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ソウルと台北で5Gを体験、5月も飛び回っていました

■■■山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.84

■5G体験で楽しかった5月のソウルと台北

1月アメリカ、2月末ヨーロッパ、3月はその後に上海、4月にヨーロッパ。いくらなんでも動きすぎだろうと、5月はおとなしくしている予定でした。しかし韓国で5Gが始まったことから、4月に一度状況を見に訪韓。そして5月には本格テストで再訪。韓国の自宅に泊まれば面倒でもないだろうと思ったのですが、その韓国へ行き記する際に日本に寄ったりで、結局移動続き。

ということでnoteも月に1度やっとこ更新できるという状況ですが、なんとか毎週金曜日の定期更新に戻したいところです。5月末は例年より1週間早まったComputex Taipei 2019の取材で台湾に滞在していますが、前後の予定をミスしてしまい、1週間以上もホテルに泊まっています。まあおかげでComputexでは大きい仕事を入れることができたので収入面ではプラスになりますが、そのぶんまた忙しくなっちゃいました。

前回の更新が4月頭。それからの2か月間の大きなトピックと言えば、韓国の5Gですね。商用化が始まりギガビット通信を手軽に使えるようになったはずですが、NSAがゆえにLTE-NRデュアルコネクティビティとなるため低データ利用時はLTEから5Gをつかみに行ってくれません。4Gと5Gが完全に切り替わるわけではないため、スピードテストの結果も「5G NR」単独ではなく「4G+5G」の結果になるわけです。まあNRそのものの実力は利用者にとってはどうでもよく、5Gサービスとしてどれだけ快適かが重要ではあるのですけどね。

なおComputex Taipei 2019では図らずも中華電信が5Gデモを行っており、そこで1Gbpsを体験することができました。スマートフォンは触らせてはもらえませんでしたが、テスト機ではなく市販のもの。形状からシャオミ Mi MiX 3 5Gであることがわかりました。ということは他社の5Gスマートフォンでも同様の結果を出してくれそうです。台湾の5Gオークションはまだ先なのですが、5Gが使える日はそう遠くないうちにやってきそうです。

■台北で古いスマホを買いまくる

5月はなぜか台北へ2回も行っています。1回目はASUSのZenFone 6をフライングで見ようとしたのですがあてがはずれ見ることはできず。まあComputexまで待てば見れたのですけどね、ASUSがどれくらいやる気なのかを早く知りたかったのです。

その1回目の台北滞在時、1年ぶりの西門・獅子林ビルへ行ってきました。去年はカシオの自撮りカメラ、TRシリーズの中古が大量にあり台湾での人気を感じることができましたが、今回はかなり減っていました。カシオの撤退でTRから自撮りがキレイに撮影できるスマートフォンへ乗り換えた女性が多いのでしょうか。自撮りと言えばMeitu、も少なくなっていました。

中古も最近の売れ筋が多く、ちょっと古めの機種は以前より減っていた印象。しかし探せばいいものがあるものですね。ある店でサムスンの「ATIV S」を発見。Windows Phoneですね。しかも新品。いまどき見つからないブツだけに大興奮で、すぐに買っちゃおうと考えました。しかし店員さんがおらずで仕方なくショーケースの他のブツもみることに。

するとなんと、OPPOのカメラ回転式スマートフォン「N1 mini」の新品がおいています。こちらも箱はかなり汚れており、デッドストック品ですね。これこそ美品を買うのはもう困難ってことで、すぐさまコンビニへ行ってATMでお金をおろして買っちゃいました。カメラに不具合があるものの、フルセットで入手出来てこれはラッキーでした。

さてCopmputexでの2度目の訪問時に再び獅子林ビルへ。今度は外側の自撮り端末専門店(カシオTRとMeitu)をのぞいてみました。するとそこにはMeituの最初のスマートフォン、Meitu Kissがやはり新品同様で置かれています。最初店員さんは「動かないし売らないよ」という反応でした。おそらく店ができてから、電源を入れたことがなかったのでしょう。

「壊れていてもいいからほしい」とお願いすると、結局は電源が入ってスマートフォンとして使えるってことで、4500台湾ドルを提示されました。いま書いている段階では買っていませんが、これもある意味歴史を飾る1台だけにたぶん買っちゃうと思います。

昔は台北駅周辺に中古屋も多かったのですが、いまや見る影もなし。しかし1回目の台北時に、桃園の中レキへ行ったところ、街中に小さな携帯屋を多数発見。新品や中古をちらほら扱っており、大昔の台北にあった店を思い出させてくれます。さらに台北駅前から無くなったNOVAもあり、ここにも中古スマートフォン屋が数軒。中古探しは中レキに行くのが面白そうです。

■台北桃園空港のプリペイドSIM販売が24時間だった

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