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山根祭を開催してもらいました

2024年6月30日、山根祭(山根フェス)を開催していただきました。還暦祝いですが、食事会ではなく来場者を向かい入れてのイベント。しかもチケット180枚を売り切るという大々的なものでした。

自分は1964年7月2日生まれなので、今年で60歳、還暦になります。自分の中ではこの歳に見合った人間になったとは思えず、というかそもそも年齢という概念にとらわれず日々活動しているので「気が付いたら生まれてから太陽の周りを60回まわっていたのか」という感じです。

そんなわけで50代になってからも何も変わらず日々過ごしていたのですが、60が近づくにつれ「還暦祝いやりたいね」と周りのライターやジャーナリスト仲間の方々から言っていただけるようになりました。

ちょうどライターの山田祥平氏がいつぞや60になったときに、たしかIFA/ベルリンの火鍋屋でお祝いをやり、そのときライターの中山氏がかってきたちゃんちゃんこを着て写真を撮影。そのちゃんちゃんこをひきついでいこうということで昨年(2023年)は法林氏の誕生日パーティーで引継ぎが行われたのでした。

そんなこともあって、今年は私の還暦祝いのイベントでもやろうか、なんて話が1年くらい前に出ており、一度簡単な打合せもやったのですが、その後は何の進展も無く「まあどこかでご飯食べるくらいの集まりになるかな」と思っていたのです。

ところが2024年のたしか3月になってから話が動き出し、トークショーやクイズ大会などもいれたイベントにすることに。でも会場借りるのも簡単ではありません。ところが人のつながりやタイミングというものは必然的に合うものなのか、マイベストの編集部の会議室(というか飲食もできるワンフロアまるごとフリースペース)を借りられることになりました。

イベントは日曜日にやることが決まっていたので、マイベストの社員の方はもちろん数名は出社しなくてはならないのですが、ありがたいことにそれも承諾していただきました。そして場所さえ決まればあとはプログラムを決めて人を集めるだけ。ここから先はこのイベントに携わっていただいた約20名のスタッフがその道のプロなので話の進みは早く、私は果然に「主賓」として外からたまに見ているだけで、イベント当日を迎えるだけで済むほどでした。

なお誕生日は7月2日ですが、イベントが6月30日(日)になったのは前後の予定がつまっていたからです。まずイベントを7月7日(土)か8日(日)に行おうにも、翌週のパリで開催されるサムスンのGalaxy Unpackedが10日(水)で、両日はパリに向け出発しているかもしれないのでNG。一方、6月26日から28日までは上海でMWC上海の取材があったため、余裕を持たせるとなると6月29(土)はぎりぎりすぎる、ってことで6月30日(日)になったのでした。

イベントページはこちら。

集客・入場料についてですが、当初は関係者はご招待という話もありましたが、招待リストを作った時点で100名を優に超えてしまい、ケータリング費用なども考えるとある程度の経費がかかってしまいます。また記念になるものも作りたいねってことで「アクスタ」と公式パンフレット=同人誌も作成。そうなるとやはり一定のお金がかかってしまいます。一般的なお祝いの食事会でも5000円くらいかかるだろうってこともあり、入場料は5000円を中心に前後のプランを作ったのでした(私ではなくスタッフの方々が決めていただいたのですが)。

入場券の売り出し後は出だしでかなりの数が売れ、最終的には枚数上限の180枚に到達。当日に臨時チケットを追加するほどでした。一方で会場のキャパは現実的に180名はギリギリ。当日は都合で来られなかった方もいらっしゃいましたが、キャパ以内に収まる出席者数だったため無事に進行することもできたのでした。

なお当日の設営やイベントの様子のダイジェストはライター中山氏がビデオをまとめてくれています。

私自身は講演会やイベントに呼ばれて人前で話すことは何度もあり、また会社員時代に「プレゼン研修」を受けたこともあるので、人の前に出ることにためらいや緊張はありません。とはいえ今回のように、自分が主役で主賓扱いというイベントは過去に無かったと思います。むしろ自分が主催者で運営・進行する側ということなら多くありました。

そのため朝から晩までずっと自分に対しての注目が集まるというのは初めての体験で、とまどうというか自分で時間のコントロールができず、気が付けばあっという間にイベントが終わってしまった、という感じでした。なので自分から写真を撮ることもなかったですし(記念写真はたくさん撮ってもらいましたが)、途中で食事した記憶も無し(おにぎり2個食べたみたいですがw)。

写真に関しては、ハッシュタグ #ヤマネフェス でSNSに多数アップされています。


さてこの手のイベントは業界関係者が集まるもので、主に通信業界の方々に参加していたいたのですが、自分の普段からの活動からか、日本のキャリア関係者の方はあまり多くなく、海外メーカーの方が多いという状況でした。自分が最初にハマり多くの記事やイベント参加を行ったノキア時代の方々にも来ていただき、なつかしさと当時を思い出したりと、感動しちゃいました。

もちろんその後いろいろな企業や人と出会い、取材や仕事を進めてきましたが、気が付けば10年以上もあっていない方も多く、久々の再会が自分の還暦イベントというのも感慨深いものがありました。

一方ではスマートフォンマニアな方々にも多く来ていただきました。チケットは5000円前後もするのに来場していただいたのには感謝の言葉しか出てきません。ちなみに当日は11時開場ですが、まっさきに席を埋めていただいたのはマニアな方々でした。イベント中のクイズ大会でもマニア向けの質問をいくつか作りましたが、しっかり受けていただけたようです。

当日は最初にラジオ収録も行われました。スタッフでもある石川温氏のレギュラー番組「石川温のスマホNo.1メディア」の7月4日放送分を当日収録。radikoで聞くことができます。

そして埼玉からは、母と妹夫妻&子供も参加してくれたのは、家族に自分の姿を見せることができてよかったなあと思います。香港に住んでフリーで世界を飛んでいる、といっても、実際大丈夫なのか?って普段思われているでしょうから。多くの方々に支えられて仕事を進めることができている、そんな状況をわかってくれたかな、と。

ということで山根祭は大きなトラブルも無く無事に終えることができました。次にちゃんちゃんこを着る方はわかりませんが(イベントになるのか、食事会になるのかも不明です)、引継ぎを行うなら参加したいですね。

そして自分自身のイベントが今後またあるかどうか、それもわかりませんが、気力と体力が衰えない限り、まだまだこの業界を追いかけて飛び回りたいなと思うところです。

**今回は全文無料です。この下に文章はありません**

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山根博士のスマホ取材の裏側

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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