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シンガポールのカプセルホテル初体験は大失敗、部屋はいいのに電源無し

シンガポールもホテルは高いですね。自分はドミトリーは泊まりません。理由は簡単で持ちものがおおいことと夜中も仕事したいし、あと周りの人に気を遣うのが面倒。「いやドミトリーでもこうすればね」とアドバイス受けますがそれが面倒。個室ならどんなに狭くてもむしろ大丈夫。よくホテル予約サイトのレビューで「スーツケースを広げる空間も無いほど狭かった」とか文句書いている人いますが(特に西洋人かな)、自分は全く気にしない。

まあそんなわけでシンガポールで個室泊まろうとすると1万円でもギリギリ、1.5万円くらいは必要。でもどうしてももっと安く個室に泊まりたい。そこでカプセルホテルとなります。シンガポールは結構昔からカプセルが増えていて、お値段も最安だと5000円台を見つけることもあります。

カプセルホテルは日本のイメージだと個室じゃなく「カーテンで仕切られただけの寝床」ですが、それは日本のカプセルホテルが旅館業法で簡易宿泊所だから。海外で日本と同じ法律はありませんから、海外のカプセルホテルはほぼ寝床の入り口にドアがあって鍵が閉まります(ベッド並べただけの宿泊施設はカプセルじゃなくてドミトリー)。以前チューリッヒ空港で泊まったカプセルホテルも鍵が閉まって安全でした。

9月にシンガポールに行ってホテル代もそこそこかかっちゃったので、10月のシンガポールは今後のことも考えてカプセルホテルを取ってみました。結論から言うと失敗、いや大失敗。ただし普通に泊まる分だけなら全然問題はありません。

10月に予約したのはGALAXY PODS CAPSULE HOTEL BOAT QUAY。Agodaで4泊約2万5000円、1泊あたり約6300円です。ここを選んだ理由は、
・AgodaやBooking.comで評判がいい
・駅から徒歩5分くらい
・ホテル紹介を見るとちゃんとした個人ロッカーがあることがわかる

現地に行ってみると店の並びに紛れており、ホテルの入り口というよりレストランかな、と思うくらい。なので何度か前を行き過ぎてしまいました。フロントでの受付は問題なく、2Fが靴箱と大型荷物置き。3Fがカプセルホテル。カプセルは2段で10列くらいだったかな。日本のカプセルホテルほどの広さはなくこじんまりした感じです。シャワーは2か所だったか、トイレも一緒ですがカプセルの数を考えると時間をずらせば使えるでしょう。シャワートイレも清潔です。

ロッカーはカード式で容量も小型スーツケースが入ります。ちなみに初めての宿泊の時はスタッフが3Fまでついてきてくれてあちこち使い方を説明してくれます。

狭いなりに小ぎれいでこれは悪くないと思いました。そしてベッドにIN。カプセルの入り口は両開きドアで、閉めるとロックされます。外に出るときはロッカーと共通のカードキーをタッチするだけです。

まあまあの広さだし、さてまずはノートPCやスマホを出して館内のWi-Fi接続。これも問題なし。次に充電をしようと思いました。ところが、、、

なんとコンセントありません。USBだけです。ちなみにカプセルを出た壁側にコンセントがあり、そこにはスマートフォンを置ける台もあります。つまりカプセル内では充電器を使った充電不可、壁で充電するしかないのです。100歩譲ってスマートフォンの充電はそれでもいいけど、ノートPCは仕事しながら給電したいけどそれもできません。

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