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ソウルでLINEスマホ購入、KITAS2018を駆け足取材

山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.63(2018年7月22日)
年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録
韓国のIoT関連展示会を取材、そして今月末も日本滞在

[1]KITAS2018でIoT製品をチェック---ソウル開催展示会取材
[2]ソウルで買ったLINEのスマホ---なんとZTE製
[3]Raser Blade Stealth購入---快速快適カッコいい

仕事情報などは公式サイトからどうぞ:山根康宏のモバイルネタ

[1]KITAS2018でIoT製品をチェック---ソウル開催展示会取材

7月14日、15日とソウルで開催された「KITAS(Korea Smart Device Trade Show)2018」を取材しました。韓国ではIT関連のイベントはいくつか開催されていますが、日本に比べると規模はかなり小さいものが多い傾向にあります。大型の展示会でもビックサイトや幕張メッセで行われる大型展示会の半分以下、1/4程度でしょうか。

とはいえ世界各国で開催されるIT系展示会には必ず韓国ゾーンがあり、多い場合には50社近くが出店することもあります。つまり韓国は国内開催展示会の規模は小さいものの、国外開催展示会にはかなり積極的に展開してるわけです。これは国策もあるのかもしれませんが、国内市場だけでは厳しいという現実があるのでしょう。

ということで韓国国内開催展示会は国際展示会と銘打っていても実際は来場者のターゲットを韓国人にしているケースが多く、今回のKITAS2018も出店は100社くらい、即売ブース出展しているところが全体の1/5程度ありました。中国製品の代理店も多く、深セン電脳街で見かける製品も多め。ハンディー扇風機などは、この展示会に出すのはちょっと場違いですが出展側が販売場所としての期待をしているのでしょう。

そんな中でもKAIST(旧韓国科学技術院)の教授が立ち上げたワイヤレスディスプレイ技術の会社や、虹彩・顔認証のIRISYS社など韓国発の技術関連展示が見られたのは収穫。技術開発があってこその産業の発展ですから、国内から新しい技術が生まれることはいいことです。このあたりの内容はアスキーの連載記事に書いています(以下リンク)。

巨大タブレットから顔認証ドアロックまで、韓国の展示会はお宝満載!

他にはスマートフォンケースも多くありましたが、こちらは深セン製造ですが韓国設計のものが目立ちます。そのまま中国製を持ってきて売るケースも多いのでしょうが、このような場に出て代理店を見つけようとしている会社の場合は自社設計を行っているわけです。

そのトレンドというか韓国で売るために必須な機能が多くの製品に見られした。それは鏡が張り付けられていること。女性向けでしょうがケース外側を開くと内側に鏡があるなど、自分の顔を常にチェックできます。ケースの差別化も様々ですが、鏡内蔵は基本中の基本としてはずしてはいけません。

他にもスマートウォッチやAndroid内蔵プロジェクターなどを発見したので、おいおい記事にしていく予定です。今回は土曜の朝にソウル着、そのまま取材、翌日(日曜日)も取材して月曜日の朝には日本へ向かいました。週末たっぷり取材に充てるというのも時間の無駄がなくていいかも。ただもうちょっとソウルではのんびりしたかったですね。

[2]ソウルで買ったLINEのスマホ---なんとZTE製

KITAS2018取材中は時間があまりなかったのですが、日曜の夕方に駆け足で数か所を回ってきました。今回は久しぶりに龍山(용산)のI'PARK MALLの携帯フロアへ。ここは週末いいかないと客引きがうるさく落ち着いてみることができません。今回は日曜の夕方ということでベストタイミング。

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