見出し画像

Mate 50 Proを展示会用のブツ撮りカメラに。F4.0固定はボケず実用的だった

展示会や発表会取材時の写真撮影用カメラ。自分はもうほとんどスマートフォンで済ませてしまっています。特にGalaxy S21 Ultraを買ってからはほぼこれがメイン。2倍のデジタルズームで撮ればそこそこゆがまずきれいな絵が撮れます。とはいえスマートフォンのカメラは絞りをいじれない上に明るいので、物撮りすると遠方側が若干ボケます。

なので完全にデジカメとはさよなら、と言いたいところですが、スマートフォンでの撮影はデジカメと比べると失敗する確率はかなり高く、100枚撮って10枚は失敗するようなレベル。多くがブレたり後ろがぼけちゃっているもの。デジカメだとAI補正がないため全体が暗く写ってしまいうことも多いのですが、プレビューしながらの撮影で失敗することはほとんどありません。この差は仕事での撮影となると大きな差が出ます。

でもデジカメでいい画質で撮ろうと思うとそこそこ明るいレンズが必要になっちゃって、大がかりになってしまいます。自分は物撮りだけできればいいので数年前にソニーのRX100 IIIを買って、それを使い続けています。MWCなど失敗が許されないイベントはスマートフォンは使わずRX100 IIIを使うようにしていました。

しかしカンファレンスなどで登場人物を取ろうと思うとさすがに望遠レンズが無いと厳しい。でももう大きいカメラは体力的には無理。ここで便利というかもう手放せないのがGalaxy S21 Ultraの10倍望遠。カンファレンスの登壇者も十分綺麗に撮れます。WEB記事用だからある程度の大きさで見れれば十分。たとえばこれくらい普通に撮れます。

これは1倍。

そして光学10倍。登壇者が激しく動くとややつらいのですが、そうでなければほぼ問題ありません。Galaxy S21 Ultraあれば、カンファレンスの登壇者撮影に困らないのです(Galaxy S22 Ultra、Galaxy S23 Ultraも同様)。

このようにGalaxy S21 Ultraなら「2倍で物撮り」「10倍で登壇者撮影」が楽なのですが、とはいえせっかくシャオミのXiaomi 12S UltraやファーウェイのMate 50 Proを買ったのだから活用したいところ。でもXiaomi 12S Ultraは風景写真はいい絵が撮れますが、たまにこれで物撮りしちゃうとだめ。1インチなので近寄れずそしてボケます。せっかくのrealme 10 Pro 5G Coca-Cola Editionを撮影したらこんな感じになっちゃいます。印象写真ならこれでいいんでしょうけど、自分のは記事用写真ですからこれではだめです。

一方、ファーウェイのMate 50 Proは絞りも多段可変で、アパチャーモードではF1.4からF4まで自在に変更できます。これでF4にするとボケません。

F1.4

F4.0

Galaxy S21 Ultraもまもなく3年でガタが来ており、ならばとMWC 2023の取材からMate 50 Proを使ってみることにしたのでした。

ここから先は

1,575字 / 4画像

山根博士のスマホ取材の裏側

¥500 / 月 初月無料

香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?