急遽マニラへ！11年前もスマホを見に行ってきた（WiMAXもあったな）

8月は香港でおとなしくしている予定だったのですが、急遽マニラに行くことになりました。友人のITジャーナリスト富永彩乃氏 @ayanotdo がちょうど滞在中で、現地メディアの知り合いが持っているスマートフォン新製品をいくつかさわれるってことで、香港から近いし飛ぶことにしたのです。香港から台北、香港からマニラって、どっちも距離は同じくらい。気軽に行ける距離で、東京から札幌や福岡に飛ぶ感覚です。

ところで香港は夫婦共稼ぎが基本で、専業主婦という考えはお金持ちくらいで、それも主婦じゃなくセレブなので家事をするわけではありません。では一般家庭も含めて家事はどうするかというと、フィリピン人の住み込み女中さん（メイド）が行います。

メイドとの契約はエージェントと行うことが一般的で、1年契約期間中に合「年に1度、里帰りを許す」ことが条件になっているので（逆に言えば、この条件の無いエージェントにはメイドは登録しない）、毎日のフライトには必ずフィリピンに帰るメイドがたくさん載っているわけ。香港の外国人メイドはほぼフィリピン人で約30万人、人口の5%もいます。

その関係もあって香港とフィリピン（マニラ）の間には多数のフライトが毎日飛んでいます。なので比較的安価に飛べ、さらに時間もある程度自由に選べます。「マニラに来て」「じゃあ明日ね」なんて感覚で移動できるのです。

もうちょっと話がそれますが、以前日本の新聞の特集ページで「シンガポールの女性は仕事をして、子育てをして、さらに家事をするので大変」なんて記事があったのですが、書いた人はフィリピン人メイドの存在を知らないんでしょうね。シンガポールも香港同様、共稼ぎ、メイド雇いが一般的。「家事をするのが結婚した女性の当然のこと」って考えがあるからそんな記事を書いちゃうのでしょう。香港でも男性が「結婚したら家事をしろ」なんて概念は皆無。だって生まれたときから家事はメイドがやってますから。

ついでにさらに蛇足ながら、我が家は香港で結婚してから、家の掃除は週に一度、朝鮮族中国人メイドを雇っていました（韓国家庭向けに働いている）。自分自身も「奥さんは家事をする」という感覚がありませんｗ だってメイドと結婚したわけじゃないですから。

てなことで「マニラに来ませんか」と富永氏から誘われたとき、フライトや旅費はまあどうにでもなるので行こうと思えばすぐに即答できました。ただし8月20日から日本のGalaxy Z5シリーズ発表会で東京に行くし、そのあとIFAベルリンだしってことで仕事も多いので実はスケジュールはみっちり。仕事のやりくりをうまくずらして調整し、最終的に2泊3日をつくることができたのでした。

さてマニラに行くからにはいろいろ準備が必要。前回のマニラ訪問時を思い出すことにしました。ところがカレンダーなどで確認してみたところ、なんと前回の渡航は11年前、2012年6月でした。そしてその前は2011年5月でそれが初渡航。フィリピンそのものは2014年2月のセブが最後。なので当時の記憶はあいまいですし、当時の状況は今には全く当てはまらないでしょう。

＊追記：自分の記事を読み返すと2013年が最後のマニラでした。

ただしスマートフォン関連は大型ショッピングモールのIT関連フロアに様々なお店があって楽しめたことはしっかりと覚えています。まあ前回もスマートフォンを見にマニラまで行ってきたんですけどね。そのあたりは記事にしています。

厳戒態勢？ X線チェックがあるマニラのショッピングモールでスマホを購入 - 週刊アスキー

フィリピンスマホショップで日本で買えない魅惑端末を山根博士が狙う - 週刊アスキー