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2022年6月のヨーロッパ行きは簡単。ミラノのPCR検査や現地滞在のネタも

ヨーロッパの長い巡業もまもなく終わります。これを書いているのは6月12日の夜で、14日には帰路のフライトです。2022年は1月のCES 2022(ラスベガス)に取材に行き、帰りは新型コロナウィルスであれやこれやと大変でしたが、アメリカに行く際も3日前のPCR検査が必要など面倒でした。その翌月の2月のMWC 2022(バルセロナ)は香港のワクチン証明書の関係で渡航できず、今回来ているハノーバーとミラノは1月以来の海外。しかし1月の時点と比べるとかなり渡航も楽になっています。

まずは出発時の準備。5月28日発でしたが、ワクチンを3回投与していればドイツは入国条件は他に無し。イタリアは6月からすべての条件が無くなったので、ワクチンすら不要です。ということでもしもイタリアだけに行くなら、コロナ前と同様に「航空券を買ってホテルを予約して飛ぶだけ」となります。

実際に出発時の成田空港(5月28日)では、カタール航空のチェックインカウンターでワクチン証明書を見せて搭乗OK。なお自分は1回目と2回目が香港、3回目が日本で両方を見せました。国が違うので日本のアプリに入れられないのは面倒だけど、まあ気にならないですw 別に紙を持ってりゃいいだけのことだから。

なおチェックイン時は帰りのチケットの情報を聞かれました。口頭じゃなくメールや印刷物。

チェックインが終わればあとは出国して搭乗してドーハ到着。ドーハでも何もなくそのままフランクフルト行きへ搭乗。フランクフルト到着後もイミグレーションではパスポートにハンコを押すだけで以前と何も変わりません。あっけなく入国です。まあこれは1月のアメリカも同じでしたが、飛行機に乗せる時点で入国可否を判断しているということですね。

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さてドイツでの取材を終えて、6月5日にフランクフルトからミラノへ移動。7時台のフライトなので4時半くらいにフランクフルト空港に着いたのですが、エコノミーはすでに数百人の行列。こちらはビジネスレーンに並んだのですがどちらも5時にオープン。その時すっかり忘れていたのですが、エーゲ航空のマイレージによるスタアラゴールドは5月末で切れていたのでした。しかし何も言われずビジネスカウンターでチェックインできたのはチケット購入時のステータスで判別していたのかなと。その後ラウンジへ行ったらチケットチェックで赤ランプで入場NG。ラウンジはその場でのステータスを見るのでしょう。

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なおフランクフルトのルフトハンザのチェックインカウンターは、パスポートも見せてません。本人確認いいのかなあ...そのままセキュリティーを通って搭乗もパスポート不要。そのままミラノについて、到着後は当然なにもありません。

とまあこのようにEU内でも移動のときにあれこれチェックはされず。こうなると海外へ行く敷居は本当に低くなった(元通りに戻ってきた)なと感じます。

ただしフランクフルト、ハノーバー、ミラノいずれも公共交通機関内ではマスク着用が必要。ドイツは駅の案内でFFP2マスクを着用、の案内が見られました。ミラノは案内はないもののみなマスク着用。していないのはごくわずかで観光客(事情知らず)くらいのようでした。マスクだけはまだ必要です。

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このようにヨーロッパ渡航はあまり難しく考えなくてもいいかもしれません。ただし日本に帰るときのPCR検査が面倒なもの。自分はいろいろ調べてミラノで日本の書式も書いてくれるところで検査を行いました。事前に予約がベターです。

Centro Medico Unisalus(ミラノ中央駅から徒歩5分くらい)

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検査当日は予約時間の11時に訪問。ビルの中の病院ではなく、屋外の特設の検査場での対応となりました。スタッフ2名は英語は最低限という感じ。申し込みの書類にあれこれと書き込んでいきます。メールアドレスは大きく記載、ミラノの住所(ホテルなど)も書き込みます。またパスポートのコピーを取られます(自分はあらかじめコピーしたものを提出)。さらに日本の検査結果書式を持っていき、自分で氏名、生年月日、国籍、誕生日、性別を記入してわたしました。

代金は100ユーロが翌日判明、130ユーロが当日判明でしたが、混んでいるのか「翌日午後しか受けられない」とのこと。しかも翌日は102ユーロでした。現金だけと聞いていたけどカードもOK。まあ余ってたので現金で支払い。

検査は綿棒で口の中と鼻の奥から検体を取って、終わったのが11:20くらい。その後メールが来たのは23:23だったので、結局は当日に間に合いました。ということでここは信用して使えるかなと思います。約1万5000円なら悪くもないでしょう。

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なおメールには医者の検査結果のPDFに加え、日本書式のものもスキャンしたものが添付されていましたが、その書類は自分が名前など手書きしたものではなく、向こうが作ったもの。こちらの手書きをそのまま向こうで書類に書き写したのかな(そういやアメリカも渡した書類じゃなく結局向こうが用意した日本書式だった。内容は同じ)。

なおPCR検査を受ける前に、当日朝に検査キットでも自分でチェックを行いました。検査キットの制度はさておき、これで陽性が出ていたらちょっとまずいなあと。街中の薬局で15ユーロで買いましたが、キットはどこでも売っている感じです。なおキットの結果はもちろん陰性でした。

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さてここからはフランクフルト、ハノーバー、ミラノ滞在のちょっとしたネタです。

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