日本の運転免許証の更新を忘れてた◆Vol.179
今が令和何年なのか毎回調べないとわからないのが「海外居住者あるある」だと思いますが、自分の日本の運転免許証の有効期限が平成表記だったこともあって、令和3年=今年=2021年7月2日の誕生日から1か月後に期限切れとは気が付いていませんでした。
去年は日本に2/29-4/25、7/19-10/17と滞在しました。どちらも香港に戻ってからは2週間の自宅待機、また7月は日本到着後14日間ホテル待機でした。去年は合計6週間も隔離待機を経験しているわけです。今年も日本に行かねばならないのですが、香港へ戻ってきた際に指定ホテル待機となってしまい、その予約を考えると大変なので気軽に日本に行くことができません。なお香港入国後のホテル待機期間は「ワクチンを打って抗体あり」なら7日間。1泊1万円でも7万円と家計的にはなんとかできそうな状況にはなりました(以前は無条件に3週間指定ホテル待機)。
さて運転免許の早期更新は今から10年くらい前にやったことがあります。そのころは日本へ行くのも年に数度だったので、更新期間が1年を切った時点で日本に行った際に更新したのでした。ですので早期更新のことは知っていたし体験しているのです。しかし今回、まさか日本にいたときに早期更新ができる時期だったとは気が付きませんでした。
日本の自宅に免許更新のおしらせのはがきがきたのが5月26日。その知らせを聞いた時はまさに青天の霹靂ってやつで、なんで気が付かなかったんだろうと反省しきり。
平常だったら「じゃあ6月に入ったら日本行くか」って簡単にスケジュールを決められますが、今はそんなことできませんよね。日本に行くとなると、
1.フライト予約
2.フライト72時間前のPCR検査予約
3.日本滞在ホテルの予約
4.日本滞在期間確定(ある程度)
が必要です。この程度ちゃっちゃとできるだろうと思われるでしょうけど、日本の書式でPCR検査結果書いてくれる病院全部に電話して料金や空きを確認するのだけでも面倒なもの。
また日本のホテルを見ると、7月中旬からオリンピックのためか以前ほど安いホテルがあまりありません。どこでもいいならありますが、ホテル隔離に何かあったことを考えると、友人のヘルプに頼れる場所にしたいところ(直接会えないけど、ホテルまでなにか届けてもらうとか)。前回泊まった泉岳寺エリアは今回は泊まれそうにないことが確定。どうするか、、、
さらに6月末はMWC(世界最大のモバイル展示会)のオンライン取材もあるので、10日くらい他のことができなくなります。ということで5月末に「8月2日まで免許更新」と言われても、2か月の準備期間はあるものの実質10日くらいであれこれ決めなくてはならないって気分で、もう行くのはあきらめることにしました。
日本の運転免許証が無いと困るのは、写真付きの身分証明書が必要な時ですね。スマホ契約するときとか。日本は国民ID制度が事実上無いので困るわけです。なおマイナンバーは海外居住者はもらえない(国じゃなく都道府県だか市町村が発行。住民票おいてないともらえない)。また日本では運転はしませんが、韓国の自宅が地方(というかソウル以外は車社会)なので自動車に乗れないと困ります。
マイナンバーは、一度日本の市町村に籍を置いて、マイナンバー取得したらまた海外移転すればいいので身分証明書はなんとかとることはできるでしょう。問題は韓国での車の運転です。日本の免許証を失効したらアウト。
とはいえ実は、香港で日本の免許証を書類申請だけで書き換えでき、国際免許証も取れます。つまり韓国で運転したければ、日本の免許→香港の免許取得→香港の国際免許取得、でいけるわけです。
日本に行くのが難しいと判断したので、すぐに免許書き換えをやってみることにしました。必要書類は以下の通り。
1.申請書
2.香港ID
3.日本のパスポート
4.日本の免許証
5.免許証の英文証明書(日本領事館に申請)
6.過去3か月以内の住所証明書類(公共料金請求書、銀行の残高証明など)
1から4はすぐに用意できます。日本領事館に行って当日英文証明も取りました。問題は5、住所証明。何度か書いていますが、我が家はマンションの1室を複数に分割して小部屋にしているので電気や水は公共サービスではなく大家が設置したメーターに基づき家賃と一緒に払います。つまり公共料金の請求書が無いわけです。一方銀行ですが、以前は窓口で残高証明を印刷してくれてそこに住所が記載されていました。ところが今は郵送のみ。
そこでCITIBANKにオンラインで申請をしたのですが、1か月たっても送ってこねえーーー。6月中に再度申請したけど同様です。ちなみに1通あたりHK$30(約420円)で有料。なのに受け付けもしてくれない(5月のステートメントをオンラインで見たら、HK$30引かれてない)。貧乏人は相手にしてねーよ、と理解しました。
ということでこれも香港に住んで20年もたつのだから、もっと早くやっておくべきだった、、、とはいえどうしようもありません。
まあ実は、日本にいたときに一度免許の更新を忘れていて、再更新したことがあるのです。6か月以内だったので講習時間が長いものになり、更新料金も高め。なので今回も失効後6か月以内に更新にいけばなんとかなります。なので年内に日本に行くなら更新できるので焦る必要はありません。でも自分の考え方というのは「なるべくならイレギュラーなことはしたくない」。一度失効させる、というのが気分的には落ち着きません。
そこで日本の警察の情報を調べてみたら、6月30日まで有効の免許書なら3か月の延長申請ができるとありました。しかし自分の免許証は8月2日までなので該当しません。この情報を見たのは6月中旬。まだコロナも落ち着いていないっていうのに7月1日以降有効の免許に対しての特例の情報がないのです。もう失効→6か月以内再更新しかないな、とあきらめました。
ところが7月に入ってから改めて調べると、ちゃんと7月以降有効期限の免許証に対しての特例も出ていました。しかし警視庁(東京)のWEBページを見るとパスポートが必要とあります。代理人でもいいのですが、パスポートを日本に送るのはやりたくはないところ。延長は無理かとあきらめつつ、本来みるべき神奈川県警のWEBページを見たら、
・申請書
・免許書のコピー
・郵送(返信用封筒同梱)
だけで済むというではありませんか。ってことでライター仲間で横浜に住んでいる中山氏にお願いして書類を送ってもらいました(さすがに海外からEMSで直接神奈川県警に送るのはアレかなと)。そして無事に受領されて免許証の裏に貼る3か月延長のステッカーを受け取りました。
今はまだ日本にあり、次回帰国時に受け取ればいいのですが、まあ日本から送ってもらう荷物もあるので一緒に送ってもらうことにしました。たぶん秋には日本へ行くので(所用で行かねばならない)、10月中旬日本着→下旬14日間の待機解禁→免許更新できるはず。日本が海外のワクチン接種者の待機期間を短くしてくれるといいのですけどね。
今回はここまで。以下に文章はありません。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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