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山根博士の「スマホ取材の裏側」2018/01/15(vol.40)

年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録。
先週はラスベガスで開催されたCES2018の取材に追われました。
ということで、CES2018のネタ2つをお送りします。

《目次》
[1]CES2018取材終了
---規模拡大でもはや半分も回り切れず
[2]CES2018で見かけた面白いモバイル製品を記事化
---スマートフォン関連製品も結構発見
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[1]CES2018取材終了
---規模拡大でもはや半分も回り切れず

CES2018取材は、メディアデー(会期前々日)も含め1月7日から12日まで、みっちりと6日間でした。メディアデーはプレスカンファレンス中心で、今年は端末発表が無かった分、少し余裕がありました。メーカーによってはメディアデー会場(マンダリンベイホテル)以外でもイベントを行うので取材する方々は移動が大変ですが、私は会場のみ数社を取材するだけ。

とはいえ、ソニーは毎年本会場(ラスベガスコンベンションセンター、LVCC)でプレスカンファレンスを行います。南のマンダリンベイから北のLVCCまでシャトルバスは出ているものの移動は大変。ソニーはプレスカンファレンスの後すぐに製品のタッチ&トライを行うので自社の出展ブースで行うわけです。今年はXperia XA2シリーズが出るというので私も久しぶりに参加しました。

さてそのシャトルバスに乗ってLVCCへ向かったところ、南ホールの横に巨大なプレハブが出来ていたんです。LVCCは南、中央、北と3つに分かれています。南ホールの長さは約500メートル。その真横に、500メートルのプレハブが並んでいました。ここは主に中国の小さいメーカーが入っているのですが、今回は一度も入ることはできず。というのもここが増えただけでももう回る時間がありません。CESは世界最大のIT関連展示会ですが、もう笑っちゃうくらい規模が拡大しちゃっているんですよ。

南ホールは500メートル。これだけで幕張メッセよりも長い。そして上下2層構造。つまり1キロメートルの長さになります。これに加えて中央ホールがあり、ここはメジャーの大手メーカーがずらりと入ります。そして北はいまや車メーカーが専有。昔は北はApple関連アクセサリのホールだったのですが、気が付けばCESには自動車メーカーも出典が当たり前になっています。

LVCCはこの状況が一昨年からなのですが、今年はさらに南ホールの横に全く同じサイズのプレハブができたというわけ。つまりLVCCだけでも幕張メッセ全体の5つ分以上の計算...さらには北ホールの隣のウェストゲートホテルにもミニ展示会場があるのですが、今年はここにスマートシティー関連が入ったので行かねばなりません。ウェストゲートには最終日に1時間の枠を取って行きましたが、ダメでした。取材終えるのに2時間かかってしまいました。

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