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ロンドンヒースローでeSIM自販機発見、ベルリンへ追加で6万円かかった話

8月30日の朝、香港からロンドン経由でベルリンに到着しました。本来は29日の夜に着く予定だったのですが、シャレにならない自分のミスで追加でお金を払う羽目に。鉄道でベルリン入りしたのですがこれは去年も同じ。今年こそ新空港、ブランデンブルク国際空港を使えると思ったのに来年までおあずけです(IFAのあとミュンヘン行きも鉄道)。

8月29日8:05発のキャセイは満席だったのでありがたいことにプレミアムエコノミーにアップグレード、出発前までに仕事が全然終わらず、機内で執筆したかったのでありがたかった。Wi-Fiも快調。あまり寝ないで搭乗したので離陸時は気が付かず、朝食で目が覚め1時間ほど食事したものの、7時間熟睡して目覚めたのはロンドン時間の朝8時。うまいこと時差調整できたと思います。

さてロンドンヒースロー空港ターミナル3に到着したのは14:50。入国審査はEゲートなので機械対応で簡単に通過。入国後目指すはロビーにあるプリペイドSIMカード自販機です。なお今年2月、MWC2023取材でバルセロナに行く前にもチェックしています。

この自販機はヒースロー空港名物といっても過言ではなく、EUローミングできるものもあるのでヨーロッパ用のSIMをここで買うのもあり。特に今回これから行くドイツはキャリアのプリペイドSIMカード販売がひどすぎるので現地で買うことは最初っからあきらめています。とはいえイギリスがEU離脱後はローミング込みのSIMの種類が減ってしまっており、前回は3UKの40ポンドSIMでEU12GBのみ。今のレートだと8000円と割高です。

今回チェックしたところ、EUローミングできるのは3UKの30ポンドのものがありました。ってことで去年より10ポンド安いSIMでEUでもそのまま使えます。とはいえ約6000円で12GBですから結構してしまいます。なおこの30ポンドSIM、2月はイギリス内50GBでしたが、今回は100GBになっていました。これだけあれば1か月滞在しても十分でしょう。

他の品ぞろえはこんな感じ。EEは25ポンド30GBと手ごろなものもあります。これでEUも使えたらいいのになあ。

そしてMVNOのLyca mobileは40ポンド定額と25ポンド100GB。LycaもBrexit以前はEUローミングついていたんですよねえ。

さて自販機を運営しているSim Localは到着ロビーに実店舗も構えています。SiMの価格は自販機と変わりません。

奥の方を見るとなんとeSIMの自販機が設置されています。ここで購入すればQRコードに印刷したレシートが出てくるのでしょう。EEのプリペイドSIMでデータ定額、価格は55ポンドと強気でした。帰りはまたロンドン経由なのでその時買ってみるかなあ。

よく見るとドコモ系でeSIMも出しているUbigiなどの案内も。もしかすると自販機以外のSIMもここでeSIMが買えるのかもしれません。やはり帰りは早めにここに立ち寄ろうと思います。

さてSIM自販機チェックを後は乗り継ぎ先のBAのターミナル、T5へ移動します。ヒースローエクスプレスの自販機横に無料でT2/T3とT5を移動するための切符配布マシンがあります。チケットを取ってホームへ行き、やってきたヒースローエクスプレスに乗ってT5へ。フライトは19時台なのでラウンジに入ってゆっくり食事もとれます。ヒースロー空港は前日システムのトラブルでフライトが混乱していましたが、29日はかなり収束しており自分の乗るフライトも問題なく飛びそうです。

しかしチェックインカウンターへ行くと「あれ、、、予約がありませんね」とのこと。そんなはずはないとEチケットを見せるも、システムに出てこない。しかし名前そのもので検索すると予約は存在しています。いったいどうしたことなのか?

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