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上海のOPPOフラッグシップストア訪問

山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.51(2018年4月15日)
年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録
今回は上海・杭州出張時のお話など。

[1]上海OPPOフラッグシップストア訪問---贅沢な空間でR15キャンペーン
[2]アリババ天下な杭州を実感---街の中がとにかく青い
[3]次世代モバイル通信展取材---LPWAがメイン、5Gの動きはつかめず
[4]赤坂のASUSストア訪問---そして今回も実家に帰らずファミレス滞在

[1]上海OPPOフラッグシップストア訪問---贅沢な空間でR15キャンペーン

2018年3月31日のOPPOの深センイベントの後は、上海と杭州へ。メインは杭州で上海は立ち寄ったのみ。とはいえ時間はたっぷりあったのでOPPOのフラッグシップストアへ立ち寄ってみました。ホテルは上海駅裏のホリデーイン。さすがにここから自転車は遠すぎたので地下鉄での訪問。1号線の駅までちと歩くのがこのホテルの難点ですが、ホテル前から自転車で移動すればすぐですね。

OPPOのイベントに参加するたびに、関係者から「上海に大きい店があるよ」と聞いたのですが、3月頭の上海滞在中は時間がありませんでした。今回は上海は所用もないので時間あり。まあ1泊上海、1泊杭州ではどちらも中途半端になってしまい、スケジューリングはちょっと失敗。上海2泊にして杭州は高鉄で往復でもよかったか。。。でも後述しますが杭州・西湖の夜中の雰囲気がなかなかよかったので、杭州宿泊は正解でした。

OPPOの店は繁華街の淮海中路にあります。このあたりに行くのも久しぶりで、前回訪問は3-4年前かな。以前からお店の多い繁華街でしたが、高級ブランド店も増えるなど印象は大きく変わっていました。道行く人もみなおしゃれ。そんな繁華街のど真ん中にOPPOの店があります。製品数が少ないのに旗艦店を出すとはかなり大胆といえます。

店の前はちょうどR15のキャンペーンをやっていましたが、店内は半分以上が空きスペース。入り口に入ると大きい円形状のソファーがあり、その左側に端末が並んでいます。シャオミのように端末以外の製品もあれば様々なアイテムを展示できるのですが、OPPOは今のところ端末しか手掛けていません。セルフィースティックなども出していますがアクセサリは少なめです。

端末はテーブル2つに展示されていて、1つのテーブルはR15のみ。もう1つがAシリーズ。かなり余裕のある展示。店員さんも接客態度はかなり丁寧で、こちらが外国人とわかると英語の話せる店員さんが話しかけてくれました。平日の夜だったこともあり店内はお客さんはまばら。まあここに旗艦店を出すことに意義があるのでこれでもいいのでしょう。

なおジンバルなど他社品も含め、アクセサリ類も少し展示されていました。とはいえここは端末購入より体験をメインにしていると思われるので、それらの製品は売り込んでいるというより参考展示といった感じ。でもこれだけの店を出すのだから、アップルストアまでいかなくとも、もう少し関連のアクセサリは置いたほうがいいのかなと最初は思いました。だけど考えてみれば、OPPOの購入層はその手のものは安いものを適当に買う、というお客さんが多いでしょうから、そこまでは用意しなくてもいいのでしょう。

店内には期のテーブルがあって、電源もあり。USB端子はVOOC対応のよう。ここで自由に作業していいのはアップルストアを見習っています。ちょうどR15を買ったお客さんがいてセットアップなどを行っていました。買った後にその場で設定や使い方を教えてもらえるのはいいこと。スマートフォンもカメラ機能を中心に性能が上がる中で、新機能は説明してもらえないとなかなか試せないものです。R15のカメラのAI機能はややこしい設定なしにきれいな写真を撮れることを目的としていますが、それでもカメラを起動してセルフィーからビューティーモードを変える、なんてあたりはアイコンをぱっと見ただけでは気が付きません。

このフラッグシップストアのような店が日本にあれば、OPPOでセルフィーを楽しむユーザーも増えると思うのですけどね。物を売るのではなく体験を売る店こそ、ブランド力の無いメーカーが必要とするものだと思います。

[2]アリババ天下な杭州を実感---街の中がとにかく青い

3月に続き杭州にやってきました。某所の視察に来たのですが、3月の遠征続きの後の杭州だったのでクタクタ。あまり動き回れず、視察はもうちょっと後にするべきだったかもしれません。でも4月も長期でヨーロッパなのでなかなか時間が取れませんから、ここで行っておいてよかったかなと。

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