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CES2022取材に行ってきます(ラスベガス)

12月31日からラスベガスへ行ってきます。2年ぶりのCES(今回はCES2022)取材です。そして2年ぶりの大型展示会の取材。これだけ久しぶりだと持ち物も何を持っていくかリストに書き出さないと思い出せなかったり、アメリカ行きは直前にアメリカ時間に体内時計の調整をしていたのに今回は忘れるなど、遠出していないとすっかりなにを準備すればいいか忘れてしまいます。ちなみにこの2年で日本と香港は数回往復しましたが、距離近いし感覚的には国内移動って感じかなと。

今回のCES2022の取材はその翌月のMWC Balcerona 2022と合わせ、2022年上半期の取材活動と位置付けているので、リスクを承知した上で出かけることにしました。ラスベガスで感染しないよう自分でできる対策は最大限する予定です。食事も睡眠もしっかり取って体調も万全にして臨みます。そもそもCESに出展する企業数も減っているので、取材そのものも今までの中では一番「楽」というか、無理なく見るべきブースを回れそうです。

この2年間でオンラインによるイベントが増えましたが、「モノ」については実際の製品をみなくてはどんなものか理解しにくいですね。CESはスタートアップが多数集まりますが、ソフトウェアやサービスよりもハードウェア系が数百社以上出展します。仮にオンラインでそれらをビデオで見れるとしても、PCの前で全部見ることは無理。しかし展示会場ならブースの前を通るだけで「見てみよう」「ここはいいや」と即座に判断できますし、特に面白いものがあればじっくり話を聞くこともできます。リアルな展示会=オフラインのイベントの必要性はまだまだあります。

一方でプレスカンファレンスはオンラインでもいいのかもしれません。CESは初日の前の日に朝から晩までプレスカンファレンスを行う「Media Day」がありますが、今回は自分が泊まるホテルの部屋で後からオンラインで見ようかと思っています(オンラインで見れないものもあるようですが)。このMedia Day、Mandalay bay hotel の会議室というか宴会場というかを多数使い、朝8時から開始で1社45分。そのあと15分は休憩(と部屋移動の時間)。同じ時間帯に複数の企業が重なるケース(BoshとLGとか)もあってどちらを取材するか悩ましかったりします。サムスンなど2時間前に並ばないと入れなかったりで、そうなるとその直前のプレスカンファレンスは参加できません。

そして最後、夕方のソニーのプレスカンファレンスは毎年Media Day開催のMandalay bay hotel ではなく、CES本会場のLVCC(ラスベガスコンベンションセンター)で行うため、移動も面倒(バスが出ますが30分以上かかる)。さらにそのあとにPepcom社によるスタートアップを集めたイベント(ミニ展示会)「Digital Experience」が19時から22時くらいまで。ってことでCESは会期の前日が朝8時から夜22時までと地獄の取材Dayになるわけです。まあプレスカンファレンスもDigital Experienceも取材は面白いので苦ではありませんけどね(体力だけはきつい)。

ということでMedia Dayは今年はちょっと楽をして(Digital Experienceは行きますが)体力を温存。本会場の取材も大手企業の出展取りやめが相次いでいるので、例年よりもスタートアップ系の取材に時間をかけられそうです。CESのもう1つの会場であるVenetian Expo地下の「Eureca Park」は1000社弱のスタートアップが集まりますが、それを全部見るのは会期時間全部を費やしても無理。今年は出展数が大幅に減りそうですし、取材時間もあるのでもしかしたらざっくりでも全部のスタートアップを見ることができるかも。スマートフォンでもあればうれしいのですが、さすがにスタートアップでスマートフォンはあまり見かけないかな。まあ面白い製品は何かしら見つかるでしょう。

CES2022の取材に行く日本人も少なく、メディアルームで「どうよー」「あそこが面白かった」なんて情報交換できないのはちょっと残念ですが、まあマイペースで慌てず急がず取材しようかと思います。とはいえ記事を書いて旅費を回収しなくてはなりませんから、結局は会場内を隅々まで歩き回って例年と同じくらい体力を使うことになりそう。果たしてどんな面白いモノを見つけることができるのか、楽しみです。

今回は以上です。以下に文章はありません。

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山根博士のスマホ取材の裏側

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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