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展示整備品99%新品同のシャオミMi 5cをTaobaoから買う◆Vol.173

ここのところ新しいスマートフォン(新製品)を立て続けに買っていたこともあり、家計も厳しくなってきました。まあ中国メーカーはこれからもガンガン新製品を出していくでしょうけど、大きなブレークスルー的な技術を搭載した製品は春先で出そろうので、これから夏に向けてしばらくはすぐに飛びつきたくなる製品は出てこないでしょう。ってことで、4月5月はコレクション向けにちょっと前の製品でも買おうと最近考えるようになりました。

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たとえば2019年にXiaomiが出した「CC9 Meitu版」。CC9がすでに廃盤ですが、MeituとXiaomiのコラボが先日終わったこともあり、この製品はぜひコレクションしたいところ。しかし中国の大手ECサイトを見てもさすがにもう新品はありません。

ところが中古品のような、本体のみの製品はまだ売っています。詳細を見てみると、「CC9」「CC9 Pro」「CC9 Meitu版」を売っており、それぞれに「展示品」とあります。つまりシャオミの店舗に展示していた製品を回収、それを再生したもののよう。

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展示品でもいいかなと思って購入者レビューの写真を見ると、背面写真にはたしかに「Meitu」とはいっているのに、設定画面の写真の製品詳細に「CC9」とあり、Meitu版ではないものがありました。つまり展示品を再生したときに、まとめてCC9(非Meitu版)のファームに書き換えちゃったんでしょう。まあユーザーにしてみればどっちだろうと関係ありません。Meitu版が欲しい、なんてマニアはほとんどいないでしょうw

同じような売り方をしている店はいくつかあり、展示機(再生品)を売る店も多いことを今回知りました。このような展示機販売店でCC9 Meitu版のちゃんとしたものを買うのは難しそう。やはり新品デッドストックを探すしかないかも。

とまあCC9のほうはさておき、いろいろ検索していた時に、ふと思い出したのが同じシャオミの「Mi 5c」。2017年にシャオミ子会社が開発したSoC「Surge S1」を搭載したモデルです。先日発表された「Mi MIX FOLD」が独自開発ISP「Surge C1」を搭載したことで話題になりましたが、久々に聞いたSurgeの名前から、急にMi 5cを思い出しました。

さっそくTaobaoで検索すると、CC9の時と同じような販売が目立ちます。すなわち「Mi 5」「Mi 5S」「Mi 5X」「Mi 5c」の4機種(あるいはこのうち3機種)を販売しているという店が複数あるのです。

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こちらのほうは展示品の記載はないものの、内容を見るとそんな感じ。またパッケージが4つあり、「オリジナル」「パッケージ1」「パッケージ2」「パッケージ3」とあります。本来はスマートフォン本体にヘッドセットやケーブルを付けて売る際に区分されるものですが、Mi 5を売っているこれらの店では、
・オリジナル:70%
・パッケージ1:80%
・パッケージ2:90%
・パッケージ3:99%

とあります。中古機を集めて再生するのは大変ですから、やはりこれは展示品回収の再生品でしょう。オリジナル品はソフトリセットのみ、パッケージ品はボディーを載せ替えており、パッケージ3だと新品ボディーなのかもしれません。

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これはほかの店のもの。もうちょっとわかりやすいですね。

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