山根博士の「スマホ取材の裏側」2017/07/14(vol.14)
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山根博士の「スマホ取材の裏側」2017/07/14(vol.14)

山根康宏 | 香港在住携帯電話研究家 | Yasuhiro Yamane

《目次》
[1」VERTUが経営破たん
---ついに恐れいていた日がやってきた。事業継続の可能性は?
[2]モトローラは中国で復権なるか?
---MWCSで関係者の素直な意見は「うーん、微妙」
[3]韓国でGalaxy Note FE購入できず
---意外にも人気高く入荷数少量。グローバル版を待つか?
[4]人の動きの激しい深セン
---仲のいい店員さんがまた退職、幻のノキア端末をゲット
[5]韓国・巨済島へ行ってきた
---新しい実家へは釜山空港から1時間
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[1」VERTUが経営破たん
---ついに恐れいていた日がやってきた。事業継続の可能性は?

ノキアの手を離れてから親会社が次々と変わりましたが、ついに力尽きてしまいました。いつかはVERTUを夢見ていた人はあまり多くないでしょう。でも本物の質感の製品は他には無く、私はVERTUのスマートフォンをいつかは買いたいと思っていました。手持ちにはフィーチャーフォンの「Ayxta」が2台ありますが、やはりスマートフォンも欲しいものです。

VERTUを通じて富裕層の方とお知り合いになるチャンスもありましたし、日本で事業展開していたころは、店に通い詰めいろいろな情報をいただいたことも。そこからもVERTUの事業の問題点をいくつか感じていましたが、やはりスマートフォン(携帯電話)という製品の顧客ニーズがVERTU誕生時と今では大きく変わってしまった、これが破たんの原因でしょう。

フィーチャーフォン時代は携帯電話本体のキーを押して通話したりSMSを送ることが主な使い方でしたから、ベアリング内蔵の10キーなどハードウェアそのものの質感や仕上げが製品には重要なモノでした。しかし今やスマートフォン時代。富裕層の人がアプリをあれこれ入れて自分でいろいろなことをすることはないでしょうが、画面をタッチしてコンシェルジェ(自前の)を呼び出したり、音声で時間を聞くと言った操作が快適に出来なければ、外側の素材が本物であっても使いにくい製品となってしまいます。

VERTUのスマートフォンとiPhoneを比べれば、iPhoneのほうがユーザー体験ははるかに高いものが得られるでしょうから、ならばiPhoneにいいケースを着けても十分なわけです。それにiPhoneはそれ自身が十分高いブランド力を持っています。

負債額が1億2800万ポンドということから、事業再建はかなり難しい所か。それでも3月に買収を行った投資家はまだ行けるという判断をしていたわけですから、なんらかの打開策もまだ残っているかもしれません。

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