Pixel 5の動画をYouTubeにアップしたらヤバすぎた◆Vol.141

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9月から再・再開したYouTube。サムスンの新製品を3本アップした後、前回も書いたRakuten BIGの動画を追加。話題性のあるスマートフォンの動画を4本追加したので、次は何にしようかなとのんびり考えていました。

10月1日に楽天モバイルの二子玉川で契約＆Rakuten BIGを買った後、ライター中山君の車で横浜に戻りがてら横浜のヨドバシカメラに立ち寄ったら、グーグルのPixel 5、Pixel 4a(5G)の実機を発見。ソフトバンクコーナーに展示されていたのです。発売前だしモックかなと思いきや、なんと実機。しかも5Gの電波をつかんでいました。

自分はPixelに対してあまりいいイメージを持っていません。それはPixel 4が出たときに大きな違和感を持ったから。製品の立ち位置が全く読めなかったのです。グーグルのリファレンスモデルではなくなってしまいましたし、カメラ性能に比べて割高な価格。本体デザインも時代に乗っているわけではないですね。夜景が綺麗に写ると評判ですが、ファーウェイの夜景モードで写しした写真を拡大表示でもしちゃったら、どっちがいいかは一目瞭然です。

グーグルはNexusからPixelにブランド変更後、PixelをiPhone対抗の「スペックが高くておしゃれ」な製品にしたかったんでしょうね。ファブリックのケースを出したり、意識高い感じの広告出したり。でも本体の質感・仕上げはもう中国メーカーの製品のほうが上回っちゃってます。それにハード性能をソフトで引き上げるのも限界があります。この1年で中国メーカーのスマートフォンのカメラ性能は一気に高まりました。

ということでPixel 5の新製品発表会（日本時間深夜3時）も眠かったのでスルーしちゃいました。あまり、いや、ほとんど期待していなかったのです（翌朝アスキーに書いた記事は戦略的な話でまとめました）。

「誰もが使える5Gスマホ」を提供、ハイエンド志向をやめたグーグルのPixelシリーズ【山根康宏】

でもヨドバシで実機を触ってみたら、コンパクトサイズの端末として十分ありかなと思えたのです。ここ最近展示会に行っていないため実物に触る機会が減っており、後から実機を触ったら「あれ、いいじゃん」と感じることが増えています。今回も「オンライン発表会の情報だけをうのみにするな」でした。

自分は大きい端末を好んで使っているものの、コミュニケーションツールとしてテキストやショートビデオの利用を重視するなら機動性のいい小型端末も十分ありです。しかし以前のXperiaのCompactシリーズのように「小さいけどハイエンド」は価格が高く売れません。Snapdragon 765Gを搭載して小ぶりな大きさにしたPixel 5は悪くないように思えるのです。

とはいえ背面処理は価格を考えるともっと上質にしてほしいところ。リサイクルアルミニウムも環境を考えあえて使っているのでしょうけど、この価格を考えるとちょっと安っぽいと思います。ケースをつければいいでしょ、ってことなのでしょう。でもね、ケース無しで美しく見せつつ、Pixelより価格も安い製品を出す中国メーカーの努力を見ると、Pixel 5にはまだまだ詰める部分があるんじゃないかなと感じてしまいます。

Pixel 4は割引セールを何度も行っており、ユーザーニーズにマッチしない製品でした。Pixel 5はSnapdragon 765G搭載で価格を抑えたことは大きな評価。でも個人的にはカメラに不満が大いにあります。マクロはあったほうがいいし、深度測定カメラもあったほうがボケはきれいにきまりますから。「見栄を捨てて、大衆路線へ」向かったPixel 5、Pixel 4a(5G)ですが、もうひと踏ん張りほしかったかな。

ひとまずヨドバシカメラでは5分くらい触って帰宅したのでした。翌日も再び二子玉川へ行って取材、その日の夜は湘南台で牛角の食べ放題＆スーパー銭湯に立ち寄って気分が良くなったところで「なんだかPixelが気になるな」と思い、翌日ヨドバシに行って再度触ってみようと考えたのです。

その話を中山君にしたら「自分も行って動画撮る！」ってことになって、翌朝2人でヨドバシカメラを再訪。そこで撮った動画がこちらです。

当初はこの動画、10月10日くらいにだそうかなと思っていました。ところが撮影後にすぐにYouTubeにアップした中山君から、翌朝に「一晩で6000回見られた」というのです。話題の端末とはいえそんなに！「すぐにアップしたほうがいい」ってことで自分も10月4日の午前中にいそいでアフレコした動画を作成してYouTubeにあげたのでした。そうしたらとんでもないことが起きてしまったのです。