記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。
見出し画像

愛する加賀ニニを初めてこの目で捉えて❤️‍🔥MRTM自己満レポ(書きかけ)――2023/07/15


💃❤️‍🔥❤️‍🔥❤️‍🔥


やっと……やっと観に行くことができました。どれほどこの日を心待ちにしていたか。

帰宅し、熱冷めやらぬまま、書いています。

卒業から半年が経って、それでもまだあの日武道館で観た姿が忘れられなくて、未練たらたらな気持ちをしゃきっと切り替えるためには、新たなステージで輝く彼女をこの目で捉える必要があったのでしょう。
完全に吹っ切ることはできなくても、今日の“加賀楓”から感じた未来は本物で。やっと、モーニング娘。でない彼女の存在を実感できました。

ただただ素晴らしくて、そんな舞台に加賀楓さんが立っているという事実に心が震えて。
演技も歌もダンスも完璧に仕上がった加賀楓さんが、「ニニ」としてそこにいました。それを、私は今日肉眼で捉えることができたのです。

興奮状態のため記憶違い等あると思いますが、脳内を整理して次の観劇に備えるためにもここに記しておきます。


※このレポは思いっきりネタバレを含みます
(以下、常体)

帝劇到着~開演まで

11:55。日比谷駅の改札を出て、帝国劇場に着くと、既に列が出来ていた。

もうすぐ中に……入れてしまうのか……

12:00。スタッフの方が扉を開けた。列が進んでいく。つ、ついに……。

足を踏み入れた瞬間、そこに広がる景色に圧倒された。既に頭はパニック。取り出しておいたチケットを係の人に渡して、半券をもぎ取ってもらって、いそいそと奥へ進む。

開演までの時間でカフェに行こうとしていたのに、興奮しすぎてすっかり忘れてしまった。

周りをキョロキョロ見回しているとグッズ売り場を見つける。並んでパンフレットを購入。黒のトートバッグも一緒に買って、その中にしまった。

さて、どうしようかと(カフェのことは頭から抜け落ちている)もう一度辺りを見ると、長蛇の列があった。キャストボードを撮影するためのもののようだ。並ぶしかない。
やっと自分の番……! あっあっかっ楓ちゃん、こ、これ、これ、うわわわわなんど見てもかっこいい! 美しい! 📸

これが1番ブレていない写真だった……慌てすぎにも程がある


2階のボードの写真も撮った。1人で来ている人は列の前後同士で写真を撮りあっていたりしたが、私は頼まなかった(自分が写る必要はないかなと……)。

FSK(これはアクスタだけど)ってピントどこに合わせるのが正解なのか一生分からない


そして、いよいよ座席に向かう。
ドアの先に広がる真っ赤な世界は、事前に知っていても凄まじくて、楓ちゃんと同じような反応(「やばっ!」)をしてしまう。

観覧車本当にずっと動いてる〜!ゾウも迫力あるなぁ……きらびやかだ。見とれつつ席に向かう。

私の席は2階、D列。前から4番目であるし、ニニは下手側によく登場すると聞いていたが、上手側だ。正直、あまり期待していなかった。同じ空間にいられるだけで幸せなのだ、と。

7/1は発券開始日、早く席を知りたくて仕方がなく朝からうずうずしていた

しかし、座席に着くと……。
ち、近!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(サムネ写真)

思っていた10倍近かった。興奮状態で着席して、眼鏡をかけてみた(普段は裸眼だが視力が良くないためコンサートの時は着用している)。
み、見える!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

オペラグラスも持参していたため、覗き込んでみる。
……こ、こんなの表情まで見えちゃうのでは!?!?!?!?!?
セットの細部までよく見ることができた。凄い。これが、ムーラン・ルージュ……。

ここで私は興奮&緊張がMAXになり、何も考えられなくなってしまった。公演限定ドリンクを飲んでみようだとか、お手洗いを済ませた方が良いだとか、家でシミュレーションしてきたというのに、ただただ舞台をぼぉっと見つめて、我に返ってはボケた写真を数枚撮り、またぼぉっとした。

FSKって(以下略)

ここで、“プレショー”が始まり、舞台上にキャストが登場した。
オペラグラスをかけ、見つめる。
やばい。美しすぎる。何が起きているのかも理解できていないまま、舞台上に人が増えていく。
せ、セクシー!!!!!刺激が強い。
あっあっ、今、今き、キスした!?あ、そ、それはまさか、シガーキスですか!?
まだ始まってすらいないのに、口から変な声が漏れ出そうになるのを必死で抑えながら、必死でキャストを追った。

と、いうか、本当によく見える席だ。

もうこの辺りから記憶が曖昧で、正しいか分からないのだが……。

クリスチャン役の井上芳雄さんが舞台に現れる。
そして突然、舞台が暗転した。13:00だ。


暗転、そして開演(1幕)

暗闇。スポットライトが舞台端のクリスチャンを照らす。
彼が歌いだす。

う、上手い(当たり前)。
予習を最小限にすべく、FNS歌謡祭の映像も録画してまだ観ていなかったから、圧倒された。声が綺麗で、私の知っているクリスチャンのイメージそのものだった。

そうして、始まった。
今回は全体を観てストーリーを楽しむつもりであったから、オペラグラスは最小限と決めた。

彼女が登場する。

ニニ。そのシルエットが映し出され、息をのむ。響く歌。幕が開く。彼女が現れた瞬間、私は涙でぐしゃぐしゃになりながら反射でオペラグラスを握った。それから、彼女が登場しているシーンでそれを離すことはなかった。ずっと、ニニを追った。見つめ続けた。

彼女が、この舞台で、真ん中で踊っている。歌声が聴こえる。あのまっすぐで、力強い歌声が。
娘。在籍時とは発声が異なったが、それでもはっきりと、歌の中に彼女を声を見つけた。
妖艶で、気高い、ニニだった。
表情から滲み出る自信が、ニニであった。
彼女が踊る、踊る、踊る。夢中で手を叩きながらも見つめ続けた。彼女だけを。
捌けたかと思えば、スカートを身に着けて再登場するニニ。
男性に肩を抱かれ、のけ反って脚を高くあげるその姿にもう釘付けだった。

その後、クリスチャンのパートになる。
映画版で予習済みだったから流れは掴んでいたが、やはり少しずつ違う部分もあった。

自由を求める貧乏青年クリスチャンが、ボヘミアンな2人、画家ロートレック(上川さん)とタンゴダンサーのサンティアゴ(中河内さん)に出会う。
サンティアゴがニニと絡むのは事前に知っていたため、謎の敵対心を持ちつつ観察、かっこいい。ロートレックもかっこいい。
3人は意気投合して、自分たちで考えたミュージカルを上演してもらうべくムーラン・ルージュに乗り込む。無謀である。

そこからまたムーラン・ルージュ内のシーンになる。
サティーン(平原さん)の登場シーンはこれも圧巻で、やはりもの凄く歌がうまかった。そして、サティーンにぴったりだった。

ステージの端でサンティアゴがニニに酒を注いでいた。

シーンが切り替わり、控室で経営難についての話をする皆。M’s皆可愛い。ニニも、いる。
「私たち、大丈夫よね、?」
そんな声に対して、ニニが意地悪そうに言い放った。
「何言ってるの、よく考えて。私たちはおしまいよ」(というようなことを)
そして続ける。
「この場所はせいぜい郵便局か駅か、“売春宿”になる」と。
ば、ばば、ばばばばば、売春宿~~~~~~!? この間までアイドルだった彼女の口から出てくるその単語に、自分の中の彼氏面心がざわつく。いや、そういう話なのは知っていたけれど。けど!
「それならあんたは出ていかなくていいわね!」と言われてしまったニニちゃん。笑ってはいるけれどちょっと悔しそうな表情。か~んわいい。
そして笑いながら捌けていく。好き。

話を聞いていたサティーン(平原さん)がクラブのオーナーであるジドラー(松村さん)に投げかける、そんなにやばい状況なのかと。
結局、出資してもらうために公爵をモノにすると誓ったサティーン。失敗すれば全員物乞いになるしかない。がんばれサティーン。

そしてクラブのシーンへ。公爵が登場する。そしてその隣に、ニニが立つ。妖艶に体をくねらせ、腰を振り、公爵の肩に手を置く。そしてもう片方の手には、た、タバコ~~~~~!?(どのタイミングなのかあやふやだからここでは酒の入ったグラスだったかもしれない、どこかでどちらも手にしていたし、一度だけ煙も吐いていた、やばすぎる)
私は興奮しながら目をかっぴらいてそれを見つめた。うわ、うわ、うわ。
クリスチャン達の会話と公爵とジドラーの会話が入り混じる演出。
そしてクリスチャンのことを公爵と思い込むサティーン。

皆が踊る、踊る。
どのタイミングだったか定かでないが多分ここで、ニニが男性に手を引かれてひっくり返る。脚が綺麗に開いて、しなやかで、思わず出そうになる叫び声を必死で抑えた。

そしてダンスが終わり、各々帰っていく。
その時、サンティアゴがニニに絡みに行った。が、それを振りほどいて、ニニが言う。
「あっちいって」
そう、「あっちいって」と言ったのだ。「あっちいって」と。
か、かわい~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!これが噂のツンニニ。かわいいです。素晴らしい表情をありがとうございます。

私が大大大興奮していると、ここで(確か)、サティーンが一瞬咳き込んで、軽く演出が入る。雲行きが怪しい。

暗転。舞台は象の中、サティーンの控室に移った。
クリスチャンのことを公爵と思って過激に誘惑しまくるサティーン。クリスチャンにはその気がないので空回る。アンジャッシュのネタみたいにすれ違う下ネタ会話に会場から笑い声が漏れ聞こえた。映画版でも面白かったこのシーン。観るたびに、加賀楓ちゃんも当たり前のように観ているんだよなって……。
卒業後に娘。が出たヒットパレードで、ほかのメンバーがどぶろっくで大笑いしていたように、楓ちゃんも大きな口を開けて笑うのかな。

そうして2人は愛の歌を交わし、熱いキスをする。キャーー!
そこに本物の公爵登場。焦るサティーン。クリスチャンをバルコニーに逃がそうとするも、そこにはロートレックとサンティアゴが控えておりもうしっちゃかめっちゃか。結局部屋に入ってきた公爵に対して、即興で劇の練習だと嘘をついて、パトロンになってほしくて呼んだのだという話にして切り抜けようとしたのだ。公爵は、サティーンの美しさにほれ込んで二つ返事で了承した、チョロいというかなんというか。
ボヘミアンな男たちの野望も、ジドラーの思惑も実現した。皆は意気揚々と部屋を後にする。残されたサティーンとクリスチャン。
キスのことも愛の歌もなかったことにしようとするサティーンに対して、クリスチャンは交際を迫る。彼は愛を信じて愛のために生きているからだ。結で、人は公爵に隠れて付き合うことになった。燃え上がる禁断の恋愛。クリスチャンの1言で、幕が閉じた。


幕間

1時間があっという間すぎた。
周りの人間がどんどん立ち上がってお手洗いやカフェに行く中、私は放心状態で座っていた。眼鏡を外して、涙を拭いて。また掛けて。そうして初めのように、舞台を見つめた。

ぐちゃぐちゃの感情を整理しようとTwitterを開くが、電波があまり届かず。
ここで、パンフレットを読むことにした。
このパンフレット、2500円なのだが、分厚い。とてもしっかりとしたつくりで、表紙裏表紙に施された加工もかっこいい。いつもハローの2000円ペラペラ冊子に慣れているのでびっくりした。あれも大好きだし毎回買っているけれど。


⚠パンフレット未購入者注意


ぺージをめくる。細かい文章は家でゆっくり読もうと、キャストのページへ。
し、質問事項が!
こ、これ楓ちゃんにも聞かれてるよね、楓ちゃんなら……。
ドキドキしながら読み進める。
平原さんの回答が解釈通りでテンションが上がった。

ここで今日のキャストを改めて確認する。この人だ! みんなカッコよかったなぁ。

そして、楓ちゃん。
何度見ても(以下略)!!!
興奮しながら、回答を確認する。
か、解釈一致!!!!!!!!!!!!!!!!!!
楓ちゃんならこれを選ぶだろう、という答え。最後の一文も含めて、そこには加賀楓100%が載っていた。最高。幕間で1人涙する私。

その後もページを読み進めて(M’s可愛い!)、リハの写真パートへ。
楓ちゃん、楓ちゃん、かわいいね、かわいいねぇ。



そうして残り数分を舞台を見つめることで過ごし、25分が過ぎた。幕が、上がる。


2幕

あの、やばいです。やばい。冒頭、ダメです。

暗闇に、ナレーションが入る。
裏で、もう一つのロマンスが起きていたのだと――。

スポットライトで照らされるサンティアゴと、ニニ。
2人の官能的なダンスは、それはそれは情熱的で。

そして、帝国劇場に、加賀楓ちゃんの、ニニの歌声だけが響いたその瞬間。あふれ出した感情が抑えきれず、私はまた声を押し殺して泣いた。だがダンスは続く。必死に目をこらす。
2人は歌い、踊る。ニニとサンティアゴの、2人だけの世界。
椅子に跨ってのけ反るあのシーン。今まで見たことのない加賀楓の姿がそこにあった。

そして劇の練習シーンに入る。現実世界とリンクしたその劇の練習が行われる端で、ニニとサンティアゴはイチャつく。もう、2人しか目に入らない。楽しそうに笑うニニ。寄り添いつつ、腕を組んで練習を見守り、時折会話を交わす姿。私の気分は嫉妬に狂う公爵。

ここで公爵はケチをつける。サティーンにもっときれいな衣装を着せてくれだの、なんで物語でヒロインは金持ちでなく薄汚れた青年を選ぶのかだの。ロートレックと軽い口論をする。
「私の婦人にはきれいな服を着てもらわないと」とサティーンを所有物扱いする公爵に、クリスチャンが無言でキレてその場を去った。

そうして練習は終わり、去り際にサンティアゴが、ニニに言う。「愛してるよ」と。そしてそれに答えるように、ニニは、2人は………………熱情的に、キスをした

覚悟はしていた。キスシーンがあることは事前に知っていた。が、オペラグラスで、表情もその接触部も見えるほど真剣に2人を捉えていた私の目に、その瞬間が飛び込んできて。私は呻き声も叫び声も何もかも出てこず、ただ、観た。2人は、キスをしていた。

頭の中にぐるぐると余計な感情が渦巻いたが、なんとか失神はせず、私は舞台を観続けた。

そしてニニは、こう返すのだ。
「ばーか」「当たり前でしょう?」

「ばーか」「当たり前でしょう?」「ばーか」「当たり前でしょう?」「ばーか」「当たり前でしょう?」「ばーか」「当たり前でしょう?」「ばーか」「当たり前でしょう?」
ニニ!!!!!!!!
あぁ、愛し合う二人、強がるニニ。
このニニは絶対サンティアゴのこと愛してます。間違いなく。初めにサンティアゴの強いアプローチがあって、今はニニも彼の虜になっているのだろうか。
このシーン、あまりにも好きです。

ここで(確か)、サティーンが一瞬咳き込む。ハンカチで口元を抑えたが、なんと大量の血が溢れていた。やばい。

幕が下がって、カーテンの手前にサティーンとニニ。ニニは、公爵の残忍エピソードを告げる。「彼は危険よ。気を付けて」と。
彼の昔の愛人は彼を裏切ったそれで、愛人の恋人の男はナイフで切り刻まれ、女は酸で顔を溶かされ美を、全てを失ったのだ。
「どうして忠告するのか」と問うサティーンに、ニニは言う。
「私はあなたに嫉妬していた。でもそれ以上に仲間だ、あなたが必要だ」と。
映画版より正義感に溢れたニニは、加賀楓という人物にぴったりとはまっていた。素晴らしい。
ニニがその場を去ろうとする。
(ここも記憶が混ざっている可能性あり)
そこでサティーンがまた咳き込んだ。駆け寄るニニ。
「絶対病院に行って」というニニ。あぁなんて優しい。

舞台は一変、上流階級の世界。布が多く用いられたドレスとスーツを身にまとったカップル達で溢れる中、公爵のもとにサティーンが遅れてやってくる。
明らかに場違いな格好のサティーンに公爵は、「あそこの邸宅はじきに君のものになる。私の妻にふさわしい暮らしをしてもらう」と話す。また、「あの連中と一緒にいてはならない」とも。「劇は初演だけ出ればいい。後は他のものに任せなさい」と。
困惑するサティーンに、公爵はきらびやかなドレスを着せ、大きなつばに羽の付いた帽子を被せた。

シーンはまた劇の練習へ戻る。
また文句をつける公爵。「お前達は私の所有物」発言に思わずニニも拳を握り締めるがぐっと堪えていた。しかしクリスチャンの怒りはヒートアップ。公爵の「どうしてヒロインは金持ちを選ばないのか」という問いに対し、クリスチャンはこう叫んでしまった。「彼女はあなたを愛していないからです!」
騒然とする部屋。公爵もキレ、出資を考え直すと吐き捨て出ていった。
慌てふためく皆。クリスチャンは怒り心頭に発して走り去る。
ここでニニがサンティアゴに、「行ってあげて」とクリスチャンを追いかけるように促していた。ニニ、いい女~~~~~~~~~。(見返り美人風)

控室のシーンへ。
「どうなっちゃうの……」という声に、ニニは「おしまいよ」と言う。
ジドラーはそれを否定する。サティーンならどうにかしてくれると。
その時、サティーンが咳き込んで、血を吐く。


すみません、これ以上書けませんでした。

観劇初日は本当に興奮状態で、帰宅しながら必死に脳内を整理して書き起こしたメモはここで途絶えています。
とにかく素晴らしかったことは事実で、物語がエンディングを迎えたあとのカーテンコールも圧巻でした。
終演後どうやって家に帰ったかもほとんど覚えていません。

次回こそ、冷静に観劇したいです。








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?