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ファーウェイMate X2の完成度に感動した◆Vol.166

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3月4日にようやくファーウェイMate X2とご対面。新製品発表会がオンラインになってしまったことで、ここのところ最新モデルをすぐに触ることができません。まあ各国では発表会翌日などにPR経由でメディア向け体験会などもあるのでしょうが、私は香港在住日本メディアなので、なかなかコンタクトも取れず。また日本に住んでいたとしても、日本向けに新製品がすぐ披露されることもありませんから、どっちにしろなかなか新機種に触れる機会がありません。

とはいえ今、香港から出れずでも新機種の情報をなんとか追いかけられているのは、先達廣場に最新モデルが定期的に入ってくるのでそれを見たり、安いものは自分で中国から買ってなんとかしているから。でもそれも、本当は深センに行ってショップで実機見て、店員さんと雑談したり、来客の様子見たほうがより多くの情報が伝わってくるんですよね。

Mate X2も深セン在住の方がさっそく南山にあるファーウェイフラッグシップストアで実機触られたそうですが、6台展示あって自由に触れる、なんてツイートを見ると「いいなあ」と思うわけです。当然店員さんにいろいろと使い方など聞くこともできますしね。

まあできないことを嘆いていてもしかたないので、触れないものは触れないとあきらめていました。しかしMate X2に関しては、発売直後から先達廣場のTrinity Ecoに実機が入荷。定価は17999元、約30万円ですが、香港での最初の価格は約50万円。それでもかなりの香港人(マニア多し)が購入しているようで、毎日のように製品が入荷していました。Trintiyならお金さえ払えば入手困難なものでも結構仕入れてくれるのです。Trinity店主のMr.Simonがスマートフォンマニアでもあるので、誰よりも早く入手し、それを知っているマニアたちもこの店を御用達にしています。

自分もここではいろいろなものを買いました。最近は安い端末は中国から直接買うようにしちゃっていますが、先日はLGのVelvetのLG U+品を購入。Velvetは香港で注目を集めたのは最初だけで、今は人気なくどこへ行っても余っている状況。ですが自分は韓国LG U+の回線を持っているので、韓国へ行ったときにも使えるようにとU+品が必要だったわけ。Trintiyは在庫が多くU+品も確実にある、ってことでこちらで購入。とまあ、いろいろな意味でほしい端末があったらSimonに相談すればなんとかなります。

ということでMate X2が連日入荷することは知っていたものの、基本的には売りものですから、お店のほうで勝手に開けることはできません。一度お店に行ったときは未開封品しかありませんでしたし、別の日は数時間後だったらお客さんが来て開封品を見ることができたという、すれ違いでした。

自分はMate X2をすぐに買えないものの、実機を触ってよければ買うかどうか考えたい、そんなことをお店に何度か行って話したところ、3月3日に「明日入荷するものはすぐ開封できるよ」とうれしい申し出が。ということで3月4日にお店に行って実機を触らせてもらったのでした。なお写真は記事を書いたのでそちらをどうぞ。

Mate X2で懸念していたのはディスプレイの曲がる部分。発表会でリチャード・ユーCEOは「うちは折り目が無い」と自慢していたものの、同じBOEのディスプレイを採用するモトローラの「razr」は、ヒンジ部分のディスプレイがわずかにたわむというか、完全に均一に平らではありません。「razr 5G」では改善されてかなりフラットになりましたが、そもそもディスプレイが浮いているのですから、使っているうちにたわみのようなものが生じるかもしれません。その部分を実機ではぜひ見てみたいと思ったのです。

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