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香港の有料トランクルームを借りるべきかな◆Vol.191

まもなく1年ぶりの日本へ行きます。当初はそのあとアメリカへ行き、1月には香港に戻る予定でした。なので香港を不在にするのは約2か月半の予定だったのです。ところがアメリカからの香港入国は3週間隔離の強制となるため、アメリカの後はまた日本、そこからヨーロッパへ行きそのあと香港へ戻るスケジュールに変更しようと思っています。

そうなると香港を約4か月空けることになります。これまで長期間香港不在だったのは昨年7-10月の3か月間。それ以前、ここ数年は香港にほとんど不在でしたが、それでも1か月に1日は香港に戻るようにしていたのです。たとえばロンドンから香港に朝到着、そしてその日の夜行便でソウルへ、ってな具合。家の状況を確認したいですし、1日でも香港にいればもろもろの雑用・所用も済ませられます。

しかし4か月もいないとなると、家賃を先に払っておかねばなど結構面倒。自分は収入が日本で日本の銀行なので、香港での生活費は香港のATMで日本の口座から引き出しています。海外送金は日本からは手数料高いですから。なので香港にいないと家賃を払うのが面倒です。というのも香港の銀行から払うにしても、香港の銀行にはあまりお金がありません。貯金は基本的に下せない分のみ(積立型保険など)。まあ1か月の家賃と保険代くらいならなんとかなりますが、4か月分はちょっと難しい。

とまあお金の問題はとりあえず今回はなんとかなりましたが、あとは部屋の状況です。香港は高温多湿、10月までそこそこ暖かいですし、11月も冬というより秋。3月くらいから暖かくなります。外は高湿なので窓を1日開けっぱなし、なんてやったら部屋の中がべとべとに。換気なんて考えてられません。なのでエアコンは真冬の12月ー1月はかけないものの、他の時期は寒くなってもたまに暖かくてかけることも多く、それによって部屋の中の湿度もある程度低く抑えられます。

しかし不在となると部屋に湿気が困ります。そうなると問題なのは自宅にある1700台の携帯電話・スマートフォンの管理。高温多湿によってバッテリーは膨らみ、また安い素材の外装は加水分解でべとべとになります。すでに過去に入手した200台くらいはそんな状態で、もうこればっかりは仕方ないとあきらめています。

でも今年に入って入手したそこそこ貴重な端末はできればその被害は防ぎたいところです。そのためにはまめに部屋のエアコンを入れて高温高湿状況を防ぎたいのですが、11月からの秋冬シーズンとはいえ4か月部屋を開けると端末へのダメージは避けられそうにありません。

また今の家に引っ越す前に、端末の空き箱はほぼ処分したのですが、それも気が付けば今はもう100箱くらい増えてしまっています。幸いIKEAに格安の棚が売っていたので(HK$299、約4500円)そこに箱を並べていますがそれももう一杯になってしまいました。

こうなると、一番いいのは貸倉庫、有料のトランクルームを借りることですね。香港は実はトランクルームはかなり多くあります。部屋が狭いってこともあるんでしょうけど、大昔に工場ビルだったところが(香港は土地が無いので工場も専門の高層ビルに入っていた)トランクルームをやっていたりします。金額は1万円程度でコインロッカーの中程度だったりとまあ悪くはありません。

とはいえトランクルームもエアコン完備のところじゃないと意味がありません。また出し入れも自分で自由にできるところじゃないと面倒ですね。

いくつかあるトランクルームを調べると、こちらがよさそう。

https://www.applestorage.com.hk/eng/

各地にトランクルームがありますが、オンラインで空いているかどうかがわかること(埋まっていると料金が見れない)、小型のスペースもあることなどから使いやすそう。今チェックしているのは48スクエアフィート、1.35立方メートルでHK$658(約1万円)。この価格は新規契約だけでその後が不明ですが、まあ15000万円くらいまでなら払ってもイイかなあと。

実際の大きさはこれくらい。ただ、このサイズを設置しているトランクルームは一部の場所だけなので、今後はどこにするかを決めないと。

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ということで実は1月にアメリカから戻ってきたときにトランクルームを借りようと考えていたのですが、戻りは3月になってしまいました。となるとあと4か月、それほど湿度の高い季節ではないものの、貴重な端末が痛むかもしれないと考えるとちょっと心配です。

まあ実はトランクルームとは別に、自宅にカメラレンズの除湿庫を買って、そこに貴重なものなどを入れて置く予定でした。ということなので急遽除湿庫を購入。内部を照らすライトがあるものもいいなと思っていましたが、見せるための保管ではなく、また価格が安いほうがいいってことでHK$650(約9600円)のものを買ってきて机の下に設置しました。容量は32L。

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湿度は30%程度まで設定できるようで、スマートフォンの外装の加水分解と電池のふくらみを防ぐなら50%以下にしておけばいいでしょうか。こんなに安いなら早いところ買っておくべきでしたが、どこかに預けることをいつも考えていたので除湿BOXの存在はすっかり忘れていました。

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実は机の下の奥に引き出しを設置しているのですが全く使っておらず空き箱がはいっています。ならばこの除湿庫をあと3台くらい買って、自宅で保管しておきたいものはすべて自宅で湿度を保っておいておく、というのがよさそう。普段自宅に置いておきたい端末の数って、まあ多くても100台くらいでしょうからね。

下の写真でわかるように、除湿庫の奥に透明な衣装ケースみたいなものが見えます。この中身はトランクルームにおいておけばいいものばかり。貴重な我が家のなかでデッドスペース化しているので、ここに除湿庫を置けばいい感じです。

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なお写真を見るとわかるように、すぐ左に椅子が見えます。それほどまでに我が家は狭く、この椅子も実は壊れているので4か月後に買い替えよう。

4か月後に戻ってきて、ちゃんと除湿されていれば今後買うスマートフォンの保管もちょっと安心です。遠い将来は日本かどこかに博物館を作る予定ですが、いつになるかわかりませんから、日々香港での保管をしっかりしたいところです。

今回は全文無料です。以下に文章はありません。

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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