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久しぶりの自動車関連展示会、IAA Mobility 2023を取材

9月1日から5日までベルリンで開催されたIFA2023の取材に続き、9月6日から10日までミュンヘンで開催されたIAA Mobility 2023を取材しました。会期は9月4日からでしたがIFAを重視したので6日から。5日の夜にベルリンを夜行で出発し、6日朝にミュンヘンについてホテルで一服後取材を開始。強行軍ですが取材してよかったと思います。

IAA Mobilityは以前はフランクフルトで開催されており、1年ごとにフランクフルト(乗用車)、ハノーバー(商用車)での開催でした。2021年からフランクフルトからミュンヘンに移転され、今回はミュンヘンでの2回目の開催。自動車の展示会は以前NAIAS(デトロイトモーターショー)をCESのあとに取材していましたが、会期が秋に変更になってからは訪問していません。ということで久しぶりの自動車関連展示会の取材でした。

開場はミュンヘンの展示会場と、市内にあるOpen Spaceの2か所。とはいえOpen Spaceは市内数か所に分かれており、かなり広いので1日で回るのは困難。一方展示会場はホール6個分なのでそれほど規模は大きくなく、今回は展示会場3日+Open Space 2日という取材でしたが、Open Spaceのほうを1日増やしても良かったかも。

IAA Mobilityは新車発表というよりもコンセプトカーや新技術などを展示するというイベントで、LGもプレスカンファレンスを行って未来のモビリティーについてを説明(出展は無し。5日だったので取材できず)。各自動車メーカーのブースも現行販売モデル+コンセプト車といった具合で、オペルやルノーは細々とした展示だったりと、完全なる「自動車ショー」という感じではありません。このあたりは北米向け新車の発表の場でもあるデトロイトとはちょっと雰囲気が異なります。

一方ではAWSやIBM、クアルコムが出展。スタートアップも自動運転関連技術を出すなど、IT関連の展示も目立っていました。個人的にはこちらを取材したかったのでそれなりに満足できるイベントだったと思います。

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