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音と人を繋ぐ世界を作るということ。

あー死ぬほど辛かった、けどその分達成感とやりがいと、素敵な光景を作ることができるんだよ!と胸を張って言える。そんな仕事に就けた気がする。

一週間前に着いたのは海沿いの開けた場所。
何も無い。あるのは海と木と燦燦と照る太陽だけ。
そんなゼロを見て今から自分たちが作るのは1なんだよなと。

過去に散々通ったイベントもきっとゼロから作り上げる人がいて、来てくれる人がいて、音を作る人がいて成り立つものだったんだろうね。

ある先輩は、自分たちが作るのはあくまでも場所だと言っていたのを覚えている。
人がいて音があって。それを繋ぐのが自分たちの仕事だ、と。初め聞いた時は何を言ってるのかさっぱりだったんだよなぁ。
それでも今なら少しは理解出来たはず。

あの日の夜見た光景はきっと一生忘れない、忘れられない。

音楽が好きでたくさんのライブに行ってきたと自分でも思う。けどあくまでもそれはお客さんとしての話で、見るのは当然アーティストだった
客でもない演者でもないある種の第三者として見る景色はこの仕事に就いたからこそ。

終わり際、日は落ちて光るのは照明と月。
暑さも落ち着いて不思議と活気を取り戻した会場で、残されたのはトリを飾るアーティスト。
大きな歓声と共に現れる。いつもの口上で始まる演奏。

気付けば泣いていた。
達成感なのか、安堵なのか、はたまた。
あれは渦だ。
巻き込んで熱を増して、全てがステージに集約されて。笑う人も泣く人も、叫ぶ人もあの瞬間だけは1つの世界に居たんだろうなぁ。
世界が変わる瞬間、立ち会うためにやれること。

2019.9.16

書き終わらないので、書き終わらないまま
残しておきます。

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