ファーウェイからMatePad Paper日本登場!電子ペーパー手書きタブレットは買いか
ファーウェイが2月のMWC 2022で発表した「MatePad Paper」を日本でも発売すると発表しました。実は自分は電子ペーパーデバイスマニア、とまではいきませんが、電子ペーパー大好きw なんでしょうね、性能とか機能じゃなく「新しいディスプレイ」に何かを期待しちゃうのです。ちなみに古くはクアルコムの「mirasol」にワクワクしたものです。
MatePad Paperはなんといってもファーウェイによる電子ペーパー端末と言いう点が大きなメリット。ファーウェイの製品ですから品質はしっかりしたものに決まっているじゃないですか。MWC2022で発表されたときに「今すぐにでも触りたい!」と思っていたのですが、実際に日本での発表会で触ってみると素晴らしい出来栄えでした。本体の厚み(薄い)、重量感(安っぽくない)、全体の仕上げ(かっちりしっかりしている)、すべて合格点と自分は感じました。メモリ構成が4GB+64GBというのもモノクロ端末ですしね、まあ十分かな。
なおファーウェイの説明員によると、グローバルでは日本が最初に発売になったとのこと。日本市場で売るぞ、という意気込みが感じられます。また細かい部分ですが、スピーカー(音声出力)は音楽よりも声にチューニングを合わせているとのこと。読む読書とか、あるいはSpotify、Podcastを聞くのにもいいかもしれません。
さて価格は6万4800円。うーーーん、高いなというのが第一印象。まあ中国でも2999元、約5万7000円です。なお中国では6+128GBモデルもあって3699元(約7万1000円)。
一般論として、これを買うとなると電子書籍が読みたいとかメモが書きたいとか、明確な目的(しかもMatePad Paperの機能に対して)がないと厳しいかもしれません。個人的には子供の学習ノート&電子教科書向けにいいと思うのですけど、アプリの対応がどこまでできるか。中国でもハイセンスの電子ペーパースマートフォンは「ゲームができない(やりにくい)」ってことを売りにしています。電子書籍を読むだけならKindleでも十分ですし。とはいえしっかりした作りだしペンの反応もわるくないってことで、ビジネスユースでもマッチするシーンはあるかなと。
ここから先は
山根博士のスマホ取材の裏側
香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?