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自宅待機2週間で変わった意識、そして香港で5G契約

◆◆◆山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.111◆◆◆

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【1】香港で生活再始動、意識が変わった(無料)
【2】香港で5G契約、ファーウェイP40を購入

【1】香港で生活再始動、意識が変わった(無料)

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自宅待機の14日間が終わり、連日香港の街に繰り出しています。まあ私がやることなのでスマホ屋(キャリア、量販店、携帯ビル)巡りが主で、連日欲しい端末が見つかってしまうので大変。家計を気にしながらも中国から入ってくる格安5Gスマホを物色してしまうなど、しばらくはお店巡りが続きそうです。

例年なら各国の展示会の会場で新製品を見たり、滞在都市のお店巡りでいろいろなスマートフォンを見るだけで満足できるのですが、今はそれもできないため抑えられていた物欲が止まりそうにありません。さらには中古端末の流通の動きが速い香港は中古市場がとても面白いのです。久しぶりに見る中古端末の山の中にはお宝も多く、複数台欲しいくらい。悩みどころです。

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また1週間落ち着いて香港にいるというのも久しぶりです。ここ数年は展示会やイベントの取材に出かけ、香港に戻ってくるとそのまとめ記事などを書き、そしてすぐまた次の海外出張へ出かける、の連続でした。そのため自宅にいても部屋の整理(掃除というよりも)をする余裕もゼロ。記事やレポートに追われつつ所用をこなし、慌てて出かけてばかりだったのです。

しかし今は、溜まってしまった仕事もありませんし、期日が直前のレポートも無し。また次の出張も当分ありません。このように時間と精神に余裕ができると、この深水歩の家に引っ越してから(2年半になります)ほとんどできなかった部屋の整理をようやくやろうかな、と思えるようになったのです。IKEAや雑貨店を回って少しずつ部屋の整理整頓を進めています。落ち着いて床で寝れるスペースもそのうちできそうです。

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さて毎日外出しているものの、行動に変化が起きています。14日間外に出なかったことや、日本でも部屋に籠っていたことが影響しているのでしょうね。一番変わったのがコンビニにあまり立ち寄らなくなったこと。以前ならちょっとのどが渇けばコンビニによって飲料を買い、ついでにお菓子も買う、なんてことばかりでした。

しかし自宅待機14日の間は毎日水道水を沸かしてそれを冷ましてから飲んでいたので(常に500mlをキープ。寝る前も沸かしておけば朝には冷える)、飲み物を外で買うという行為が非日常的な行為だったのです(田路氏からの差し入れでコーラ2本飲みましたが)。

実は待機明けの5月10日(日)は昼食後にコンビニでペリエを買ったのですが、それを飲みながら「飲み慣れないものだな」と感じたのです。他にもジュース類がいろいろ売っていますが、買おうと思う気が起きないのです。一方外出時は家でペットボトルの空き容器に水(BCAAを溶かしたもの)を入れてそれを持ち出しています。500mlまたは350mlなのでそれだけでは足りないのでしょうが、歩き回ることに忙しくて飲む暇がなく1本持っていれば間に合っているのです。今はこのペリエのペットボトルに詰めて毎日持ち歩いています。

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また外食の仕方も変わりました。以前なら自宅で空腹にならないように必要以上の量を買って食べていたのですが、この1週間は買う量・外食する量が減っています。さらにはめずらしく日々食費を記録するようになりました(家計簿すらつけたこと無かった)。実際に毎日自分がどれくらい食費に使っているかを確認するようになったのです。この1週間は平均して1日1000円くらい。以前ならもっと使っていたはずです。

ところで香港飯もおいしいのですが、日式のお店も以前より割安感があるので外せません。かつやは1000円以下でとんかつやエビフライが食べられます。しばらく通っちゃいそうです。

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香港で食費に敏感になったものの、実は香港に持ち込むために日本で買った食料は、総額いくらなのか計算していません。量は気にしたけれど金額は気にせずおおざっぱに買い物をしただけなんです。日本にいたときは海外出張が無くなり家計に余裕があったため「あれもこれも買っておこう」と、食品に関してはかなり買い込みました。

しかし香港に来て14日間お金を使わず、食料が家にあるという状況だったこともあり、外でお金を使うことに急に敏感になったようなのです。まあ食べることが好きなのでそのうち外食でどばっと使ってしまいそうですが、それでも以前より金額を考えて使うだろうなと思います。

このように飲食(飲といっても普段から飲みにはいかないのでアルコールではありません)に対してのお金の使い方が変わったのはいいことだったなと。休みなく突っ走っていたら今も無駄遣いばかりしていたでしょうしね。

ちなみに仕事の量は以前とあまり変わってはおらず、収入はしばらくは維持できそうです。しかし仕事や取材の内容はだいぶ変わりました。講演系の仕事はしばらくはいりませんし、中国へ行って現地の最新情報をすぐにつかむこともできなくなっています。そして展示会に飛んでの情報収集も不可。各地に飛ぶことで付加的な情報を山ほどつかんできたのですが、それも今は入りません。

通信業界が5Gの開始で活発化しており、さらに中国市場が世界で唯一といえるほど盛り上がっているため、間接的に得られる情報だけでも十分すぎるほどです。いまは移動に時間を取られないのでそれらの情報を集めて解析・整理する余裕もあります。「あまり知られていない、自分だけが稼いだ情報」は得にくくなっているものの、この業界そのものが停滞していないことは大きな救いです。2020年いっぱいは海外取材も無いかもしれませんが、その分地道に情報を集め、その知識をもとに来年の展示会に臨みたいところです。

とりあえずしばらくは香港各地を歩き回る日が続きそうです。電脳ビル巡りもいまなら余裕ありますし(おそらくもう無くなっている店も多いでしょうが、どう変わったかを見るのも情報になる)。

【2】香港で5G契約、ファーウェイP40を購入

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3月中に日本にいながら「早く香港に戻りたい!」と思ったのが、4月1日からの5G開始。CSL、3HK、CMHK(中国移動香港)の3社が5Gを開始し、CMHKがリーズナブルな値段なので香港に戻り次第すぐに契約したかったのです。しかし5月10日まで外に出れずで、じっと自宅でその日を待っていたのでした。

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