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5月末からアジア巡業、台北、シンガポール、マレーシア、バンコク

4月中旬に台北に行ったばかりですが、5月末から再び台北です。去年12月にも台北に来ており、これで1年で3回目の渡航。次回から入国の時にクイックレーンを通れる「常客證」の申請が可能になります。台湾はスマートフォンを見に来る場所としてはそれほど重要なところでもないのですが、香港のすぐ隣ということもあり日本や韓国へ行く途中に立ち寄ることも良くあります。唯一の欠点は香港ー台湾の航空機が昔も今もあまり安くないことですが、香港ー台北(24時間以内)ー東京、なんてフライトで立ち寄ることもできるわけ。てなことで常客證はあったほうが便利でしょう。

さて台北はComputex Taipeiの取材。スマートフォン関連の展示はほとんどないものの、ASUSが出ますからROG PhoneやZenfoneはあります。また通信関連の部材やら、無線機器メーカー(TP-Linkなど)が5G関連の出展もあるでしょう。さらにE Inkの電子ペーパー搭載端末が何かしらの形で見れるはず。他にはリテール関連で決済系端末にスマートフォンっぽいものも見れそうです。

Computex Taipeiは世界でも有数のPC・IT関連展示会であり、世界中から人が集まります。そのため過去にはWiMAX Taipeiなんてイベントも併設されていました。インテルがWiMAXをがんばっていたころ、台湾政府も台湾全土をそのテストベッドにしていたわけです。しかしWiMAXの商業免許を北部、南部の2つに分け6社に付与。台北を有する北部はまだしも、南部でのWiMAXの展開はうまくいきませんでした。

当時はPHSですら苦戦して「障害無料」なんて料金プランを出していたくらいで、通信量の安い台湾で新たに通信事業を立ち上げていくのは無理があったのでしょう。そしてSIMカードを使う欧州方式(と言える)の携帯電話にくらべ、ID管理(アメリカ方式、と言えるかな)はモバイルネットワークサービスとの相性はあまりよくなかったように感じます。

過去にはこんな記事を書いています。

そして2014年にはWiMAX終焉へ(サイト消滅なのでWEBアーカイブ)。

さてComputex Taipeiの翌週は、シンガポールでAsia Tech x Singaporeがあります。東南アジアの大型ITイベントで、複数の展示会を併設。そのうちの1つがCommunicAsiaで、こちらも過去に何度も取材を行っています。とはいえ最後に行ったのは2016年。

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山根博士のスマホ取材の裏側

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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