上運用するとどうなるか?具体的な金額も公開します。
ざっくりiDeCo(確定拠出年金)は20年やっています。
私は野村證券に勤めており、2001年に入社して以来、強制的にiDeCoをやっていました。当時からiDeCoという名称ではなかった気がしますが、どうでもいいので調べません。ご了承ください。
投資の世界では「時間を見方にすると投資には勝てる」と言われます。
一般的にはドルコスト平均法というやつです。
いわゆる積み立てです。毎月決まった額をコツコツ買いつけるというものです。
実際にデータとして米国株指数に超長期で運用すると年平均で5%程度(たぶん)増えている事実もあります。
増えることがわかっていても人がなかなか投資ができないものです。
などが理由として上げられると思います。
何に投資していいかわからないという人も稀にいますが、原則、米国株指数か世界株指数のどちらを買うという2択しかありませんので迷いようがありません。
最低でも20年は欲しいので早めにやる必要がある。
個人的にはidecoは、遅くても40歳までにスタートすべきだと思います。
40歳を超えると、正直、ideco等の超長期投資は諦めた方がよいかもしれません。
というのも20年以上運用するからこそ、リーマンショックやコロナショックのような大暴落にも耐えられるからです。
後は、あまりに年齢を重ねた後に、まとまったお金を手にしても、使い道に困る可能性もあります。
理想的には65歳でお金を受け取って、健康で元気なうちにガッツリ使うということだと思います。
※あくまで私の私見です。あたり前ですが、使い道は人それぞれ自由です。
複利効果で「ギュイーン!」と増える
加えて、複利効果で上昇スピードが年数が多いほど増えるスピードが速くなります。
↓こういう時間が経つと「ギュイーン!」となるのが複利効果というものです。
いわゆる直線ではなく2次関数的に伸びるのが複利の特徴です。
具体例は郵便貯金です。
バブル期の郵便貯金の年5%の定期預金に10年預けると2倍になると大人気でした。
普通に考えると年5%を10年だと5%×10年=50%で1.5倍にしかなりません。(単利といいます)
が複利で運用すると2倍になるというわけです。まさに「ギュイーン!」効果です。
理屈はもらう利息も使わずに運用されるため、利息にも5%の利息が付くので年が経過するたびに投資元本が大きくなっていることが理由です。
1000万を5%を複利で運用すると利息が50万なのは最初の1年だけです。
2年目は1050万に対する5%なので、利息が52.5万になります。
これを10年繰り返すので「ギュイーン!」効果が得られるというわけです。
どうして長期で運用すると増えるの?
どうして長期で運用するでしょうか?
これも運用の世界では、ざっくりのイメージだと「人口が増えるかぎり」成長し株価は上がると言われています。
もちろん人口だけの問題ではありませんが、深く考えてもしょうがないので、さっくりそう思っておけば良いです。
そう意味で投資対象は以下の2点しか選択肢がないわけです。
まれに定期預金を選んでidecoを増えないで減る!という方がいますが、論外で情弱すぎるので気をつけてください。
解約できないことはデメリットではなくメリットである
idecoのデメリットとして、「解約できないからイヤだ!」という方がいますが、投資経験がない人ほど解約できないことがメリットです。
というのも、上記で説明したように、長期で運用すると増えることがほぼ確定しているのにもかかわらず投資できない方が多い理由は以下です。
これを解約できないidecoだったらどうでしょうか?
解約することができないので、暴落がきても売れません。
数十年先より今使いたいと思っても解約し現金化できません。
唯一、株価を気にして精神的に不安的になるリスクは解消できません。
が、その点は考え方で、現金化できないものを不安になっても意味がないと諦めの境地に達すれば不安になることもなくなるでしょう。
このようにidecoが解約できないということは、投資に慣れていない人が抱える問題点を強制的に解消させています。
なので解約できないことは、むしろメリットと捉えた方が良いでしょう。
前置きが長くなりましたが、私のidecoの実績をご紹介します。
私のidecoの運用期間は2023.7月現在で22年目
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