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香港秋のトレードショー「香港エレショー2021秋」で取材リハビリ◆Vol.190

本格的な展示会取材を最後に行ったのは2019年1月のCES2019が最後。それからもう約2年も大型展示会へは行っていません。この間はIFA2019やらMWC2020などをオンラインで取材したりしましたが、オンライン取材は通常の取材とは全く別物。逆に頭を使うため足腰じゃなく頭が披露しまくりました。これらオンライン取材のおかげでOtterやNottaなどの音声テキスト化アプリが今や仕事に必須なものとなっています。グーグルの新スマートフォンPixel 6シリーズはあまり興味ないものの、翻訳機能は使えそうなので買わねばなりません。

さて香港では2021年4月に行われた「e-Expo&Auto HK」や、8月に行われた「香港電腦通訊節2021」を取材したものの、どちらもコンシューマー向けの即売会であり、展示会とはちと違う感じ。ブース=お店や代理店で、そこで聞くのって製品機能や価格であって、新しい技術が展示されているとかいうわけではありません。

香港電腦通訊節2021はASUSが香港向けにROG Phone 5を発表してステージでイベントが行われたものの、他はやはり店舗ブース巡り。取材というより視察って感じですね。

しかしようやく10月27日から30日まで、湾仔のコンベンションセンターで「Hong Kong Electronics Fair Autumn Edition 2021」(香港エレクトロニクスショー)が開催され、10月30日に久しぶりに展示会らしいイベントの取材を行ってきましたおこなうことができました。このエレクトロニクスショーは毎年春と秋に行われますが、最後は2019年の春で、久々の開催。

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とはいえ今回は中国企業の出展は無いため規模はかなり小さめ。通常は湾仔のコンベンションセンター全体を使いますが、今回はワンフロアだけ。それでも狭いということは取材しやすいですし、なによりも久々の本格的な取材ができるということで、リハビリを兼ねることができます。

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とはいえ3時間歩き回ったらクタクタに。こりゃ1月のCES2022の取材は休み休みやらないときつそうです。また最初の1時間は全くしゃべれずで、これは特に興味あるブースじゃないにしても、積極的に話を聞きに行こうということを2年間やっていなかったからでしょう。ようやく後半の1時間であちこちのブース(代理店ではなく、技術展示も多かった)で話を聞きまくりましたが、技術的な話を聞いているとだんだん楽しくなっていきます。もちろんGalaxy Z Fold3 5Gを使ってメモを書きまくりました。

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ちなみに今回はエレクトロニクス+医療+アウトドア、という3つのジャンルがホール1全体を使っていましたが、回ったのはエレクトロニクスと医療のみ。医療はマスクが多く、しかもほぼ香港企業なので目新しさはなかったです。アウトドアはもしかしたらGPSやスマホあったかもしれませんけど、そもそも体力が足りずに断念。エレクトロニクス関係は1/3は香港政府関連のスマートシティーや大学のイノベーション関連の展示があり、そこがまさに取材対象だったのでなかなか面白い話を聞くことができました。

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以下は会場で気になったもの。後半は写真を張り付けただけですが、今後展示会取材に行ったらnoteでミニレポート化しようかと思っています(まあいつも時間ないのですがw)。このnoteは月額500円の有料にしておりますが半分くらいは全文無料。展示会レポ的なものは定期購読していただいた方にお届け、としようかと思います。

MBブランドでMVNOもやっているMM IoT。会期初日に行けばSIM無料で配っていたと思われる。

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スマートフォンのリファービッシュ品を扱うOLA。個人向けかりセーラー化は聞けず。

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山根博士のスマホ取材の裏側

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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