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香港の「東京チカラめし」◆Vol.186

今月も気が付けば月末になってしまいました、、、やること多くてnoteがややご無沙汰ですいません。

さて自由に海外に行けない今、香港人の日本ロスをカバーすべくドン・キホーテが次々と支店を出したり、すき屋がいつでも混雑しているなんて状況ですが、今年に入ってから焼肉ライクと東京チカラめしが相次いで香港に上陸しています。日本のファーストフードは香港人には受けており、出せば必ずもうかるという状況なのでしょう。

東京チカラめしはご存じの通り日本では衰退している状況で、現時点では3店舗のみ。そんな状況なのに香港に出てきたのは、吉野家があれこれあって人気が落ち、すき屋が変わって大人気になっているのを見ていたからでしょうか。とはいえ出店を決めたのはそんな状況より前でしょうから、純粋に「日本飯は受ける」と考えたからでしょうね。

自分は香港に住んでいて、普段から「和食食いたいなー」と思うことは無く、日々適当にいろいろなものを食べています。一番多いのはやはり香港系の食事で、まあそれもお店に行けば北京料理(というほどじゃないけど)など中国各地の料理が香港化されたものだったり。1週間のほぼ大半は中華系の食事をとっています。

しかし香港もこの10年くらいで物価がどんどん上がり、今や食費は日本よりかなり高くなっています。大衆食堂である茶餐廳も、自分が香港に赴任したころはHK$30台(500円以下)で食事することもできたのですが、今ではHK$50(700円)以上するのがあたりまえ。軽食としてよく食べていたワンタン麺(香港ワンタン麺なので日本のものとは全く違う)も、会社員時代はよくHK$10(140円)で食べていましたが、今や倍以上の値段です。

それと比べると日本のファーストフードはとても安いんです。たとえばすき屋の牛丼は一番安いMサイズがHK$29、約410円。今の香港ではこの値段で食べられる外食は少なくなっています。てなことで「和食が食べたい」というよりも「安いものを食べる」となると、吉野家やすき屋に足を運ぶことが増えるわけです。

てなことで東京チカラめしが7月12日にオープンしたときは「これで安く食べられる食事が増えた」と喜びました。ちなみに日本では行ったことがありません。いつか行こうと思っていたら、どんどんお店が無くなってしまい行く機会が無かったのです。

東京チカラめしは焼き牛丼が売りのようで、吉野家やすき屋と味が違うのもいいですね。しかしオープン直後から昼食時間帯や夜は大混雑。香港のすき屋も夜の19時くらいだと30分以上並びますが、日本で牛丼チェーン店にそれだけ並ぶってことはあまりないですよねw また場所は旺角ですが、ここ最近は仕事も忙しく、「そろそろ夕飯でも」と思ったときには18時を回っており、それから家を出て東京チカラめしに行くと一番混んでいる時間。なかなか行けなかったのです。

しかしフリーランスで仕事してますから、昼間に街中に出かけることも多く(取材だったり所用だったり)、たまたま昼間に旺角に出かけていた時に「あ、今日ならいけるな」と東京チカラめしに行けたのが7月19日でした。

店内に入ると清算用のレシート状の紙を渡され、そこに印刷してあるQRコードを自分のスマートフォンで読み取って注文します。なので座席に着いたら店員さんと会話することもなく注文、そして出来上がったら席まで届けてくれます。清算は食後にレシートを持ってレジへ。

さてはじめて食べた焼き牛丼ですが、うーん、すき屋にも同じようなものがありますよね。なので「おお!」なんて感動することもなく「まあこんなものかな」という印象でした。焼き牛丼(M)がHK$45、約640円です。

すき屋ができたときは吉野家にないメニューも多いので喜んでよく行きましたが、東京チカラめしは目新しさが無く、その後1回行ったっきり。おそらくまだまだ香港人で混んでいると思いますが、次に行くのはいつになるやら。

一方、香港で大人気になっているのが焼肉ライク。今年1月に沙田にオープン、7月に葵芳駅前のMetroplaza(新都會廣場)に2号店ができました。葵芳はお世話になっているISL社が隣の駅(葵興駅)にあり、帰りに同社のTJ氏とよく夕食に立ち寄ります。

東京チカラめしは吉野家やすき屋とあまりメニューが変わりませんが、焼肉ライクのような格安焼肉屋はあまりありません。しかもバラカルビセット100gがHK$48、約680円。香港の物価を考えるとかなりお安いです。何よりも見た目だけでも満腹感を味わえますからね。

ということで最近は2週間に1回くらいは焼肉ライクへ。東京チカラめしも新製品でも出れば行くんですけどね、、、

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