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東涌の公営プールで泳いだ後はバスで沙田のIKEAまでワープ◆Vol.118

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6月24日にプールへ行ってきました。香港でプールなんて何年ぶりだろう。とにかくここ1-2年は香港にいる時間が短かくプールに行く余裕すらありませんでした。最後に行ったのは下手すると前の前の前に住んでいたアパート、土爪湾の「Sky Tower 傲雲峰」の時かも。となると10年前くらい?

さてなぜプールに行ったかというと、暑いからではなくこんな理由です。

ファーウェイのスマートフォンの純正アクセサリの中には防水ケースがあります。新製品発表会の取材時、タッチ&トライコーナーにいつも実物が展示されていたのですが、実際に売っているところはなかなか見られませんでした。「これコンセプトだけで実物あるの?」といつも思っていたのですが、2018年秋モデルの「Mate 20」用の防水ケースを1年後くらいに深センで発見。実物ちゃんと出しているんです。一目で気に入って買ったのですが、自分が持っていたのはMate 20 Pro。Mate 20は持っておらずライター仲間の方(Mate 20所有)にお譲りしたのでした。

時は流れて2020年、香港で5G端末のファーウェイ「P40」を買いましたが、このP40用にも防水ケース「Snorkeling Case」が出ているのです。推進10メートル対応、スリムでスタイリッシュなデザインで、取り外し可能なグリップ部分のボタンからBluetoth操作。これはカッコよさそうだし試してみたい!と思って購入したのです。

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中国に気軽に行けませんからオンラインで購入。ただし扱っている店舗が全く見つからず、香港在住の友人がよく使っているというGiztopというサイトを利用しました。しかし支払い後連絡は何もなく、1週間して発送通知が来ただけと対応は中華クオリティー。心配性な人にはお勧めしません。

さてこのSnorkeling Caseを実際に水中で試したいですよね。なのでプールに行ったわけです(前置きようやく終了)。

香港には公営プールが各地にあります。また高級なアパート(日本風に言えばマンション)は自前のプールのあるところもあります。Sky Towerは当時できたての物件で、旧カイタック空港が無くなって久しくしてから高層建築制限がなくなり建てられたもの(飛行場付近は高さ規制があったわけです)。毎月の管理費にはその維持費用も加わりますけど、付加価値を付けるためにフィットネスセンターやプールのあるアパートは結構あります。

狭い香港でプールをどう設置するかというと、4-5階の高層地盤を利用するケースが多いですね。香港の大きいアパートは地階(日本の1階)に入口があるものの、住居は4階くらいから始まります。その4階の上に日本なら大きい建物が建つのでしょうが、香港は大規模なアパートでも、人工地盤の上に細い建物を多数建てます。この写真がわかりやすいかな。

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これは住んでいたSky Towerに近い、九龍湾フェリー乗り場そばの「Grand Waterfront 翔龍湾」。上の建物がそれぞれ細いのがわかりますね(横に広いのではなく、独立している)。この建物が建っているのが3階か4階で、その下の人工地盤は建物全体を支える縦横に広い建物になっていて、その中にスーパーや診療所や商店が入っているわけ。

マンションの下がショッピングモールってのは日本のタワマンでもあるでしょうが、日本だと大きい建物を建て、その下の数フロアを共用エリアにしますよね。香港は4階建や5階建ての、横に広い建物をたて、その上に住居となる細い建物をたくさん建てるわけです。

さて、香港のプール開きの時期は、早いところなら4/1、遅くても5/1。東南アジアのように常夏ではありませんが、3月後半の雨季が終われば初夏となります。そのため4月中旬から開くところも多いようです。終わるのはたいてい10月末。

香港のプールは政府の公営が30か所以上あって入場料は平日HK$17(約230円)土日祝HK$19(約260円)。オクトパスカードで入場できます。またホテルのプールも有料ですがたいていのところはビジターでも入れます(HK$100=1400円とか)。さらにはフィットネスセンターでもビジターの受け入れをやっているところもあります。

まあ公営プールがどこにでもあるので気軽に行けますね。営業時間は朝6:30から夜の22:00が一般的。ちなみに香港は商店の営業時間も夜は22:00が普通。つまり22:00は日本の「夜分」や「深夜」ではなく普通の時間、という感覚です。

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ところでプールでの撮影ですが、日本の状況を調べてみるとスマートフォンを持ち込んで写真を撮ることは問題ないようです。もちろん他人を写すのは問題ですが、自分や家族など同行者との記念写真などはいいみたい。香港も友人がホテルのプールで写真撮影してSNSにアップしています。

でも香港公営プールは写真撮影はNGなんですね。まあ公営ですから泳ぐための施設であって、記念に訪れるところではないと。それも知らずに家から電車に乗ってわざわざ香港国際空港の横、東涌の公営プールまで行ってしまったのでした。入り口の案内を見て「えー!」とショックを受けましたが、まあ泳ぐのは好きだしわざわざここまで来たので泳ぎだけしてきました。

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なぜそんな遠くに行ったのかというと、新型コロナウィルスの影響で市内中心部の公営プールはほとんど閉鎖中だからです。東涌のプールは地下鉄東涌線の東涌駅のそば。公営プールによっては駅からだいぶ歩くところも多いんです(まあたいていバスでそばまで行けますが)。

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さて日本でプールで泳いだ記憶があるので数年ぶりの水泳でしたが、50メートルを泳いで休み、また泳いで休み、もう1本泳いだらダウン。運動らしい運動してませんし、展示会で3日間歩きっぱなしのように足腰を激しく使うことももう半年していません。150メートル泳いだだけでも十分でしょう。しかし翌日に筋肉痛がやってきてきつかった、、、

プール滞在は30分。久しぶりに遠くまで来たのでこのまま帰宅してもいいのですが、どうせならバスに乗って再び遠地まで遠征しようと考えました。我が家から東涌へは、家の裏からバスで南昌駅まで10分弱、東涌線に乗って23分で東涌につきます。電車一本なので遠いとは感じません。しかし東涌から香港各地に出るとなると、地下鉄を使うとどこかで乗り換えがたいてい必要です。しかし路線バスがあるから移動は意外と面倒ではありません。

香港に住んでいて便利なのは、地下鉄で乗り換えなくてはならないルートでもたいてい路線バスが走っていること。遠距離の路線バスも結構あります。実は翌日に沙田に行こうと思っていたので、思い切ってこのまま向かうことにしました。沙田は香港有数の大規模住宅街だけに、空港近辺への通勤者も多いので直通バスがあるのです。この手の長距離路線バスは、出発地付近と目的地付近はこまめに止まりますが、途中はほぼノンストップ。座ったまま目的地へ行けます(だから香港人はバス利用者多い。なお定期券の概念がほとんどあまりないのはまた別の機会に)。

東涌(図の左下)から沙田(図の右上側)のルートはこんな具合。地下鉄だと水色のルート。赤丸が乗換駅。つまり3回乗り換えが必要です。バスは紫でノンストップ。東涌エリアで4つくらい止まりそのままハイウェイ、途中ちょっと寄り道してから沙田エリアに入ると4つ目くらいで沙田駅そばにつきます。

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所要時間も1時間ちょいなので地下鉄乗り継ぎより速いくらいです。Tシャツ+短パン+サンダルという軽装だったので、外を歩くのはちょうどいいもののバスの中は冷房ガンガンだったため降りるときは身体が冷え切っていたのは誤算。香港は夏でも薄着は危険です。

沙田についてからは駅のショッピングモール(New Town Plaza 新城市廣場)のファーウェイに行って出たばかりの新製品「nova 7 SE 5G」をチェック。日本で出た「P40 lite 5G」の姉妹機です。ファーウェイの専門店はここにしかないので新製品が出てくるとよく見に行きます。家電店とかだとモックアップしかなかったり、新製品の展示はすぐじゃないことも多いのです。

*自分は香港メディアじゃないので、メーカーの香港のPRの方から直接端末を借りるのは控えています。

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その後は駅横のショッピングモール、「Homesquare 新城市中央廣場」のIKEAへ。空腹だったのでホットドックセット(HK$10、約140円)で飲食を済ませた後、そのまま出口側から入って透明なクリアBOXを購入(入り口から入ると売り場まで遠い)。実は5月も6月もスマートフォンをたくさん買っており、1か月分の買った端末を一時的に入れておく箱が必要だったのです(前月分に買った端末の整理もちゃんとできていないのですけどね)。ここ数年は海外に出っぱなしで、端末もあまり買っていなかったのですが、香港にじっくり滞在しているとついつい毎日のように買ってしまうのです。

そしてこのクリアBOXは半透明ですが、水を入れればプールでテストできなかったP40のSnorkeling Caseのテストにも使えます。わざわざ沙田へ移動したのはnova 7 SE 5Gだけを見るならちょっと無駄ですが、テスト&保管の箱も買うなら意味があります。

てなことで帰宅してこんな具合にテスト。この模様はケータイWatchの「本日の一品」に掲載されます。

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プールで撮影はできなかったけど、久しぶりの水泳、そして沙田での取材と買い物となかなか充実した1日でした。プールでの水泳はこの夏またちょくちょく行こうと思っています。

今回のネタは以上。以下に本文はありません。

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