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LG G7 ThinkQ発表会と24時間ウォーキング参加

山根博士の「スマホ取材の裏側」Vol.54(2018年5月21日)
年間230日を海外取材に費やす”携帯電話研究家"の1週間の行動記録
更新遅れていましたが5月の頭のお話を。LGの発表会行ってきました。

[1]LG G7 ThinQソウル発表会取材---AI機能強化もアピール弱し
[2]UstToday24時間ウォーキング参加---今年はスマホ購入無し
[3]Meizuのバッグを購入---すり対策OK、ボストンバッグも入手
[4]韓国の自宅が引っ越し---釜山からさらに西のトンヨンへ

[1]LG G7 ThinQソウル発表会取材---AI機能強化もアピール弱し

5月3日にソウルでLG G7 ThinQの発表会が行われました。時差でほぼ同時刻になる5月2日にはニューヨークでも開催。さすがにニューヨークへは飛べないのでソウルの発表会に参加したかったのですが、LG広報によるとソウルは韓国メディアだけが参加可能。ということで当初は行くのを断念していたのです。

でも新製品をいち早く触りたいですよね。なのでダメ元でソウルに飛びました。会場情報はツテで入手、KTXヨンサン駅のコンコース。ということでうまく行けば入れそう。でも受付ではやはり入ることができるには韓国メディアだけということ。韓国のどこかに記事書くようにしないとなあと、、、

情報を効いた現地の某メディアの知り合いが当日来ないはずだったのですが、私が写真をアップなどしていたところ「あれ?中に入らないんですか?」と連絡。同僚が取材に来るはずが本人が来ていたのです。なので、、、(以下自制)。なお翌日からは同じ場所で一般公開も始まりました。

ThinQという名前が長ったらしいのですが、これはLGのAIシステムの総称。つまりLGとしては「G7はAI機能を搭載」とアピールしているのです。でもそもそもThinQって名前が浸透していませんから、効果はどれくらいあるのか、、、あるいはスマートフォンにこの名前をつけることで、ThinQブランドを広めようと考えているのかもしれません。でもそれって効果は薄いでしょうね。なにせThinQと聞いてもぱっとAIを思い浮かべることができませんから。スマート家電もSamrtThinQで展開していますがそちらもまだまだ知られていません。

ということで社内でネーミングやブランディングに悩んだ姿が見えちゃうG7 ThinQ。製品そのものは最近の流行をすべて取り入れたと言えるもので悪くはありません。鏡面仕上げな背面も美しく、V30よりも上のモデルとしてまとめています。カメラのAI認識もターゲットを広げています。

まあこのあたりは他社が続々やっているので目新しさはなし。空き箱などの上に本体を置くとそれをスピーカーにできる機能は面白いのですが、お店で一度でも体験しないと使われないかな。

最大の特徴は19·5:9に伸びたワイドディスプレイ。昨年のMWC2017で18:9を初提唱したGですが、サムスンがすぐさま18·5:9を発表、その後各社が右へ倣えと導入を続けたものの、半年もするとノッチ+19:9への以降が始まりました。LGのディスプレイの優位性が見えなくなった今、改めて業界最ワイドを投入してきたわけです。

ただ、この形状も結局はAndrpid OSがそれを活かしきっていません。グーグルはノッチに対応したUIを導入予定、LGは自らノッチの左右をセカンドスクリーンとしてアピールしていますが、どちらも後付け感が強いものです。まあ最後はノッチがそもそも必要あるのかという議論に達するのですが、中途半端な表示エリアの活用は別の方向のように個人的にはあるものだと思っています。なおG7 ThinQはノッチのオフ表示に対応しています。

1600万画素カメラなど機能も十分なのですが、派手さに欠けているのが悩ましいところかも。韓国では出だし上々という話も聞かれますが、グローバルではちょっと厳しい戦いを強いられそうです。日本への投入も無いでしょう。秋のV40に早くも期待したくなってしまいます。

[2]UstToday24時間ウォーキング参加---今年はスマホ購入無し

毎週月曜日の21時ころからライブストリーミング情報配信している番組「UstToday」のクラウドファンディングイベントに参加しました。4月29-30日、24時間山手線に沿って歩くというもの。

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