見出し画像

【行政書士実務知識の習得】行政書士「開業前に思っていたこと」と「開業後の思ったこと」の違い


私はR3の行政書士試験に合格しました。がそこから1年近く開業せずにモタモタしていました。


その理由の一つが「実務経験のなさ」です。


多くの先人たちの教えとしては、「とりあえず独立して、仕事を受注したら必死で覚えろ!」です。


が、これには「肢別過去問集を〇〇回転すれば行政書士試験に合格する」以上に、捉え方を間違うと即死することになるキラーワードだと私は警戒していて鵜呑みにしないようにしています。


肢別過去問集を〇〇回転して不合格になっても、ダメージを受けるのは自分(広い意味で家族)だけで、被害は大きなものではありません。


が、実際に行政書士業務の開始に当たっては、依頼者に相当の迷惑を与える恐れがあります。


場合によっては法令違反で罰則を受ける可能性すらあります。


というような最悪の想定を考えると、「とりあえず独立して、仕事を受注したら必死で覚えろ!」というのは、かなり危険だと私は判断しました。(
あくまで「私は」です)


が、そんなことを言っていると、いつまで経っても開業できません。


一方で他の行政書士事務所でバイトをして、実務経験を積もうと何回かチャレンジしました。


がどうやら、行政書士事務所は近いうちに独立することがほぼ確実な行政書士試験合格者を採用しないっぽいことも理解してきました。


そのあたりはこちらで書いています。


行政書士事務所等に実務経験を積みたい目的でアルバイト募集に申し込んだ場合、どんなやり取りを面談でするか?


※もちろん全部の行政書士事務所がそうであるとは言っていません。


何よりもバイトに申し込んでから採用の可否の連絡までは最長で3週間程度かかる現状に嫌気がさして、バイトに申し込むのは辞めました。



その当時にしたツイート


個人的には、判断の決定者である代表が採用の面談をしているのに、その場(遅くても3日後)で結果を伝えられない意味が良く理解できません。


経営者なら即断即決のスピード感でしょ!と思ったり・・。(生意気ですいません)


Timeeくらい申込ステップが簡単にならないと、たぶんもうバイトに申し込むことはないと思えます。


そんなわけでは実務経験を積むこともできずに、どうしたもんかいのー?状態でしばらく考えていました。


が、色々と考えて、実務経験がなくてもなんとかなりそうなやり方が見えてきたので開業を決意しました。


R3の試験に合格した後、約1年経過しましたが、無事にR5の3月に開業となりました。


現在は開業してからまだ20日しか経過してませんが、実際に開業してみると、開業する前と後では実務経験の習得について大きな見込み違いがあったので、それをご紹介したいと思います。


また、「実務経験がなくてもなんとかなりそうな方法」も普通のことですがご紹介させていただきます。


これから行政書士を開業したいが実務経験がなくて開業をためらっている人の参考になればと思います。


※こうした方がいいよ!というおススメではありません。あくまで、私はこうしているという体験談です。



実務経験がなくてもなんとかなりそうな方法

ここから先は

3,038字 / 4画像
この記事のみ ¥ 400

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?