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久々にスマホのロンダリングしてみた◆Vol.167

3月は年度末でいろいろと忙しく、時間を作ってOPPO X 2021をOPPO香港のオフィスで触ってきましたが、他はほとんど自宅に籠って仕事してばかりでした。レポートをまとめる仕事もあって徹夜が続いたりとか振り返れば結構忙しかった気がします。また気温が上がったり下がったりで風邪を引きそうになったりと、毎年3月の香港は体調管理にちょっと気を使います。

さて香港で古くからの友人で今はドローンにはまっている田池氏と会ったときに、中国聯通香港でOPPO Reno 5をもらってきた、って話を聞きました。中国聯通香港はMVNOですが、たまにスマートフォンの割引を行っています。とはいえ欲しくない端末をもらっても仕方ありません。でもReno 5なら興味あります。

実はReno 5 / Reno 5 Proを割引販売しているのは中国聯通香港のWEBサイトを日ごろからチェックしていて知っていたのですが、「端末代をまず払って、毎月の基本料金から24回均等で端末割引分を値引きする」という、香港でちょっと前まで主流だった売り方だったのであまり気にしていませんでした。

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ところが田池氏は契約更新して、その場でタダでもらってきたとのこと。この販売方法はWEBには出ておらず、店舗に行かないとわからない情報です。とはいえからくりがあって、本来の基本料金に割り増しされて毎月の支払額は高くなります。でも2年間に払う総額は、端末代金よりHK$1000程度(13000円くらい)安くなります。つまり1万円ちょっと安い上に分割で買える、という感じなわけです。

そこで自分も中国聯通香港のお店に行ってみました。欲しいのはReno 5 Proのシルバー。シルバーはカメラ周りと本体トップが蓄光パネルで、夜間に光るのですよ。なかなか楽しい。

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Reno 5が無料だとしても、使う予定もないのですよね。Reno 5 Proなら光らせるだけでも欲しいしw コレクションにもいいです。ということで中国聯通香港の店に行ったのですが、Central店は「Reno 5しかない」と。でも諦められないので深水埗店に行ったところ、今度は「Reno 5 Proはブラックだけ、あと1台」とのこと。

どちらの店も他の店舗の在庫を調べてもらったのですが、2店舗で店員の言うことが違うとなると、実は他の店に行けばReno 5 Proシルバーがあるかもしれません。でもそこまでするのも面倒なので、どちらかで手を打つことにしました。

・Reno 5シルバーをもらう(基本料金HK$298/月)
・Reno 5 Proブラックをもらう(基本料金HK$331/月)

実はRenoはただでもらえますが、基本料金は上がります。また24か月契約が必要です。つまり本来の基本料金に割引端末の分割分が上乗せされた基本料金になるのです。まあそれはなんとかするとして、それよりもこの2モデルは実質タダでもらえるとしても、自分は使う予定がありません。コレクションに入れるほどの特徴もありません。

どうしようか悩みつつも、OPPO X 2021を触らせてもらったすぐあとに、同じOPPOのFind X3 Proも触らせてもらい、カメラがとても良くて買おうと決めていました。

しかし毎年春先に出るハイエンドモデルを買うことは今まで無く(秋のGalaxy Noteシリーズなど、秋はハイエンドをよく買っていた)、それにもかかわらず1月末にGalaxy S21 Ultraを買って家計を逼迫していますw そんな状況でFind X3 Proを買うのはかなり厳しいところ。どうしようかなと思っていたのですが、「あれ、Reno 5 Proを売ったらいいかな」なんて思っちゃったわけです。すなわち「スマホロンダリング」ですね。そしておそらく売るなら、上位モデルのほうが高く売れます。じゃあReno 5 Proブラックをもらおう、となったわけ。

現在中国聯通香港に払っている基本料金はHK$168/月。ということは、Reno 5 Proブラックをもらうと、基本料金がHK$163/月上がります。2年間に163x24=HK$3912を今より余計に払うことになります。

一方、Reno 5 Proの販売価格はHK$4799です。つまり4799-3912=HK$887(約1万2500円)安く買えるわけ。毎月の支払い分の増加は、まあ家計の中で吸収できるでしょう。

ということでReno 5 Proブラックをもらってきましたがその時点で街中のスマホショップの買取値はわからず、まあ2500から3000くらいになればいいかなと思いました。ところが先達廣場に持っていったところ、HK$4000(約5万6500円)で引き取ってもらえたのです。この約5万円がまるまるもうかったわけではなく、あくまでも毎月余計に基本料金を払うものの、一時的にこれだけの現金が手に入るのはうれしいものです。

昔、iPhoneのキャリア販売が苦しくなったころ(アップルはキャリアに端末を押し付けていた時代がありました。アップルの言う数を買い取らないと、次の新機種を扱わせてもらえない時代があった)、キャリアの店に行くとよくiPhoneの売り込みにあいました。「他のキャリアから乗り換えたら基本料金割引の上、iPhoneも安いよ」というもの。それにつづけて「iPhoneすぐ売ればいいじゃん」とキャリアの人が言ってくるのです。

日本だと問題になるでしょうけど、香港だとこの手のことは当たり前。なにせYouTubeの広告なんて「安く買って、高く売る」なんてのばかり。個人レベルでの転売が当たり前なのが香港です。自分も過去にキャリア契約時にiPhoneを買って転売したことが数回あります。

最近は思い切った割引が無くなったことや、自分でほしい端末が多いので「割引で(あるいは実質タダで)端末を買って売る」ってのはほとんどやっていませんでした。今回はいろいろとタイミングがよかったので久々のスマホロンダリングしたわけです。

まあ先達廣場に限らず、海外の端末通販会社なども、仕入れ元は結局この手の転売品だったりします。そうじゃなきゃ安く売ることなんてできませんしね。先達廣場も端末の買取は手慣れたものなので売るのには困りません。そういえば日本のイ〇〇スなどで香港品のiPhoneが大量に売られてますが、その元は香港人がアップルストアで買って先達廣場に転売したものが大半。メーカーから安く卸し入れているわけじゃありません。

Find X3 Proの価格は10万円を超えるでしょう。そんな高価な端末をいきなり買うのは大変ですが、Reno 5 Proを売った現金が手元にあるので踏ん切りはつくかなと思っています。それにOPPOを売って手に入れたお金だから、OPPOを買うお金にしたいものですしね。ということでFind X3 Proの香港発売を楽しみにしています。

今回はここまで。今回は全文無料です。以下に文章はありません。

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山根博士のスマホ取材の裏側

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香港在住携帯電話研究家、山根康宏が記事に書けない取材の裏話やエピソード、香港生活のお話などを綴っていきます。基本更新は毎週2回(火・金)で…

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