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iPhone 12を買わずにファーウェイMate 40 Proを買った理由◆Vol.148

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ファーウェイのフラッグシップモデル、Mate 40 Proを購入してしまいました。価格はHK$9000超え、予定もしていなかったのにいきなり大金の出費となってしまいました。

なお香港の輸入ショップではだいたいHK$9500くらい(13万円弱)で売っています。現時点では中国品です(GMS導入は容易のようです)。

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Mate 40の発表会は10月22日にオンラインで行われ、自分もライブでチェックしました。Kirin9000を搭載しカメラも強化、細かいUIの改善などいい製品であることは間違いありません。しかし特に欲しいと思う機能があるわけでもなく、また中国以外にどれだけ出荷されるかも不明なので入手は困難。GMSもありませんから、普段使いにはきびしいところ。

ファーウェイのGMS無しのスマートフォンは、5月に「P40」を買いました。しかしこれは「5Gモデム」としてほとんど使っていますし、中国移動香港で5G契約をしたときに大幅な割引があったから買ったまでのこと。積極的に欲しいというよりも、その時一番買いやすい端末だったのです。まあファーウェイの製品なら他の国の5Gもつかみやすいでしょうし、同じ価格帯だとサムスンのGalaxy S20もありましたが、すでに日本・ドコモで買っています。

ファーウェイの5G機はまあ1台あれば十分、ということですね。それにMate 40シリーズの価格は当然安くありません。10万円くらいだすならほかにほしい端末、買わなくてはならない製品はたくさんあります。なのでMate 40シリーズはスルーの予定でした。

その一方で、今年は珍しくiPhone 12シリーズを買おうと決めたのでした。5Gに対応、さらに他国キャリアの5Gも使えることが保証されています。Androidの5Gスマートフォンは各メーカーともに販売国以外での5Gの対応は不明。今の5GがNSA方式であるため、4Gとの組み合わせの関係もありますし、単純に5G NRのバンドが対応しているだけでは使えないケースがあります。実際、7月から10月まで滞在した日本で、香港から持ち込んだ中国メーカーの5G端末を試したところ、ドコモ5Gで使えたのはファーウェイP40だけでした。

まあiPhoneも高いので、モデム代わりに使うならiPhone 12 miniだなあ、と決めていたのです。家計の余裕はないけどやりくりすればなんとか買えるな、と考えていました。香港価格はHK$5999、約8万円です。

そのiPhone 12 miniの予約開始は11月6日。11月に入ってから「5Gモデムとして買うなら、n71対応の日本品(北米品とか買うの大変)にしようかな」などと思うようになりました。またiPhone 12 miniは人気が出そうで、あまり売れていないiPhone 12のほうでもいいかな、などと考えたり。頭の中は「iPhoneどう買おう」と日々悩んでいました。

さてその一方で、日本でZenFone 7をいじらせてもらって、回転カメラに魅了されてしまいました。ビデオ撮影時に背面の高画質カメラを前面に回してそのまま使えるわけです。どうせ買うならサムスンのGalaxy A80がいいんじゃないのかな、と。ちょうど7月、日本に行く前に深水歩で新品をHK$1980(約2万6000円)で大量に売っている店がありましたから。

ところが11/1、14日間の自宅待機明け(10月18日に日本→香港、10月19日から10月31日まで、合計14日間の外出禁止期間)にそのお店に行ってみると、あれだけ大量にアピールされていたGalaxy A80の姿はゼロ。

その代わりにGalaxy Foldがお安くなっていたりしましたが自分が欲しいのはA80です。このように「欲しい」と思ったものが見つからないとなると意地になってしまうのが自分の性格です。

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翌日も先達廣場の外の中古屋を見たり、深水歩の携帯屋を回りましたが見つからず。なんとしてでも欲しい!と思いは募るばかりです。

そこで香港の価格情報サイト「price.com.hk」を見ると、深水歩の「新の城」というショッピングビルのショップが取り扱っています。このお店、結構新しいものを入れるなど(過去にはOPPOのEVAスマホもあった)特徴ある店舗です。ただしサイトには「安心予約」つまり在庫は無くて、オーダーできるよ、ということのよう。価格はHK$2350で5000円3万円くらいになるけど入手できるならオッケーです。

ということで11/3に深の城へ突撃。まあ家から徒歩15分くらい、近場ですね。お店に行くとやっぱりA80の展示は無し。こりゃもう無理かなあとあきらめつつショーケースを見ると、そこにヤバいものがあったのです!

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