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旧正月前の深センで最新スマホを大量にチェック

2月1日、久しぶりに深センに行ってきました。前回が2023年11月11日だったので、約2カ月ぶりです。中国は年末年始にスマートフォン新製品が盛りだくさんで、今回も大量の端末を見てきました。

2024年の旧正月(春節)は2月10日。ということで1週間くらい前から中国の工場などは休みに入りますが、それと関連して電脳街(華強北路)の問屋ビルに入っている店も休みに入ります。ということで旧正月前に深センに行くとなるとタイムリミットは2月3日(金)、しかし金曜日なんて午後から休むところもありそうなので、2月1日に行くことにしたのです。実際に華強北の問屋ビルに行くと、お店によってはすでに2月1日から休みのところも。いきつけの店は2月3日または4日から2週間程度休みだよ、なんて言ってました。

さて今回も深センへは太子からのバスでファンガン(皇崗)へ。ちょっと出遅れてバスが出発したのが8:40、深センに入ったのは9:15でした。アライバルビザの申請は前客が3名と少なく(これなら9:00前についていれば1番だったのに)、それでも発給が終わってイミグレを抜けたのは10:30でした。毎度のことながらある程度の時間はかかります。

深センに入るとすっかりお正月ムードで飾り付けがあちこちにありました。

電脳街へは地下鉄7号線でわずか3駅、華強北で降りれば中心地。ということでファンガンからの深セン入国は国境エリアで1度バスの乗り降りがあって敬遠する人もいるのですが、電脳街に行くならむしろ近くて便利です。まあ羅湖からも地下鉄1号線で5駅(華強路)ですけど。

今回はまずは華強北、そのあと南山の万象天地(ファーウェイ、シャオミ)、最後に深業上城(HONOR)と考えていました。時間が足りなかったら1泊して翌日は海上世界(vivo)にも行こうかなとも思案していたのです。ところが華強北を回っている途中から頭痛が激しくなってしまい、後半はフラフラと歩くのが精いっぱい。華強北エリアだけをまわることになってしまいました。1か月のアメリカ&日本巡業で疲れがたまっていたのかもしれません。

ということで今回回ったのはこんなところ。上の4つはメーカーのお店、そのあとは大型家電量販店。HONORの店は遠いので量販店で見ることに。vivoも海上世界の旗艦店に行かずとも、華強北に店はありますが小さいので、同様に量販店で見ることにしました。

・OPPO
・Ssamusun 
・ファーウェイ
・シャオミ
・蘇宁易購(Suning.com)
・順電(Sundain)
・京東電器(JD.com)
・ケース問屋ビル

OPPはすでに日本でFind X7 Ultraを触らせてもらっているので(神田氏所有)驚きは無いだろうなと思っており、目当てはOnePlusでした。ところが、、、

Find X7 Ultraの展示機を見るとブラックがあります。ブラウンとブルーはカメラ周りがシャイニーなシルバーで、Find X6シリーズから高級感を増した印象なのですが、ブラックはマットなグレイ。さらに黒いヴィーガンレザーと相まって渋い、渋すぎる。というかカッコいい!現在市販されているスマートフォンの中で最もクールな仕上げだと感じます。もうこれ見ただけで深センに行ってよかったと思っちゃったくらいです。

OnePlusも12は以前先達廣場Trinityで触ったので、今回はAce3をチェック。Ace3のカメラデザインはややパッとしないというか、もう少しいいデザインにしてほしいところ。

OPPOの次は、ちょっと先にあるサムスンへ。

中国でのサムスン人気も折りたたみモデルのおかげでわずかながら上向いているように思います。平日昼間でしたが店内にはお客さんがちらほら。とはいえいGalaxy S24シリーズはS24、S24+は中国では没個性。受けないだろうなあ。お客さんもS24 Ultraをしっかり触っていました。なおサムスンストアに来る多くの来客は高級モデルの心系天下(2023-24モデルはW24 / W24 Flip)目当てにやってきます。

自分がサムスンを訪れたのはGalaxy S24シリーズの人気状況を見るためではありません。AI機能の中の「かこって検索」がグーグル検索ではなく百度検索を使っているというのでそれを試しに来たのです。

まずは店員さんに展示品のGalaxy S24 Ultraを使い、通訳で会話。下の画面で「はいはいはい」が入っちゃってるのは、店員さんがこちらが話をしたあとに日本語のマイクボタンをまた押しちゃうものだから、そのときの独り言がはいっちゃいました。でもちゃんと翻訳されていますね。

さっそくかこって検索をテスト。するとしっかりと百度百科の検索結果が出ます。

なおこのあたりはアスキーの連載に記事を書いたので、公開されたらリンク入れます。

かこって検索はグーグルの機能だと思うのですが、API公開していて他の検索エンジンにも入れ替えられる、とは考えにくく、これどうやって実装しているのでしょうね。「かこう」ところからサムスンの独自インターフェースなのかもしれません。いずれどこかに記事が出るでしょう。

中国版のGalaxyを買う人はほとんどおらず、いるとしたら心系天下かGalaxy Z Flipのオリジナルモデル(北京オリンピックが過去にあり)くらいでしょう。GMS入れられたと思うのですが、囲って検索はたぶん百度のままだと思うので注意が必要になりそう。

さてファーウェイはnova 12シリーズが2023年末に出たのでそちらをチェック。12、12 Pro、12 Ultraと3モデルあり、一番チェックしたかったnovaロゴがエンボス的にプレス加工されているブルーのモデルはnova 12 Ultraのみが展示されていました(万象天地のフラッグシップストアに行けば全モデル全色が展示されているはずですが行けず)。

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