山根博士の「スマホ取材の裏側」2017/09/01(vol.21)
《目次》
[1]ベルリン到着、LG V30発表会取材
---G6よりも明確な方向性を持った好端末
[2]ドイツでSIM難民
---ドイツのプリペイドSIM規制はかなり厳しい
[3]ニューヨークJFK空港で夜更し
---快適な場所を発見、パリCDGの休憩スポットも
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[1]ベルリン到着、LG V30発表会取材
---G6よりも明確な方向性を持った好端末
8月30日からIFA2017の取材が始まりました。31日は朝イチでLG V30の発表会へ。春のフラッグシップモデルの「G6」が今一つ伸びていない中、どのような製品を出してくるかに注目していたところ。これまでのVシリーズはディスプレイの上に小型のセカンドディスプレイを搭載するなど、実験的な要素を詰め込んでいました。しかし実は合体型の「G5」や18:9のシネマディスプレイを搭載するG6など、Gシリーズの方が冒険を目指した製品だったのです。
V30はSnapdragon 835搭載、6インチのシネマディスプレイ搭載でようやくワイド画面のメリットを活かせる製品になりました。5.7インチのG6では大画面とはいえず、18:9のディスプレイのメリットも生かし切れていなかったのです。V30も手に持ってみると「大画面なのにスリム」と、第一印象はワクワクさせてくれる製品でした。これなら買ってもいい、と久しぶりに思えるLG製品です。
音楽再生のあたりにかなり力を入れていますが、個人的にはあまり音楽を聴かないのでそのあたりは「なるほどな」という感想。一方ビデオ周りの強化は、ワンタッチで拡大したいエリアのズームが簡単に行えたり、ビデオにエフェクトを細かくかけられるなど、ビデオ作品をじっくり作りたい人に向いた仕上げとなっています。このあたりは他の端末には無い大きな特徴。
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