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3年版ぶりの台湾は楽しかった。しかし中古スマホは、、、

2022年12月11日から台湾に行ってきました。特にイベントがあるわけではなく、10月から台湾の検疫も緩和されたので早速行ってみようってことになったのです。最後の台湾は2019年6月のComputexですから3年半ぶりです。まあしばらくはどこに行っても「XX年ぶり」ってことになります。

台湾に行く目的は当然のことながらグルメや観光ではなく、スマホ屋巡り。しかし久しぶりすぎて西門の獅子林ビルの存在を忘れてしまっていたほどで、あんな重要な場所が記憶から抜けてしまうくらい、台湾のことを忘れてしまっていました。香港から近いし、いつでも行ける場所だったので「灯台下暗し」というか、普段の頭の中から台湾というワードが抜けてしまいました。

台湾の入国には規制が無く、入国後に自己検疫が必要。入国時に抗原検査キットを4回分もらいます。ホテルは同一行程の同行者がいる場合は同室可能ですが、そうでなければNGで1人1部屋。またシャワーとトイレも部屋にあるホテルのみに滞在可能。ホテルによっては予約時に「うちは検疫ホテルには使えない」と明記しているところもあります。そして外出には48時間以内の抗原検査で陰性が必要。つまり毎日外出するなら2日に1回抗原検査をする必要があるわけです。

ちなみに今回泊まったホテルはLin Inn TMS(苓旅-站前)。台北駅前で便利な場所。あらかじめSNS(LINE、WeChat、WhatApp)で連絡を取り合い、ホテルに到着直前に部屋のパスワードが通知されます。ってことでメイン道路側から雑居ビルの入り口に入り、エレベーターで4階に上がると、すぐに部屋が並んでいます。

あとはドアにパスワードを入れて入室。入室したらチャットで連絡するとホテル代の集金に来ます。現金オンリーなのが残念。なおフロアーの奥に行くとフロントカウンターがあるようなので、何かあったらそこに行けば対応してくれるようです。部屋の掃除も毎日チャットで「今日しますか?」と聞いてきます。面倒なので掃除は3日間しませんでした。言えばペットボトルの水をくれますが、給湯器があるので水はそこから自分のペットボトルに組んでいました。1泊TWD980、円安なので当時で4500円くらい。シャワートイレ共同ならもうちょい安いホテルがあったのですが、これでも格安な部類でしょう。部屋は大通りに面しているので5Gの電波も入ったのがよかった。逆にWi-Fiはかなり遅いです。

さてスマホ屋めぐりですが、行くところは毎回だいたい同じ。今回は台中にも足を延ばしました。今回は毎日小雨模様の悪天候で寒かったので、無理せずのんびりと周回。全体的な雑感ですが、中古は店が減りiPhoneだらけになっていたのが一番気になりました。

なお台北訪問の簡単な記事はケータイWatchに。

また台北で買った5GプリペイドSIMの記事はアスキーに。こちらは掲載されたらここにリンクを追加します。

さて今回回ったのは以下のエリア。順に雑感を。
・三創と光華商場
・西門獅子林ビル
・台北101近辺
・台北車駅地下街
・台北駅周辺キャリア
・台中第一廣場
・中壢nova

【三創と光華商場】
三創は各メーカーの店が並びますが、2階にrealmeができていたのが3年前との違い。また1階のHTCはvivoになっていました。まあまずはここに来ればどんな製品が台湾で今売られているかわかるので立ち寄るのは必須ですね。OPPOがあまり元気なかったように感じたのがちょっと気になったかな。

サムスンは店頭でGalaxy Z Flip4を触る女性が多かったです。カメラが本体からせり出す変態端末Galaxy A80の新品がまだ売っていましたが、TWD7000だったかなで断念。またファーウェイはPC屋になっており、モバイルはスマートウォッチのみ。スマートフォンとタブレットは無しで残念。

なお2階のASUSもモバイルバッテリーやケースがほぼなくなっており、スマートフォンコーナーよりPCコーナーのほうに人が集まっている感じ。ASUSも地元でスマートフォンは厳しいのかもなあ。そして3階にはHTC VIVEのショールームがあるとのことで行ってみましたが、VR体験ゾーンでした。HTCのスマートフォンだけを見たければ現在唯一残っている台南の店に行く必要がありそう。

隣の光華はスマートフォンを扱う店が減っており、全国チェーンの中古スマートフォン屋が唯一存在感あったくらいでした。付近の八徳路にある中古カメラ屋もスマートフォンの品ぞろえは激減で大半がiPhone。中古は以前よりも選択肢が減ってしまったかもなあ。

【西門獅子林ビル】
スマートフォン屋が集まる獅子林ビルも寂しくなっていました。ビルの1階の外側にはお店がたくさんありましたがほぼ無くなってお菓子屋さんやブティックに。横の入り口にあった中華電信も無くなっています。内部の中古店もiPhoneばかり。日本と違ってiPhone 1円なんてありませんし、景気も悪いのでiPhone需要が以前より格段に上がっているのでしょう。

でもHTCやカシオの自撮りカメラの中古はまだ豊富にそろっています。

またサムスンGalaxy Budsのレトロケータイケースや、Galaxy Cameraがあるなどまだまだ探せば面白いものは見つかるかも。以前ほどわくわくしないものの、やはりここは必ず立ち寄らねばなりません。

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