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航空券の予約は早めにしよう-カタール航空のワナ

ヨーロッパやアメリカなど、遠地へ出かけるときのスケジュールはなるべく早く決めるべきだろう。自分の回りでも、半年先の展示会の航空券を早めに予約する人が多い。展示会のスケジュールは決まっているので、出入の日を早めに決めるのは難しいことではない。しかし自分はギリギリまで他の予定が入るかもしれないと考えてしまい、時には直前まで予約を取らないこともある。

以前であれば、キャセイパシフィック航空の上級会員の優待で前日まで低価格運賃の空席保証があった。今はその優待策も無くなり、空席に応じた運賃でしか買うことができないが、数年間、直前購入ばかりを行っていた癖が今でも抜けきれないでいるのだ。

2017年4月はミラノサローネ(とフォーリサローネ)の取材でミラノへ行くことになった。会期は4/3から。しかし今回は直前の3月末にニューヨークで別の発表会があるため、その日程が確定しなくてはミラノ行きの日取りも決められない。ニューヨークからミラノへ飛ぶのもありだが、毎月月末は香港に必ずいなくてはならないのでそうもいかないのだ。

3月は日本出張などもありバタバタしてしまい、気が付けば下旬になってしまったのにミラノ行きのチケットは買っていなかった。本当はキャセイの東京発、あるいはソウル発のミラノ行きを買おうと思ったのだが、ニューヨークの戻りの日が直前のため、どちらの都市へ行く時間もない。香港の航空会社だけに、日本や韓国発で買ったほうが運賃は安いのだ。

ここ数年は遠距離はキャセイしか使ったことが無かったが、今回は背に腹は代えられず、他社便を使うことにきめた。当然乗り継ぎではあるが、キャセイの直行よりも安い。Skyscannerで検索すると、同じワンワールドのブリティッシュエアかカタール航空、あるいはトルコ航空あたりが運賃が安い。しかしトルコでの乗り継ぎはどうもイメージがわかない。ロンドンやドーハならなんどか使ったことはあるし、ここはやはりワンワールドだろうということで両者に絞って検索を行った。

結論から言えばカタール航空に決めたのだが、安全をと考えて旅行代理店ではなくカタール航空のWEBから予約を行った。運賃は数千円高いものの、トラブルが起きたときに代理店を通さなくてよいから安心だからだ。しかしこれがちょっと失敗だったのである。

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