20年ぶりのアブダビ空港トランジット、スマホ売り場はやる気なし
現在ミラノから東京へ移動中です。今回のヨーロッパ巡業は、行きがカタール航空、帰りがエティハド航空でどちらも中東乗り継ぎです。航空券を取るタイミングが遅くなり、行きの日程が定まらないために別々に取ったのですが、おかげで往復18万円くらいになってしまい大失敗。この3年間で移動慣れしていないこともあって、飛行機の予約もダメダメでした。
とはいえエティハド空港は今回初めて乗るので楽しみでもあります。自分はワンワールド系のマイルを主にためているのでカタール航空(ドーハ経由)でヨーロッパはよく使います。またエミレーツはドバイに行くときに乗ったりと、こちらもたまに使っています。一方アブダビ経由となるエティハドは初体験なのです。
これらを含む仲冬の候空会社はトランジットで世界各国をつなぐことに注力しているので、ドバイやドーハの空港は乗り継ぐ客がお金を落とすよう、ターミナル内にはお店を大々的に出してお金を少しでも落としてもらおうと努力しています。今回も行きのドーハの様子はYouTubeにアップしました。
また同じタイミングでエミレーツでヨーロッパに行った富永彩乃氏のドバイ空港のスマホ屋ネタはこちらの記事をどうぞ。
どちらを見ても「まあそれなりに売ってるな」って思われるでしょうけれど、昔はもっとすごかった。実は自分が会社を辞めて独立して、初めての海外出張(ハノーバーのCeBIT 2004)に行ったときに使ったのがエミレーツ。ドバイ空港に降り立ち、トランジットホールの携帯電話売り場には壁一面にノキアやサムスンの箱がずらりと並べられ、押すな押すなの人だかりで争うように人々が携帯電話を買っていたのでした。当時の様子が写真に残していないのが残念無念です、、、
その後もたまにドバイに立ち寄ったり、ドーハ経由で移動していますが、家電売り場・スマートフォン売り場は年々規模は縮小しているように思います。大手メーカーへの集約が進み、製品単価も高くなったため空港では売りにくい商材になってしまっているのかもしれません。
さて独立後の初ヨーロッパの帰りは、なぜかドバイとアブダビを経由というフライトでした。運用上の都合でしょうけど、その時にアブダビの空港を一度使ったことがあるのです。規模はかなり小さく日本の地方空港レベルかもしれません。それでも携帯電話売り場はそれなりににぎわっていたことを覚えています。
そんなわけで約20年ぶりのアブダビ空港、スマートフォン売っているかなと思って過去の記憶通りの狭いターミナル内の家電売り場を覗いてみると、やる気は全く感じられません。
店の外にスマートフォンの展示があるものの、すべて電源はつながれていません。結束バンドで固定して盗難防止対策をしてはいますが、これじゃ触ったところで機能を試すこともできません。そもそも掲げられている広告も古すぎます。
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山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
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